仁淀がアイドルとして本気を見せ始めたことで、軌道に乗り始めたと考える信濃。そんな彼女の前に突如堕天使コスチュームで仁淀ユウヤが登場。あまりの出来事でコーヒーを吹き出す社長だが、どうして一体こうなったのかというと……。
アサヒが憑依したことで変わりゆく仁淀の傍らで、浮かない顔をする吉野。アサヒはこの変化に気づくのに仁淀は全く気付きません。吉野はなにを考えるのでしょう。
目次
アニメ『神クズ☆アイドル』第2話のあらすじと振り返り
アサヒに体を憑依されることでアイドル活動を楽してするようになった仁淀ユウヤ。アイドルをやりたいアサヒからすれば願ったり叶ったりなことですが、この熱意が仁淀に伝わらないことに悲しみます。一度仁淀にレッスンをやらせてみると、予想以上にステップを覚えていたことにより、アサヒはもっとアイドル・仁淀ユウヤを見たいと思うようになりました。
その日の夜のライブでは、アサヒは憑依できないと言って彼の体に入ることを拒否。楽できないと考えた仁淀は、今日がアイドル人生最期の日だと、ネガティブに陥ります。しかし、ステージに立って歓声を聞いた仁淀は、自分のファンが思っていた以上にいることに気づき、しっかりとアイドルとして活動を遂行。これを見たアサヒは満足して成仏しようとしますが、アイドルをやりたいってそんな気持ちなのかよと、仁淀に引きとめられます。
トップアイドルを一緒に目指してくれと言われて喜ぶアサヒ。そして、彼女が考えを改めたことで、仁淀は再び楽できる喜びをかみしめるのでした。
【ネタバレあり】アニメ『神クズ☆アイドル』第2話あらすじと感想
仁淀が堕天し、信濃が気絶
「ZINGS」が軌道に乗って来たことで気を良くしている信濃の前に現れた仁淀は、眼帯で片目を隠し、堕天使のようなコスチュームで登場しました。これを見て信濃はコーヒーを吹き出し、気絶してしまいました。
何故仁淀はこんな衣装を着て登場したのか……遡ること数日前、ZINGSの素の姿をとらえるスナップ撮影をすることになったことが起因します。休日の姿を撮るため、私服で来るようにと言われるのですがイマイチどうしたらいいかわかりません。そして、仁淀ユウヤにはキャラ付けが弱いとアサヒが言い出します。仁淀ユウヤとはどんなキャラなのか、ファンの声を聞くも「博打」や「運試し」「くさやのよう」と、独特な表現ばかり。これはアサヒが憑依することでキャラがブレ始めたことが原因だと考えたアサヒは、プロフを使ってお互いのキャラクターを知ろうと考えるます。
しかし、好きな色、好きなタイプ、最近のブームを取り上げてみると恐ろしいほど被らず、キャラがブレていると言われても仕方がありません。そして、最強の仁淀像をアサヒが作り上げた結果、出身は三千世界、好きな色は夜明けの空の瑠璃色、好きなタイプは天涯孤独な自分に愛を与えてくれる人、最近のブームは救済という設定を持つ「爾夜弩悠耶」が誕生してしまったのでした。
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悩める吉野に気づくアサヒ。2人でカフェに行くと巨大パフェが!
理想のアイドル像を作ろうとして誕生した「爾夜弩悠耶」は、信濃からあっさり却下されます。必要経費なのに衣装代が落ちないと言われて悔やむ仁淀ですが、その時アサヒは吉野が浮かない顔をしていることが気になります。
吉野の様子がおかしいことを仁淀に伝えてみますが、彼はイマイチピンと来ていません。吉野の変化に気づかないどころか、吉野の下の名前を忘れるほどに仁淀は彼に感心がないことをしると、休日に2人で遊びに行くよう提案するアサヒ。これに従う仁淀は吉野にメッセージを送るのですが、「明日11時駅に行く」とだけのメッセージに怯えられた上、お金を貸してほしいと言われると思われてしまいます。
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ホスト力ゼロの仁淀は、誘ったのにもかかわらず、吉野の行きたいところへ行こうと提案。雑誌でよく見るスイーツが美味しそうなオシャレなカフェへと足を運びます。パンケーキもパフェも値段が高いと手をこまねいている仁淀は、コーヒーを一杯頼もうとしますが、メニューに映るウルトラデラックスクリームパフェ(3000円)を食べたい気持ちでいっぱいのアサヒに体を乗っ取られてしまいました。吉野の提案により、パフェの写真をSNSでUPしてみた所、ファンは吉野のSNSが動き出したことに驚いたうえ、パフェを食べようとしていることに驚愕し、アカウントを乗っ取られているのではと疑われるのでした。
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アイドルとは特別な人がなれるもの。そう考えると、自分は本当にアイドルに向いているのだろうかと吉野は打ち明けます。アサヒは心の中で絶賛共感し、彼の話を聞こうとするのですが、これ以上自分が聞いていいものかと思い、お手洗いといってその場から去ってしまいます。
仁淀と2人きりになれば、胃もたれしたことで攻められ、同にも出来なくなったアサヒはショーケースを見てくると逃亡。何のために来たのだと仁淀は腹を立てるのでした。
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成長などしていない仁淀は言う「アイドルにキャラ付けは必要か」
仁淀が席を外しているところに、SNSを見たファンが吉野目当てでカフェへとやってきました。ファンに対してちゃんと対応しないといけないと思うも、引っ込み思案の吉野は何も話せません。ツーショットや連絡先の交換を要求さると、ちゃんと断らなきゃと思いながらもその一言が言えず、吉野は困ってしまいます。
ここで仁淀が戻ってきて、連絡先の交換を全力で拒否した時、吉野は初めて彼が事務所に来た時のことを思い出します。
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アイドルとしてちゃんとやらなくてはと自分を鼓舞し、頑張ろうとする吉野の隣でさっさと帰りたいからライブを終わらせたいとステージ上で行ってしまう仁淀。仁淀ユウヤという男は、別に変わっていないのだと気づいた吉野は、ルールはちゃんと守りたいと言って、ファンからの連絡先交換を笑顔で断り、これからも応援してねと笑顔を向けます。
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仁淀が大人になってしまったと寂しい気持ちを抱いていた吉野だが、仁淀は何も変わっていないと思って安心します。そして仁淀は、吉野がいるから自分がいられると言い、2人お互いの考えを理解し合うのでした。
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無事一件落着したことでアサヒは喜びますが、仁淀からはパフェ禁止を言い渡されてショックを受けます。また、自分が好き放題して仁淀のイメージをメチャクチャにしたことや、吉野と仲良くしろと上から目線で言ったことを謝罪すると、彼からは考え過ぎだと返されてしまいます。
キャラづくりは必要ない。作ったキャラよりもありのままを好きになってもらった方が良いだろうと仁淀に言われます。その方がアサヒは楽しいと思うし、仁淀は楽だと考えるのです。そしてこれは生前のアサヒの記事をそのまま言っただけでした。
「そういえば、アサヒちゃんって何系アイドルなの?」
「アイドル系アイドルです」
最上アサヒ、さすが死んでもアイドルをやりたいアイドルなだけあって、どこまでもアイドルです!
アニメ『神クズ☆アイドル』の次回に期待するもの
ムリにキャラをつけると、どこかしらで綻びが出て限界が来てしまう。それなら素の自分でいた方が良いというのは、アイドルに限らず、そう生きるのがいいのだろうなと思わせてくれる回だったと思います。
相方があまりにもいきなり神アイドル憑依させてキラキラしていたら、おいて行かれた感もでるでしょうしね。しかも吉野くんはあがり症ゆえに、1人じゃアイドルできないとなると、余計に落ち込んでしまうのも無理はないでしょう。でも大丈夫!仁淀ユウヤは変わることなくクズです!そんな2人と憑依してアイドルやっちゃう最上アサヒのこれからはやっぱり見ていて楽しくなってしまいますね。
EDでは吉野くんも堕天使のような風貌にチェンジし、曲もカッコいい!結構ツボにはまりました!
さらに気になるのは、信濃が眺めるZINGSの写真の中にアサヒが映り込んでいるものがあるんですよね…え?これはいわゆる心霊写真……。大丈夫なのでしょうか?