『かげきしょうじょ!!』第13話最終話あらすじ・ネタバレ感想!ついに始まったさらさのオーディション!文化祭のステージに立てるのは誰なのか。

出典:かげきしょうじょ!!公式ページ

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文化祭のオーディションも午後に差し掛かり、ついにさらさの順番がやってきました。以前の授業の発表では「トップになれない」と告げられたさらさでしたが、同じティボルトとしてオーディションに挑むこととなります。果たして、その結果はどうなるのでしょうか。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』前回第12話あらすじと振り返り

オーディション2組目は、ジュリエットを演じる彩子とティボルトを演じる紗和のグループでした。

愛の圧倒的な演技を目の当たりにした彩子は不安にかられますが、紗和からの「彩はかわいいわ」という言葉を思い出し、特技の歌でアピールをします。

紗和もまた、憎しみと怒りを込めた全力のティボルトを演じ、審査員の講師たちを驚かせるのでした。

千秋と千夏、薫もオーディションを終えて昼休みを迎えるも、まだ出番が来ていないさらさはひとり中庭で昼食を食べていました。

暁也と付き合い始めた頃のことを思い出していたさらさは、午後のオーディション1組目に呼ばれます。同じ組のロミオ役は、なんと講師の安道でした。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』第13話最終話あらすじ・ネタバレ感想

さらさ、リベンジなるか?

午後1組目のオーディションが始まり、ロミオを演じる安道は一瞬でその場の空気を変えるほどの演技を見せつけます。

その場にいる予科生たちは、安道の主役級のカリスマや豊かな声量に驚きつつ、「同じ組じゃなくて良かった」と思っていました。

田中泉

みんながそれぞれ驚いているなか、「イケボ……」と思っていた紗和。クールに見えて内心ではオタクなのがブレていません。

生徒の実力に合わせる気がない安道に、ジュリエット役の予科生はワンテンポ遅れるだけでなく、圧倒されて声が変に大きくなってしまっていました。まさしく安道の演技に飲まれてしまっていた一方、びっくり顔で固まっていたさらさは、全力で目を閉じて切り替えようとします。

さらさが気持ちを切り替えるために思い出していたのは、幼い頃の歌舞伎ごっこでした。歌舞伎ごっこのなかで十五代目 白川歌鷗からの「舞台では声を張り上げればいいわけではない。喉を開いて声を出すことが大事」「遊びの芝居なんてない」という言葉を思い出し、出番を迎えます。

さらさはティボルトとして、刺されたときの絶望的な表情を、ロミオが舞台下手にいる想定で大きく演じます。

田中泉

さらさがオーディションで意識をしていたのは、表情とともにティボルトが誰を見て演技をしているのかということでした。そこには、「かっこいいところはここ」という歌舞伎の見栄が生きていたのでしょう。歌舞伎の道は諦めざるを得ませんでしたが、歌舞伎で培った経験はさらさにとってなくてはならないものになっています。

さらさの演じるティボルトに、審査員の講師たちはジュリエットを思う表情と絶望、二階席を想定した演技があると高い評価を示します。

大人びていたジュリエット

オーディションから3日が経ち、結果が発表されないことに予科生たちはいてもたってもいられません。授業にも身が入らないなか、安道は結果を放課後に廊下に貼っておくと連絡します。

アイドル時代の総選挙の発表や合格発表より緊張を隠せない愛を、さらさは一緒に見に行こうと誘います。しかし、風邪でいなかったリサに代わり朝の掃除を点検した聖から、さらさはやり直しを命じられてしまうのでした。

先に結果を見に行った愛は、外で声をかけてきた太一を蹴ります。その背景には、ジュリエットに選ばれなかった悔しさがありました。

愛は太一から、「初めての恋心に舞い上がってしまった14歳のジュリエットよりも愛の演じるジュリエットは大人びていた」と聞かされます。もっと努力すると涙を流しながらも、愛は何か食べに行こうという太一の誘いを断り、さらさを待とうとします。

田中泉

「友達ってこういうときに一緒にいるものでしょ」という愛の言葉から、かけがえのない友達になっているさらさとの関係性にグッときました。

オーディションの結果が掲示されている廊下では、彩子がジュリエット役に合格したことにどよめいていました。成績が最下位である彩子が合格したことにコネを疑う予科生たちを、薫は「彩の家は普通のパン屋さんだし、コネが通じるなら私はロミオよ」と一喝します。

田中泉

彩子に厳しい言葉をかけることもあった薫ですが、実力で役を勝ち取った彩子を悪く言われるのが許せなかったのでしょう。薫も報われてほしい……

掃除のやり直しをするさらさに、「予科生は早くからいろいろできていいわね」と呟く聖。そんな聖は、文化祭のオムニバスミュージカルで『風と共に去りぬ』のスカーレットを演じることを自慢します。

なんとか掃除を終えたさらさは、オーディション結果を静かに見つめていました。そこには、見事ティボルト役に選ばれたことが書かれていたのでした。

サリエリに共感する紗和

安道は、職員室でオーディションで選ばれなかった生徒たちに、それぞれ批評を伝えていました。紗和もそのひとりで、ティボルトを演じるうえで足りなかったものを聞きにきますが、「経験がないから足りないものばかり」と返されます。

紗和は、映画にもなった舞台の『アマデウス』を観て、幼心に「自分はサリエリなんだと背筋が凍った」と話し始めます。そのため、さらさのような破天荒な人に劣等感を抱き、
憧れながらも「この人がいなければ」「他の人だったらよかったのに」と思ってしまう自分を嫌だと感じていたのでした。

ただの愚痴になってしまったと反省する紗和に対し、安道は「才能がある人間でもほとんどがサリエリだ」「役者の個性を重じているからモーツァルトだけを望んでいない」と言います。また、ティボルト役はさらさと紗和が同票だったものの、遅れてきた講師の大木に決定を委ねた結果、さらさに決まったのだと伝えるのでした。

田中泉

ここで『アマデウス』を例えに引用するのが、演劇好きの紗和らしいですね。映画だけでなく舞台も観てみたくなりました。

さらさが選ばれたのは「萌え」があったから?

文化祭までの打ち合わせの中で、聖のさらさを蔑むような言葉に紗和は「さらさのティボルトは素敵でしたよと反論します。

その行動に反省しながら朝の掃除をしていた紗和は、本科生の委員長を務める竹井に「優等生なんてつまらないなんて思っているでしょ」と声をかけられます。癖の強い人が羨ましくなってしまうということに共感してくれたこと、励まされたことに思わず涙を流す紗和でしたが、竹井に「泣くのは卒業式にしてよ」と言われるのでした。

ふっきれたかのような紗和は、その足で最終的にさらさを選んだ理由を大木に尋ねます。
その理由は、「観客の8割型がジュリエットに置き換えてみると想定したうえで、ティボルトに求める要素としてさらさの心を曝け出したティボルトの方が若干萌えが高かった」といったものでした。

田中泉

大木先生は紅華のOGだからこそ、観客の気持ちも理解できています。さらにさらさが合格したのも大木先生の推薦があったからこそ。生徒のことをしっかり見ていてくれるのですね。

紗和は、委員長として101期生募集のポスター撮影の連絡をします。予科生たちが喜ぶなか、愛はあらためてさらさに「必ず一緒に銀鏡に立つ」と宣言するのでした。

田中泉

紗和のみ個別のエピソードがありませんでしたが、最終回は実質的に紗和回でした。オーディション後の本番はもちろん、本科生となるさらさたちの姿をもっと観たいので2期も作ってほしいですね!

『かげきしょうじょ!!』第13話の最終話まとめ

紅華歌劇団に入る前の乙女たちの成長を描いた、『かげきしょうじょ!!』。

これから本科生となり、ゆくゆくは紅華の舞台に立つであろうさらさたちは、トップになれるのでしょうか。

2期を楽しみに待ちつつ、原作を読んでみるのも良いかもしれません!

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