『かげきしょうじょ!!』第11話あらすじ・ネタバレ感想!文化祭に向けたオーディションが開催!さらさは果たしてリベンジできるのか?

出典:かげきしょうじょ!!公式ページ

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紅華歌劇音楽学校の文化祭にて、予科生たちも「ロミオとジュリエット」の寸劇を行うと発表された、さらさたち100期生。

しかし、ステージに立てるのは40人中4人と、狭き門です。

オーディションで実力を試されることとなったさらさたちは、果たしてチャンスを掴むことはできるのでしょうか。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』前回第10話あらすじと振り返り

紅華ファンが集う10年に1度の大イベント、紅華大運動会の開催が近づいた頃、さらさは突如として夏組チームのリレーの代走者に選ばれます。

しかし、聖をはじめとする本科生はもちろん、予科生たちからも嫉妬や嫌味が向けられ、さらさはプレッシャーを感じるようになってしまいます。

当日を迎え、未だ緊張し続けているさらさに対し、リサは「選ばれたら反感を買う。でも、降りたら降りたで反感は買う。」と喝を入れます。

さらに通りかかった冬組トップスターの星から「素の自分をさらすのが怖いなら、ある日突然リレーの代走に選択された女の子を選びなさい」と声をかけられ、「なりたい自分」「お客様が見たいもの」を考え直したさらさは立派に星と走りきるのでした。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』第11話あらすじ・ネタバレ感想

40人中4人という狭き門

紅華歌劇音楽学校の文化祭は、本科生の卒業公演という重要なイベント。本科生の間では、そんな文化祭で「予科生の出番として寸劇を行うかもしれない」という噂で持ちきりでした。

田中泉

聖の「足を引っ張るなって釘を刺したほうがいい」という一言、冗談に聞こえません。

噂の真相が気になっている予科生に対し、安道は「噂は本当だ」と授業中に伝えます。

学校側は、文化祭の初日に「予科生達が10分の寸劇と5分のコーラスを行う」と決めましたが、あくまでも主役は本科生。予科生に与えられた10分という時間は全員がステージに立てるほど長くありません。

演目は『ロミオとジュリエット』であるため、必然的に、予科生40人のなかからそれぞれロミオ、ジュリエット、ティボルト、乳母を演じる4人だけが選ばれることでもありました。予科生たちはどの役にエントリーするかを決めて1週間後に発表、2週間後にオーディションというスケジュールを聞かされます。

その日の夜、さらさたちはお風呂に入りながらどの役にエントリーするのかを話し合っていました。薫が「まずは覚えてもらうチャンス」「その他大勢なんて絶対嫌だ」と野心を燃やす一方、彩子はまだまだ弱気です。

田中泉

歌という武器を持っているも、まだまだ彩子は自信がないようです。薫はそんな彩子にイライラを見せますが、受験資格ギリギリで受かって野心のある薫だからこそそう思うのかもしれません。

「オスカル様になる予定なので、もたもたお風呂に使っている場合じゃない」と不適に笑ってお風呂を後にするさらさでしたが、エントリーする役をティボルトかロミオのどちらにするかで迷っていました。

冬組トップスターの星が演じるヤンデレなティボルトに惹かれるさらさでしたが、以前の実技で安道に指摘されたことから悪いイメージがあるのでは、と悩むさらさに、愛は「ロミオのほうがいいと思う」と話します。その理由は、「太陽のように明るくてまっすぐで単純明快な人」であるロミオ、「ひねくれて荒ぶる複雑な人」というティボルトでは、さらさにはロミオの方が合っているというものでした。

田中泉

それを聞いたさらさは「単純という意味でしょうか」と言っていましたが、たしかにまっすぐでひたむきにジュリエットを愛するロミオの方が生き生き演じられる気がします。それにしても星様の演じるヤンデレなティボルト……すごく観てみたい……!

一方、愛は上手に笑えないことを理由に乳母にエントリーしようとしますが、聖に全力で止められます。

聖は「有象無象の予科生の中でお客様が観たいのは元JPXの奈良田愛」と主張。

それは実力ではないと返す愛に、聖は「実力は後から付けられる。美しさは持って生まれたもので、ゴールにあなたはスタート時点ですでに近づいている。そこから全力疾走で逃げればいいのよ」と笑います。

田中泉

聖はさらさをはじめとする予科生に冷たいですが、言っていることは間違っていないんですよね。実際に愛はこの一言で決心をしています。

いよいよエントリーをするときになり、さらさはティボルトを選びます。それは暁也の「悩むなら後悔しない方をやればいい」という一言から、背中を押された結果の選択でした。

同じくティボルトにエントリーした紗和にさらさは握手を求めますが、紗和はライバルとして握手を拒否するのでした。

ティボルトという役に寄り添う

ティボルトという役を演じるにあたり、さらさは「ナルシストバージョン」「頭脳明晰バージョン」といろいろな捉え方をしようとします。それを見た愛は、「個性を追求し続けると押し付けがましくなる」「役に寄り添えられるかが大事」とアドバイスします。

脚本からティボルトを読み解くため、愛はさらさに「ティボルトは朝何時に起きるのか」「ティボルトは死ぬ時何を思うのか」を聞きます。

さらさは一生懸命セリフを変えながらティボルトを理解しようとしていましたが、ティボルトの人となりをセリフを変えずに表現できれば、さらさの個性になると話すのでした。

田中泉

愛はそのアドバイスをしてくれた人を「女優さん」と言っていましたが、それは他ならぬ大女優の母でした。そんな人の言う「私が私がって押し付けがましいのは避けるべき」「役を理解して役に寄り添えるか」という一言は重みが違いますね。

「さらさと銀橋を渡る」ために

オーディション前日、さらさはロミオを憎むティボルトを演じるにあたり、自分がこれまで人を深く恨んだことも憎んだこともないということに気がつきます。

お風呂からの帰り道、さらさと愛はテレビで暁也がインタビューを受けているのを観ます。さらさはそのとき、自分が絶対になれないものになれる暁也が怪我をすればいいと一瞬でも願ってしまったことを思い出すのでした。

田中泉

天真爛漫なさらさは、誰かに対してマイナスの感情を抱くことはほぼ無かったのでしょう。それでも、自分のなりたいものになれる可能性を持った暁也に嫉妬をしたのは幼心とはいえ素直な気持ちだったのかもしれませんね。

いよいよオーディション当日、さらさたちは安道以外の先生も審査員だと初めて知らされます。

オーディションは4人1組でそれぞれの役を演じ、教職員たちが票を入れて決めるというもの。愛はトップバッターの組としてジュリエットを演じることになります。

ロミオ役の生徒が緊張のあまりセリフを間違えてやり直す一方、かつてのアイドル時代の経験から一切動じていないように見える愛。その内心では、「恋というものがいまだに理解できていない」という理由から焦っていました。

ロミオのセリフが終われば、次はジュリエットの出番。妥協してそれっぽく演じようとする愛でしたが、その瞬間さらさとの思い出がよみがえります。

田中泉

ジュリエットがロミオに恋をしたように、愛にとってさらさは目標でもあり、近づきたいと思った人物。「初めて会ったときからお友達になりたいと思っていた」というさらさの言葉をはじめ、これまでが蘇ってくる演出が素敵でした。

恋はまだわからないという愛でしたが、今の愛には「さらさと銀橋を渡る」という夢がありました。

そのためには、何ひとつ諦めてはいけないという覚悟を決めた愛は、その場にいる誰もが息を飲むような圧倒的なジュリエットを演じます。

1組目の出番後、全力を出し切った愛はショート。さらさの「おかえりなさい」という一言で戻ってくるのでした。

『かげきしょうじょ!!』第11話のネタバレ・感想まとめ

あらためて「ロミオとジュリエット」を演じるため、さらさたちは本気でオーディションに挑むことに。

特にさらさは自分の至らない部分がはっきりとしたティボルトにリベンジするため、並々ならぬ情熱を持っています。

果たして文化祭のステージに立てるのは、誰になるのか。さらさのティボルトも今から楽しみですね。

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