『かげきしょうじょ!!』第10話あらすじ・ネタバレ感想!リレーの代走者に選ばれたさらさ!悩みながらも見せた堂々とした姿。

出典:かげきしょうじょ!!公式ページ

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紅華歌劇団の各組が登場する、10年に1度の大イベント「紅華大運動会」の開催に向け、練習と準備の日々が始まりました。専科の先輩たちや各組トップに刺激を受けながら頑張るさらさに、「夏組のリレー代走」という大役が回ってくることに。

それは「選ばれた者」という責任が生まれる意味でもありました。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』前回第9話あらすじと振り返り

新学期の始まりとともに、10年に1度行われるイベント「紅華大運動会」の準備に取り掛かることになったさらさたち。歌劇学校の生徒たちはベテラン劇団員の「専科」と呼ばれる人たちとハーフタイムショーの練習や小道具作りを行います。

その中には、いつも仲良しの双子、千夏と千秋が憧れる、元娘役の野原ミレイもいました。本人を前に「ミレイの演じるジュリエットが好き」と伝えられたことに浮かれた千秋を、千夏はどこか冷めた目で見ています。

ある日、双子であることを知らなかったミレイは、千秋だと勘違いした千夏に向かって「ジュリエットちゃん」と呼び掛けますが、千夏はわざとそれを無視。後日さらさの進言でトラブルは回避するも、千秋はミレイから冷たい態度を取られます。

これをきっかけに姉妹の間で喧嘩に発展しますが、千夏はミレイに謝罪。自分の中に嫉妬の気持ちが宿っていたことをミレイに優しく諭されます。

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アニメ『かげきしょうじょ!!』第10話あらすじ・ネタバレ感想

選ばれたさらさに向けられた嫉妬

ある日、紅華大運動会で、夏組のリレーの代走を音楽学校の生徒から選ぶ旨の発表がありました。その代表は「紅華が100周年なので、100期生から選ぶ」という理由から、なんとさらさが選ばれることに。

しかし、予科生や本科生の間では当然納得する人も少なく、いつもの仲間たちも「おいしいところ持ってくよね」「成績順なら紗和なのに」といった思いを隠しきれません。

恒例の朝の掃除に向かうさらさに対し、聖は「リレーの練習で忙しいでしょうに」「身長で得してるわよね」と嫌味をぶつけます。

さらには「せっかくなら奈良田さんが出た方が盛り上がるじゃないか」「生徒代表なんだからしくじりの無いように」「頑張らなくていいの。劇団員だけが目立てばいいの。いないも同然の無になりなさい」と命じます。

それまでニコニコ交わしていたさらさも、聖の言葉に傷ついたのか浮かない表情です。

田中泉

毎度毎度、さらさに冷たく当たったり嫌がらせを繰り返す聖。愛には優しいので、単純にさらさをトラブルメーカーとして見ているから厳しいにしてもそろそろやりすぎな気も……愛の言うように、さらさは意外と傷つきやすい面があるので。

愛はさらさを励まそうと、「お客様が何を見たいのかを考える」というアドバイスを投げかけます。

自分で自分を演じるということ

いよいよ紅華第運動会が始まり、さらさたちも入場パフォーマンスや競技のお手伝いを行います。

その最中、聖はまたさらさの振り付けが間違っていたことを指摘したり、お手伝いをしようとしたさらさに「競技のお手伝いは専科の成績順」と嫌味をぶつけます。

その場を離れた聖を追いかけたリサは、さらさをいじるのを止めるよう伝えますが、聖は純粋に羨ましいだけと話します。

田中泉

さらさが期待されていることや愛と仲良くしていることが理由だと聖は言っていますが、嫉妬心からだったのですね。

[caption id="attachment_178074" align="aligncenter" width="600"]出典:かげきしょうじょ!!公式ページ 出典:かげきしょうじょ!!公式ページ[/caption]

前回が「嫉妬心を味方につけると武器になる」というエピソードだったのも伏線だったのでしょうか。「性格悪い?でも質(たち)は悪くないつもりだから」とは言っていますが、この後にわざわざ愛を手伝いに使うことで観客に見せつけつつ、愛の先輩であるというアピールを行っているので計算高い性格ではありますよね。

聖の言葉に不安になっているさらさを見かねたリサは、気分が悪いようだからとさらさを連れ出します。

リサがさらさに不安な理由を聞くと、「自分は役になるのはできるけど、無になることができない」「愛や聖の方が適任だったんじゃないか」と弱音を吐きます。

リサはそんなさらさに「オスカルになるんでしょ」「選ばれたら反感を買う。でも、降りたら降りたで反感は買う」と喝を入れます。

そんなとき、通りかかった冬組トップスターの星から「素の自分をさらすのが怖いなら、ある日突然リレーの代走に選択された女の子を選びなさい」と壁ドンとともに現れます。

田中泉

登場の仕方が完全に王子様!さすがの星様です。

喝を入れてもらうも、「自分で自分を演じることはピンとこない」というさらさに愛は「そのままのさらさじゃなくていい」「こうなりたいという憧れの自分でもいい」と言います。

さらさが「こうなりたい自分」としてイメージしたのは、「Eカップの自分」でした。走ることで揺れる胸に戸惑うも、数々のアニメ作品での胸の大きいヒロインは堂々と戦っているという姿を思い出し、ただひたすらに走ろうと決めるのでした。

田中泉

ここでこういう発想になるのが、オタク気質のさらさですね。愛はちょっと呆れていましたが……

オスカル様の正体

いよいよリレーが始まり、さらさは緊張の面持ちで走る順番を待っています。さらさは夏組が1位の状態でバトンを受け取るも、同じ順番だった星と接触し、ふたりは接触。倒れてしまいます。

さらさは「立ち上がってすぐに走り出すのか」「謝って星様に手を差し出すのか」を迷いますが、そのときによぎったのは愛の「お客様が何を見たいのか」という一言でした。

さらさは一心に視線を星に送った結果、察してくれた星はさらさに「大丈夫?」と手を差し出し、ふたりで手を取り合って走ることに。そのままバトンを受け取ったアンカーも、周回遅れになりながらも仲良く手をつないでゴールします。

星は、さらさにすれ違い様感謝を伝えながら、安道のいう「面白いやつ」という言葉を実感していました。

帰ってきたさらさを見ながら、専科のミレイは明羽にさらさを代走者に選んだ理由を尋ねます。明羽は、さらさが仲間をかばった心意気を持っていること、そして自分の演じたオスカルを褒めてくれたという贔屓だったと明かすのでした。

さらさが憧れて紅華に来る動機になったオスカル様は、明羽だったんですね。さらさは気づいていないようでしたが、こんな誰もが羨む機会を手にしたのも、オスカル様だったなんて。

大運動会は、春組が優勝。しかし、さらさはいろいろな人にたくさんのことを学んだことを実感しながら、次の大運動会が開催される10年後には立派な効果乙女になっていなければと誓います。

『かげきしょうじょ!!』第10話のネタバレ・感想まとめ

10年に1度の大舞台で、リレーの代走者という名誉ある役割を与えられたさらさ。聖の心ない言葉に悩みながらも、立派に走り切りました。

『かげきしょうじょ!!』も10話を終え、いよいよクライマックスを迎えます。さらさたちは立派な紅華乙女になれるのでしょうか。

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