文化祭の最中に告白をしようと考えるかぐやと白銀。そもそも、好きになった方が負けだというのならば、白銀御行は1年の春にすでに負けているというのです。
彼がかぐやに恋をした瞬間、生徒会長を目指そうとした理由が明らかに!
文化祭が始まると、かぐやは自身の教室で行われるコスプレ喫茶で大忙し。そして石上はつばめに告白をするため、文化祭デートをしようと声をかけたいがなかなか一歩踏み出せません。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは……
目次
アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』第8話のあらすじと振り返り
奉心祭の準備の一環として、妹・圭が通う中等部の文化祭見学に行こうとするも、私服のダサさに避難を浴び、白銀御行は頭を抱えてしまいます。圭に辛い思いをさせないため、気にせずオシャレをさせるために節約してきたために、時代遅れの服しか持っていなかった御行は、結局圭のお小遣いで服を買いに行くことに……結果、兄の存在は中等部でも話題となっていきます。
ハートのアイテムを送り合うことで永遠の愛を得られるという伝説が奉心祭にあると聞いたかぐやは、なんとしてでも白銀にハートのアイテムを送ろうとしますが、どうしても勇気が出ません。
白銀御行が好き。と、早坂に素直に言えるようになったかぐやに告白の勇気を与えてくれたのは、子安つばめに思いを寄せる石上の存在でした。
つばめの彼氏と思われる相手がこばちと付き合っていることを知り、文化祭を一緒に回ろうと声をかける決意を固めた石上。そんな彼を見たかぐやは、自分も頑張らねばと奮起するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』第9話あらすじと感想
「1年生 春」
あなたに好きだといえればどんなに楽だろうかと考えるかぐや。そのころ白銀は、先に恋に落ちたほうが負けだというならば、自分は既に敗北をしていると考えます。
白銀がかぐやに惚れたのは、1年生の春でした。名門校に入ったものの、サラブレットに囲まれた生活は苦しく、金持ちの生徒たちに苛立ちを覚えていました。
前生徒会長に役員にならないかと使命を受けるも、どうして自分が受けるのだろうかと疑問を抱きます。生徒会に誘うならば「氷のかぐや姫」と呼ばれる文武両道のお嬢様・かぐやだろうと思う白銀。しかし前生徒会長は、世の中をフラットな視点でみられる人材を1人は入れたいと思い、白銀に声をかけたのです。
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白銀の見識を活用したいと考える前会長は、生徒会の仕事を見学するようすすめます。やって来たのは秀知院内にある沼。排水管が詰まり、流れが悪くなっている沼の清掃に励んでみるも、どうして自分はこんなことをしているのだろうと思い出します。勧誘をするものの、貧乏な自分を蔑んでいるのだろう…そんなふうに自分を卑下していた時でした。
コウモリの死骸に驚いた生徒に突き飛ばされ、1人の生徒が沼に落ちてしまいました。助けに入りたくても、泳げない白銀はただ黙って見ることしかできません。他の生徒達も、助けるために沼に飛び込もうとはしません。そんな中颯爽と現れたかぐやは、自身の体に縄を付け、躊躇せずに沼に飛び込んで生徒を引き上げたのでした。
グチグチ言い訳をならべ、考えることをやめた白銀は、動くべき時に颯爽と踏み出したかぐやの姿を見て、金持ちに抱いていた偏見を撤回し、かぐやに恋をするのでした。そんな彼女と肩を並べるにはどうすればいいか……生徒会長になることでそれが叶うならとわかると、白銀は生徒会への一歩を踏み出すのでした。
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溺れていたのは新聞社の娘。一方、人間はいつも自分以外の誰かが犠牲になるのを待っているものだと考えるかぐやは、飛び込んだのは新聞社の娘を助け、徳を得ようとしたからでした。なんの見返りもなく飛び込む人がいれば、そんな人と相いれることはないと、このときのかぐやは考えていたのです。
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「かぐや様の文化祭」
コスプレ喫茶で客をもてなすかぐやは、クラスメイトの要望に応え、和風メイドのコスプレをすることになりました。クラスメイトに褒められる一方で、メイドのコスプレと称し、四ノ宮家で女中として働いている時のメイド服を着る早坂に、かぐやはドギマギし始めます。
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13時から2時間、入り口でお客さんを呼び寄せる役をするかぐや。白銀が来れば、至近距離でお茶を入れてもてなそうと考えるも、彼女が客を呼び込んだおかげで店は大忙し。かぐやも給仕の手伝いを始めますが、訪れたテーブルにいたのは2人の怪しい男達でした。コーヒーにうるさい男・サンちゃんにコーヒーを淹れようとしますが、「君ではダメだ」と言われます。味に妥協をしたくないサンちゃんの前で、適当な豆の量で淹れようとしたため、かぐやはコーヒーのことを何もわかっていないと言われてしまいます。その上、一流の仕事をする早坂が評価されたことに腹を立てたかぐやは「紅茶か抹茶なら一級品を用意する」と言います。
しかもこのタイミングで白銀が到着。接客をしたいが、中年2人をギャフンと言わせるため、丁寧に紅茶を淹れ、彼らの前に差し出します。サンちゃんは一口口をつけ、かぐやを改めて評価し、敬服に値するといいます。愛するものにより美味しい紅茶を飲んでほしい、まだ実らない恋の味がすると大声で評価され、白銀の耳に入ったらどうしようと赤面するかぐや。急ぎ客を帰らせ、白銀に紅茶を注いで去るも、教室の入り口で白銀父と遭遇し、さらなる恐怖におびえるのでした。
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「石上優の文化祭」
つばめに告白をするため、文化祭デートに誘おうとするも、普通に話しかけるだけでドキドキしてしまう石上は、どんなふうに声をかけようか悩み始めます。
しかし、眞妃に声をかけられ、行動しなければだめだと念を押されます。恋バナをすればするほど傷つくと、翼と柏木がやってきます。結果、自分のクラスの出し物のホラーハウスに誘ったらどうかと提案され、石上は意を決してつばめを誘い出すのでした。
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アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』の次回に期待するもの
白銀御行がかぐやに恋をした瞬間を新しく知れたのは、この回のとても良いところ。あれは惚れますし、そんな彼女と肩を並べるために生徒会長を目指そうと思うのもわかりました。そのための努力も必死に続けてきた白銀を見ていると、そうとう好きですし、自分の中にある固定概念をガッツリ帰られた存在であることがわかります。そんなことを知らないかぐやもいつの間にか惹かれ、この文化祭で告白したいと考える……キュンキュンしますね!
そして、つばめをデートに誘うことに成功した石上も楽しみ。アクセントとして悲しい恋の玄奘を抱える眞妃は、見れば見るほど可哀想になっていきますが、そんな彼女はかぐやと共にホラーハウスへ!
どんな仕掛けがあり、叫びまくることになるのか非常に楽しみです!