アニメ『かげきしょうじょ!!』第1話あらすじ・ネタバレ感想!歌劇学校で繰り広げられる青春ストーリーが始まる。

かげきしょうじょ

出典:かげきしょうじょ!!公式ページ

大正時代に創設され、未婚の女性たちで作り上げる美しい華やかな舞台が魅力の「紅華歌劇団」。

そこで活躍する人材を育成する歌劇学校、「紅華歌劇音楽学校」を舞台に繰り広げられる青春ストーリー、『かげきしょうじょ!! 』がついにアニメ化しました。

劇中で「入学難易度は東大にも並ぶ」と紹介されている「紅華歌劇音楽学校」のモデルはもちろん、「宝塚音楽学校」。

過酷な受験を乗り越え、トップスターへの道をひた走る女の子たちの日々は、これからどう描かれるのでしょうか。

早速桜舞い散る校庭の映像美も印象的だった、第1話のあらすじを振り返ってみましょう。

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【ネタバレあり】アニメ『かげきしょうじょ!!』第1話あらすじと感想


かつてのトップアイドル、愛

ある男性は電車でふと向かいの席に目を向けると、かつての国民的アイドルグループ、JPX48のメンバーである奈良田 愛(ならた あい)がいることに気がつきます。

意を決して声をかける男性ですが、愛は電車を降りて逃げ出します。

そのまま走り出した愛は元ファンを自称する別の男に肩を叩かれ、一方的なエールを送られることに。

田中泉

男の話によれば、愛がJPX48を卒業したのには何やらワケありな様子。さらに愛の真っ青な表情から、グループの話をされるのはかなりの地雷であるようです。

愛が待ち合わせをしていたのは、叔父の奈良田 太一(ならた たいち)。

愛は太一の勤務先である紅華歌劇音楽学校の1次試験を突破していました。

愛が紅華歌劇音楽学校を受験した理由は、「男性が一切いないから」というもの。

太一は自分を含めて男性講師はいると言いますが、愛は「太一なら問題ない」と返します。

「トップスターになれない」というジンクス

愛が受験した紅華歌劇音楽学校は、紅華歌劇団で活躍する人材を育成する場所。全国から1,000人以上も入学希望者が集まるものの、その中から合格できるのはわずか40人と狭き門であることがうかがえます。

紅華歌劇音楽学校の講師である安道と太一がベランダから1次試験を突破した受験生たちを見下ろしていると、次々と有力な入学候補者たちが現れます。

幼い頃からバレエの実力者でコンクール入賞の常連である杉本 紗和(すぎもと さわ)、祖母・母に続けて紅華歌劇音楽学校に入学を希望しているものの落ち続けたことから入学のラストチャンスとなっている星野 薫(ほしの かおる)。

見た目がそっくりな沢田 千夏(さわだ ちか)と沢田 千秋(さわだ ちあき)、大人しいものの、歌唱力がずば抜けている山田 彩子(やまだ あやこ)。

安道と太一が彼女たちの1次試験の印象を話していると、愛がやってきます。

かつて人気アイドルだった愛に対し、周囲は冷ややかな反応を隠そうともしません。

しかし、愛はそれらに反応することもなく、無表情です。

田中泉

愛がグループを去ったのは、握手会に参加した男性ファンに暴言を吐き、炎上したことから強制卒業となったため。思ってた以上にヤバい理由でした。

校庭に咲いていた桜、通称「紅華桜」に目を奪われた愛は、そのまま紅華桜の樹の下に向かおうとします。

そこで出会ったのは、スラっとした長身で輝く瞳を持った少女、渡辺さらさでした。

「桜の下にいるところ写真に撮ってほしい」と愛に頼むさらさ。親しげに話しかけてくるさらさに愛が驚いていると、風に受験票をさらわれてしまいます。

さらさは紅華桜の高いところに引っかかってしまった受験票をジャンプで取りますが、その綺麗な所作に愛は衝撃を受けるのでした。

田中泉

実は「紅華桜の下に立つと、トップスターにはなれない」というジンクスがあるため、ほかの受験生たちはふたりを遠巻きに見ています。

さらさと愛の運命はいかに……

さらさと愛、まさかの同室

後日、無事に紅華歌劇音楽学校に合格した愛は、太一と焼肉を食べに行きます。

肉を焼きながら、愛は入学式でさらさに早速振り回されたことに苛立っていました。

どうして合格できたのか、と不満そうな愛に対し、太一はさらさが講師2名から強く推薦されたことを話します。

田中泉

愛は合格したことを母親にメールするのを躊躇っていましたが、さらさはあらゆる人に合格の報告をするシーンが印象的でした。

クールで他人とのコミュニケーションも上手くいかない愛と、天真爛漫でいろいろな人と仲良くできるさらさのキャラクター性がはっきりと描かれています。

入学後、愛が寮の自分の部屋に向かうと、そこにはさらさがいました。

同室であることに拒否しますが、「特別扱いはできない」と部屋の変更は叶いません。

愛はホームセンターでパーテーションを購入し、プライベートゾーンをはっきり分けようとします。

田中泉

明らかに距離を置こうとする愛にグイグイくるさらさ、逆に嫌味がないので好感が持てますね。

さらさの目標、「オスカル様」

1週間の入学ガイダンス後、最後に行われたのは現役の自衛隊員・穴井による集団行動でした。

一連の実技を終えた後、愛やさらさ、薫、彩子は体幹の弱さや周りに合わせようとして遅れてしまっている点を指摘されます。

指導の中でさらさの肩を押そうとした穴井に対し、さらさは「不意打ちは卑怯」と主張します。

「これなら大丈夫です!」と姿勢を直したさらさの肩を、穴井は再度押しますがびくともしません。優れた体幹に穴井は「自衛隊に来ないか」と誘いますが、さらさは「オスカル様になりたいからそれはできない」と断ります。

田中泉

原作では某国民的アニメの「アナゴ声」というネタとともに登場する穴井ですが、まさかアニメでは本当に本家の声優さんがCVを担当するとは。

さらさの言う「オスカル様」とは、男役のトップを指す言葉。

春・夏・秋・冬の4組における首位でなければいけないため、それを聞いた周囲はざわつくのでした。

アニメ『かげきしょうじょ!!』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

華やかな舞台を作り上げる、紅華歌劇団の未来のスターが通う紅華歌劇音楽学校。

天真爛漫で人を惹きつけるさらさやかつてのトップアイドル、愛など、個性豊かなキャラクターたちはこれからどんな日常を送るのでしょうか。

また、さらさの姿勢や祖父の過去から、どうやらさらさには歌舞伎の経験や知識がある様子。これがどう生きてくるのか、気になりますね。

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