『かげきしょうじょ!!』第9話あらすじ・ネタバレ感想!紅華で行われる大運動会!千夏、千秋に起こったすれ違いとは。

出典:かげきしょうじょ!!公式ページ

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新学期を迎えた紅華歌劇音楽学校では、ある一大イベントの準備が始まろうとしていました。

さらさはもちろん、紅華の大ファンである紗和はどこか浮き足立っている様子です。そんな矢先、いつも仲良しの双子、千夏と千秋の間に溝が生じて……?

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アニメ『かげきしょうじょ!!』前回第8話あらすじと振り返り

夏休みも終わりに近づき、帰省先から紅華歌劇音楽学校の生徒たちが帰ってきます。その中には、「男役でトップを目指す」という目標を新たに、ロングヘアをバッサリと切った薫の姿もありました。

夏休みの間に日焼けをしてしまったさらさと愛に「プロ意識が足りない」と厳しい言葉を投げかける薫は、高校生の頃から紅華を目指すために日焼け対策を徹底していたという過去がありました。

そしてその頃、メジャーリーガーである兄との比較にプレッシャーを感じる他校の野球部員、陸斗とひと夏の間に交流を深めます。

あるすれ違いからふたりの交流はなくなってしまいますが、ふたりが出会ったバス停には陸斗からのメッセージがあるのでした。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』第9話あらすじ・ネタバレ感想

10年に1度の大運動会

新学期を迎えた紅華歌劇音楽学校は、10年に1度の大イベントである「紅華大運動会」に向けた準備が始まろうとしていました。

さらさたち予科生たちはハーフタイムショーや入場行進以外の競技には参加せず、本科生たちとともに小道具作りや雑務といった裏方に徹することに。

また、さらさたち音校生はどこの組にも属さないベテラン劇団員の専科メンバーたちと合同で準備や練習を行うことになります。

田中泉

すかさず「これでも観て勉強して」と過去の紅華の資料をずらりと並べていた紗和、さすが紅華ガチ勢って感じですね。

合同の準備のためやってきた専科のメンバーは、劇団の理事長も兼任している一条明羽、元娘役の野原ミレイのふたりです。予科生たちに優しく接してくれるふたりにさらさたちは感激します。

早速運動会で使うポンポンを作っていたさらさたちですが、本科生たちから「房が細かすぎる」と指摘され、作り直しすることに。

仕方なく道具と材料を持って空き教室を探していたさらさたちは、運動会の打ち合わせをしていた各組トップたちに遭遇します。

慌てて他の教室を探そうとするさらさたちに、トップたちは怒るどころか、勝手に空き教室を使ったことを詫び、同じ教室で作業をするように進めます。

田中泉

さらさはあまりの眩しさに「目が!」と言っていましたが、乙女ゲームと見紛うほどの美しいトップスターが集結していました。いつも冷静な紗和が、あまりの衝撃に鼻血を出すのも仕方ありませんね……(笑)

打ち合わせ中、優勝を目指す各組のトップたちは練習に自衛隊や相撲部屋の協力を要請したり、インターハイ経験者をチーム編成したりと本気です。

そんななか、はさみを借りに行こうと教室を出て行ったさらさを見て、「歩く姿が優雅」と噂するのでした。

寮内で起こった「家出」騒動

はさみを借りにきたさらさに対し、安道は実技の発表の件について「深刻になるなよ」と声をかけます。しかし、さらさは「自分の演技を全否定された気持ちになったけど、メンタルは復活した」と明るく伝えます。

田中泉

さらさを見送った安道の元には、いつの間にか冬組トップの星が来ていました。「もっと優しくしてほしかった」とちょっとスネている星様がかわいかったです。

合同練習の休憩中、千秋はミレイの落としたタオルを拾います。

憧れの人物を前に、千秋は思わずファンであること、実技でジュリエットを演じる際にも意識していたことを伝えますが、千夏には「無駄口を本科生に怒られる」と窘められてしまうのでした。

その日の練習後、翌日の練習について言付けしようと千夏に「ジュリエットちゃん」と呼びかけます。しかし、千夏はそれをわざと無視して立ち去ります。

翌日、千秋はミレイから無視をしたことを注意されます。

さらさは即座に誤解であったことを伝えたため、予科生の連帯責任は避けられました。

しかし、千夏と千秋はすれ違いから、寮で大喧嘩をしたあげく、「家出」と称してさらさは千夏の部屋に、千秋は愛の部屋に泊まることに。

田中泉

双子だと知らなかったミレイの勘違いがきっかけではあるものの、たしかに千夏の行動はまずかったですね……。

特に礼儀を重んじる紅華では、大変失礼なことだし連帯責任になりかけるのも無理はないのかもしれません。

嫉妬心を味方につけることで向上心になる

未だギクシャクする千夏と千秋、目も合わせてくれない専科生と、合同練習はどこかピリピリした雰囲気になってしまいます。

そんなとき、明羽は予科生たちに自分たちが原因であることを詫びながら、さらさが仲間のために毅然と物言いをした点を「紅華乙女」と褒めます。

田中泉

まんざらでもないさらさの表情に周りが若干呆れていましたが、専科の大先輩にそう言われたらにやけてしまうのも無理はないですよね!

明羽はさらさたちに演じてみたい役を聞いたところ、さらさは「オスカル様」、薫はエリザベートの「トート」と、答えていくなか、千秋はかつてレビューで観た「2羽のうさぎ」と答えます。

千秋と千夏は幼い頃、紅華の舞台で歌って踊る2羽のうさぎを目にしていました。

双子であることを生かし、舞台の中心に立てずとも華を添えることをしたいと話し合っていた頃を思い出していたのです。

ふたりはもともと、一緒に紅華を受験するも、千夏だけが受かっていました。

しかし1年入学を見送り、ふたり揃って入学していたという過去がありました。そして千夏は、千秋が負い目に感じていることを知っていました。

放課後、千夏はミレイに直接謝りに来ます。

千夏は演劇の授業の実技で、ジュリエットになれなかった一方、千秋がちゃっかりジュリエットをやっていたこと、ミレイと話していたことに小さな嫉妬を抱き、わざと無視をしてしまったと涙を流します。

千秋と同じく、ミレイの演じるジュリエットが子供の頃から大好きだったものの、授業ではやりたいと言える勇気がなかったと話します。

田中泉

じゃんけんで役柄を決めるとき、千夏がちょっと何か言いかけていたのはそういうことだったんですね。

詫びる千夏に対し、ミレイは嫉妬心は誰にでもあること、しかしそれを味方につけられると向上心に変えられることを伝えます。

後日、ミレイと千夏、千秋は校庭のベンチで仲良く話しています。

「紅華では基本的に姉妹は別の組に配属されてしまうものの、10年後の運動会でふたりが並んで歩けば大喜びするはず」というミレイの言葉に、ふたりは笑顔を見せるのでした。

田中泉

双子だからこそ、比べられたり、一方にチャンスが巡ってこないことで嫉妬心を抱くかもしれません。

そんな千夏と千秋を、本当に双子である松田 利冴さん、松田颯水さんの双子が演じるのもすごいエピソードでした。放送前のおふたりのツイートも併せて見ると、感じるところがあります。

また、エンディングは毎回中心となる人物のソロ曲に変わりますが、今回は千夏・千秋のふたりが歌うver。今作のキャストの方々はどなたも歌が上手でびっくりします。

『かげきしょうじょ!!』第9話のまとめ

千秋、千夏のふたりの絆の強さを再認識する、良いエピソードでした。

その一方、夏組の参加者が足を念じしたことにより、100期生の中から代走者を選ぶことが示唆されています。果たして、誰が選ばれるのでしょうか。

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