奉心祭の準備の一環として、中等部の文化祭の下見に行こうと考えた白銀ですが、妹・圭から私服がダサいと言われて大騒ぎ!普段は学ラン、生活費を抑えるために私服を買わないでいた白銀は、父からとあるものをプレゼントされます。
奉心祭と言えば、ハートのアイテムを送り合うことで永遠の愛を手に入れられるという逸話をこばちから聞いたかぐやは、白銀との関係を進展させるチャンスと考えます。しかし勇気が出ない。いつもなら自分から告白するものか、別に会長のことが好きなのではないと豪語するのですが……
目次
アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』第7話のあらすじと振り返り
冬休み前に行われる秀知院学園の文化祭「奉心祭」の準備が始まると、ミコと石上はつばめが委員長を務める文化祭実行委員会のサポートへと向かうことになりました。男達がつばめからの好感度を上げるために意見を上げるが、石上がそれをことごとく弾劾し、見えない恋愛バトルの火花が散る中、質問箱に入っていた「キャンプファイヤーをやりたい」という匿名の意見をミコはやりましょうと声を上げます。
しかし、町内会からの印象が悪いというミコの生徒会選挙の演説を考えると、これは難しいと言われてしまいます。反対意見を言われて尻込みするミコですが、勇気を振り絞って行動を起こし、キャンプファイヤー実行の許可を手にするのでした。
それぞれのクラス・部活動が準備を進めていく中、マスメディア部の巨瀬エリカ、紀かれんも取材をするのに学園中を駆け回ります。そこには白銀御行の意味深な言葉も…。
【ネタバレあり】アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』第8話あらすじと感想
「白銀圭は見せつけたい」
高等部の文化祭の参考にするため、中等部の文化祭を見学しようとする白銀御行ですが、ちゃんとしたオシャレをしないと連れて行かないと圭に言われ、急遽ファッションチェックが始まります。
高校生にもなって厨二英文がとワンポイントにドクロが描かれるシャツを着、髪にはヘアピン、非常にイタイ服装で困ってしまいます。その上サングラスまでかけようとして、圭のツッコミは止まりません。
さらには、リュックで文化祭に来ようとした兄に頭を抱えながらも、自身のウエストポーチを手渡す圭でしたが、名前の通りにウエストに付けられ大激怒。世間ではショルダーバックにするのだと力説しても、御行は理解してくれません。しかし、帰宅した父がウエストポーチをショルダーバックとして身に着けていたことを知り、御行はショックを受けるのでした。
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兄の外行きの服を全部出させても使えるものがありません。圭に負担をかけさせないために節約を続けた結果だというのに嘆かわしい…と御行が考えていると、父からとある時計を渡されました。
コツコツとお金を貯めて購入したそれは「ムーンウォッチ」といい、アポロ計画で使われた時計です。月に手を伸ばさんとするものが付けるべき時計を父から受け継いだ御行ですが、圭は「ダサい」と言って一蹴。
こうなったら服を買いに行こうと考えますが、父の手持ちは記念硬貨、兄の手持ちは2千円札と手が出しにくいものゆえ、圭は自らの財布から取り出したお金で兄と共に服を買いに行くのでした。
文化祭当日、兄に対して塩対応をする御行ですが、周囲が彼を褒めれば褒めるほど、圭は「ウザイ」と言いながら笑顔を浮かべるのでした。
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「四宮かぐやについて②」
購買で売るグッズのサンプルをかぐやの元へと持ってきたつばめ。去年もグッズとして販売されていたハートのアクセサリーが今年も作られていることをに注目するかぐやに対し、つばめは奉心祭の由来を語り始めます。
病に伏した姫を救うため、殿は自身の心臓をささげ彼女の病を回復させたという話しが奈良時代にあり、それは秀知院学園が建てられているその場所で起こったお話し。そこから奉心祭では、想い人にハートの贈り物を渡して告白をすると、永遠の愛で結ばれるという逸話があると説明されると、かぐやの目はハートの形になってしまいました。
つばめの兄も奉心祭でハートを送った相手とゴールインしたと聞き、効果抜群だと理解したかぐやですが、御行にどう渡せばいいのだろうと悩み始めます。
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しかし、伝えるならばさりげなくと思うのですが、思う通りに行きそうになく悪戦苦闘。そしてかぐやは、どうしてこんなくだらないことに必死なのだろうと嘆きます。
今までであれば白銀なんて好きではない。自分から告白するなんてしないと豪語していたかぐやですが、早坂の前で自分は白銀が好きだと吐露し、重い荷物を降ろした気分になります。そしてこれが、早坂にとって今年最大の衝撃ニュースとなるのでした。
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「かぐや様は告りたい」
「あなたが好きだと伝えたら、どうなるのでしょう」
好きなら素直に告白するべきだと、早坂に言われたかぐやは、好きになった方が負けというものでもないでしょうと、彼女は作品の根底に戻ります。
告白なんて簡単でしょとかぐやは考えましたが、恋愛感情の好きじゃない可能性を考えれば不安になると、やっぱり告白したら負けなのではと考えます。人はどうしたら告白勇気を持つことが出来るのか…彼女は大いに悩みます。
そのころ、文化祭実行委員では石上やミコ、つばめが着々と準備を進める中で、つばめと恋人関係になる可能性が高かった応援団団長の風野がこばちと付き合っているという衝撃的事実が発覚。今までそんなそぶりがなかったが、文化祭準備によって関係が進展し、イベントをきっかけに付き合う「文化祭マジック」によってカップルとなったことでミコはオロオロし、そとでこの話を聞いていたかぐやも、文化祭マジックの力に衝撃を受けます。
こばちから応援された石上は、何も気にしていないフリをして会議室を出ていった者の、風野がつばめと付き合っていないと考えれば彼女はフリー。自分にチャンスが巡ってくるのではと燃え上がります。
つばめはもう少しで卒業。このままでは高校時代の後輩で終わらないためにも、少ない時間で「特別な存在」にならなくてはいけないと、石上は考えます。期末試験で結果が出なかったことを嘆く石上の話を聞いたかぐやは、絶対に告白した方が良いと背中を押します。かぐやから勇気をもらった石上は、文化祭を一緒に回ろうと誘うことを決意。彼の勇気をみたかぐやは、自分も頑張らねばと考えるのでした。
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かぐやが告白してこなければ自分が告白すると決意する白銀。告白のチャンスを探すかぐや。それぞれが想いを秘める中、2日間にわたって開催される文化祭がスタートするのでした。
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アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』の次回に期待するもの
今までひたすらに頭脳戦を繰り広げてきたわけですが、ここにきて自ら告白するというシンプルな手段になって来たようですね。第3期まできてついに動き出すのかと思うと、本当に長い道のりだったなと思います。これで動かなかったらそれはそれで驚きますが。
かぐやが言う、告白する勇気ってどうやったら出るものか…という言葉は結構グッときました。フラれるのが怖いと思えばそう思えるのは当然と思います。だからこそ、石上の勇気は尊敬に値するし、応援したいという気持ちを沸き上がらせます。
ついに文化祭がスタート。白銀とかぐや、石上とつばめの恋はどうなるのでしょう。そしてこういう時にも藤原千花はきっと何か起こすはず…期待しています。