『神と共に 第一章:罪と罰』あらすじ・ネタバレ感想!想像を遥かに超えた「超韓国風エンタメ」ここに開幕!

映画『神と共に 第一章:罪と罰』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『神と共に』公式ページ

どうも、マルコヤマモト・オブザ・ギャラクシー(@maruko_yamamoto)です。

先日、知人が本作『神と共に 第一章:罪と罰』をインスタグラムで紹介していたので、すぐに予告編を確認し、「おもしろそう!」と思ったのでさっそく劇場で鑑賞してきました!

やっぱり韓国映画はおもしろい!

『神と共に 第一章:罪と罰』というタイトルの今作は、人間の死後の世界の様子、地獄の様子が描かれています。

スピード感あふれる展開と、韓国映画の割にありえない設定と派手なアクションが見どころ!

ポイント
  • 「死後の世界」の考え方。
  • 安心安定のキャスティングと演技力!ハ・ジョンウ映画にハズレなし!
  • 2019年6月28日公開の続編『神と共に 第二章:因と縁』も超期待!

今回は『新感染 ファイナル・エクスプレス』をも超えた、韓国映画の新境地とも言える『神と共に 第一章:罪と罰』のキャスト、あらすじをネタバレありでご紹介いたします★

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『神と共に 第一章:罪と罰』作品情報

映画『神と共に 第一章:罪と罰』

出典:映画.com

作品名 神と共に 第一章:罪と罰
公開日 2019年5月24日
上映時間 140分
監督 キム・ヨンファ
脚本 キム・ヨンファ
出演者 ハ・ジョンウ
チャ・テヒョン
チュ・ジフン
キム・ヒャンギ
イ・ジョンジェ
キム・ドンウク
D.O.

【ネタバレ】『神と共に 第一章:罪と罰』あらすじ・感想


主人公、いきなり死ぬ

人が死んだらかならず行くと言われているのが、死後の世界である「冥界」。

今作では、冒頭からいきなり主人公が死にます。

主人公のジャホン(チャ・テヒョン)は消防士。

火災現場で子供を救ったものの、高所から落下した自分は命を失います。

悲しむ間もなく冥界からの使者、ヘウォンメク(チュ・ジフン)とドクチュンが(キム・ヒャンギ)現れ、ジャホンを冥界へと連れて行きます。

冥界への入り口である「初軍門」では、ジャホンの弁護を勤めるリーダー、カンニム(ハ・ジョンウ)が待っていました。

壮絶な死を遂げたジャホンは、死人の中でも珍しい「貴人」というカテゴリの亡者で、地獄で受ける7つの裁判をすべて無罪で通過することができると言われます。

すべての裁判で無罪判決を受けた亡者は、新しい命への転生ができるのです…。

と、冒頭部分を簡単に説明しました!

ジャホンの落下シーンから始まる今作は、最初からスピード感満載!

「あれ?無事だったの?」と思わせておいて、幽体のジャホンが横たわる自分の体を眺めるという描写…。

チャラそうなヘウォンメクと、頼りなさそうなドクチュン(笑)

「本当に大丈夫なの?」と思わせておいて、超かっこいいリーダーのカンニムが現れるなど、短時間でのキャラの見せ方や物語のスピード感もバッチリでした!

そして黒いロングコートを羽織った使者男性チームの『マトリックス』感が超カッコイイ~♡

長身にロングコートとか、タイプすぎて最初からこの作品の虜!

今作で描かれる地獄

ここでは、今作で描かれる地獄について少しご説明したいと思います。

まず私が今作を見て思ったのは「韓国にも地獄っていう概念があるんだ」でした。

知識不足で申し訳ございません。

なので、私なりに今作の地獄について色々調べてみました。

色々な宗教がある韓国ですが、もちろん仏教の信仰もあります!

ですから、物語に「地獄」が登場するのは「有り」ということです。

しかし、今作の地獄は神様が多いことが注目ポイント!

日本の地獄、はたまた今作の地獄にも閻魔大王が登場します。

しかし『神と共に 第一章:罪と罰』では、閻魔大王の他に6人もの大王が登場するのです。

今作の地獄のシステムは中国仏教を元にしたものであり、中國の仏教では閻魔大王の他に「十王信仰」と呼ばれるものがあるそうです。

この十王信仰では、死後に10回裁判があり、10人の王が分担して裁き、亡者の転生先を決めるという考えがあるのです。

まさに亡者×裁判の仕組みを取り入れた、今作のベースとなるものなのです。

もっと詳しいことは、映画パンフレットに書いてあったので、ぜひご購入のうえ読んでみてください!

今作の冥界が、実は伝統的なものだった…とうこともわかる内容です!

超個性的な地獄が登場!裁判始まる

ストーリーに戻ります。

「貴人」として初軍門を通過したジャホンの7回の裁判が始まります。

裁判の順番は人によって違いますが、ジャホンが最初に訪れたのは殺人地獄でした。

各地獄では超個性的なビジュアルの大王が待ち受けており、ジャホンの生前の罪についての裁判が行われます。

裁判には、罰を逃れるため、どうしても被告を有罪にしたい判官コンビが罪になりうる出来事について弁論を述べます。

対する三使者側は、ドクチュンの能力を使い、事前に起訴内容を調べ、無罪を勝ち取っていくのです。

殺人地獄 → 三途の川 → 怠惰地獄 → ウソ地獄 → 不義地獄 → 裏切り地獄 …

と三使者とジャホンの協力で次々に無罪を勝ち取ります!

しかし、冥界におかしなことが起き始めていました。

ジャホンの周りに地獄鬼が集まり始めたのです。

これは、ジャホンの身内の誰かが「怨霊」になった証拠でした。

リーダーのカンニムは、原因を探るために人間界へ降り立ちます。

今作に登場する個性的な地獄の大王たちのヴィジュアルにハマる方も出てくることでしょう。

なかでも「ウソ地獄」の泰山大王を演じたキム・スアンちゃんを『新感染 ファイナル・エクスプレス』ぶりに見ることができて嬉しかったです!

ペロペロキャンディ食べている子供が地獄の大王で、おじさん判官コンビもタジタジっていう演出が非常におもしろかった!

ビジュアルも漫画っぽくて、よくハマっています。

弟・スホン(キム・ドンウク)の死

人間界へ降り立ったカンニムは、さっそく怨霊を発見し対峙しますが、逃げられてしまいます。

怨霊が向かった先は軍隊の訓練施設でした。

怨霊はどうやら1等兵のドンヨン(D.O.)に取り憑いているようです。

軍に馴染めないでいるドンヨンは、いつも人に迷惑ばかりかけており「要注意兵士」と呼ばれていました。

そんな要注意兵士のドンヨンの面倒を、親身になって見ていたのがスホン(キム・ドンウク)でした。

察しがつく通り、この悪霊はジャホンの弟であるスホンでした。

スホンの死には、ある秘密があったのです…。

カンニムは、下界への介入を禁止されているにもかかわらず、スホンの死の理由を調べます。

すると、ある雨の夜にスホンは後輩のドンヨンと警備をしていました。

動揺したドンヨンが銃を誤射し、スホンに命中してしまったのです。

うろたえながらも、瀕死の状態のスホンの指示ですぐさま上司に連絡するドンヨンでしたが、上司が登場した際にはもうスホンは動かなくなってきました。

そして、上司はこの事実を隠蔽することを決意したのです。

間もなく昇進が決まっていた上司は、事件を隠すために、ドンヨンと共にスホンの遺体を運び出し、地中に埋めたのです。

そして、スホンを脱走兵として行方不明の状態にしたのです。

動揺する二人には聞こえませんし、見えもしませんでしたが、スホンの指はかすかに動いていました。

そうです。スホンはまだ命がある状態で生き埋めにされたため、怨霊になってしまったのです。

そのことから、冥界のジャホン周辺で異変が起きていたのです。

カンニムは怨霊となったスホンを激闘の末に捕らえました。

そして、スホンの死からさらに精神を弱らせたドンヨンが自殺をしようとしているところを発見し、2人で止めに入ったのです…。

スホンはドンヨンを許しました。

ジャホン(チャ・テヒョン)、家出の理由

冥界では、ジャホンの生前の姿が明らかになりながらも、裁判が順調に進んでいました。

しかし、最後から2つ目の「暴力地獄」の起訴内容には被害者がおり、一同は焦ります。

起訴内容には、ジャホンが高校生だった当時、栄養失調だったスホンを殴る様子が現れました。

この暴力を否定できなかったジャホンは有罪の判決を下されますが、ドクチュンはこの裁判を次の「天輪地獄」との「合算判決」にするよう、暴力地獄の秦広大王しんこうだいおうに申し出ます。

秦広大王も、この罪は次の天輪地獄での裁判との関係性があるとして、合算判決を認めました。

なんとか危機を乗り越え、閻魔大王が待ち受ける「天輪地獄」へたどり着きます。

天輪地獄は親不孝をさばく地獄ですが、ジャホンにどんな親不孝があったというのでしょう?

ジャホンは高校生の時から15年間、家出をして帰っていません。

病気である母親の治療代を稼ぐために、バイトに明け暮れていました。

しかし、そのことには原因があったのです。

ジャホンがスホンを殴ったあの日、実はジャホンは一家心中を考えていました。

意識不明だった母親を枕で窒息させ、集めていた睡眠薬をスホンに飲ませ、その後自分も死のうと考えていたのです…。

そして、罪の意識から家を飛び出したジャホンは、このことをきっかけに精一杯自分の命を生きることを決意し、15年の間家に戻らなかったのです。

閻魔大王は有罪を下します。

そして、ジャホンたちも知り得ない情報を語り出したのです。

ジャホンが意識不明だったと思っていた母親は、実は意識があり、ジャホンの行動に気づいて涙を流していました。

身体の弱い自分が死ねば、子どもたちが楽にすることができると考えた母親は、ジャホンの行動を受け入れるつもりだったのです…。

『神と共に 第一章:罪と罰』気になる結末

地上では、母親が脱走兵になったスホンを探しに、軍の施設までやって来ていました。

すっかりきれいな姿に戻り、カンニムと除霊のために施設を歩いていたスホンは母親の姿に気づきます。

言葉がしゃべれない母親は、首から「スホンは脱走兵ではない!」と書かれた看板を下げています。

それに気づいた上司が母親を無理やり帰そうとしたとき、母親は上司の力により倒れてしまいました。

怒ったスホンは再び強大な悪霊と化し、竜巻を呼び起こしました。

事態が悪化する中、ヘウォンメクが冥界から現れカンニムを手助けし、スホンを鎮圧します。

そして、気絶した母親の夢枕に立つスホン。

母親には最高裁判所判事になったと言って、もう戻れないと伝えます。

母親は、はじめて夢中で言葉を発し、自分が不甲斐ない母親だったことを謝りました。

母親の許しを得て、ジャホンは天輪地獄での無罪を勝ち取ります。

そして、新しい命へと転生したのです…。

物語はジャホンからスホンへ。

悪霊となったスホンも、最後の功績が認められ、49人目の「貴人」となりました。

いきなり天輪地獄へ向かう三使者とスホンの前に、閻魔大王の軍隊が立ちはだかります!

そのころ下界では、とある老人のもとに別の三使者が訪れていました。

すると、老人を冥界に連れて行こうとする三使者を止める者が家の奥から現れたのです。

屈強な男(マ・ドンソク様!)の正体は…?

ここで、『神と共に 第二章:因と縁』に続きます。

『神と共に 第一章:罪と罰』の感想

「なんの映画を観に行くの?」と旦那に言われ、タイトルを言ったら心配されました。

確かにタイトルだけ聞くとヤバそうな映画ですね(笑)

でも超おもしろかったです!

韓国映画の良いところをキチンと残しつつ、ハリウッド級のアクションファンタジーに昇華させていました…素晴らしい!

韓国映画のお約束の泣けるシーン、親孝行シーンもあり、ラストはボロボロに泣いていました。

スホンのことがやっとラストで好きになれた…。

こういう演出がきちんとあるのも韓国映画らしさで嬉しかったです。

アクションシーンは、まるで私の大好きなマーベル作品を観ているようで興奮しました!

「ドゥン!」と高速で移動するカンニムがかっこいい!

それもこれも俳優の演技力があってからこそなんですよね!

今回も素晴らしいキャストばかりでした…。

私が注目したのはドンヨン役のD.O.です。

ドンヨンは軍隊に馴染めず、ずっと動揺したような表情や仕草をしています。

スホン生き埋め事件の後は、それがさらにひどくなり、自殺未遂にまで至ってしまうのです。

そんなギリギリの精神状態のドンヨンの演技に、ある意味ヒヤヒヤしっぱなしでした…。

観客をヒヤヒヤさせてしまう演技力を持つD.O.は素晴らしい役者ですね!

韓国映画でここまでできてしまったら日本映画どうするの!?という感じ!

とにかくチャレンジ精神旺盛の韓国映画に唸らされてしまいました。

『神と共に 第一章:罪と罰』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、ここまで『神と共に 第一章:罪と罰』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 韓国映画がハリウッドをやるとこうなる!=結果いいとこ取りだった。
  • 世界観にすぐ入り込めるテンポ良いストーリーと、役者の素晴らしい演技力★
  • マ・ドンソク様が出演する次回作への期待がハンパない!

『神と共に 第二章:因と縁』に続きます!

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