『甲鉄城のカバネリ』は、フジテレビの「ノイタミナ」枠にて放送されていたアニメです。
いわゆるゾンビパニックもので、作中でゾンビは「カバネ」と呼ばれています。
- 作画は見事
- 豪華なスタッフ
- スチームパンク×ゾンビ×時代劇
監督はアニメ版『進撃の巨人』の荒木哲郎さん、シリーズ構成・脚本は『コードギアス 反逆のルルーシュ』などの大河内一楼さん、音楽は『進撃の巨人』でも活躍された澤野弘之さん、キャラクター原案は『超時空要塞マクロス』などの美樹本晴彦さん。
さすが「ノイタミナ」、かなり豪華な顔ぶれですね。
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目次
『甲鉄城のカバネリ』作品情報
作品名 | 甲鉄城のカバネリ |
放送年 | 2016年4月〜2016年6月 |
話数 | 全12話 |
原作 | カバネリ製作委員会 |
監督 | 荒木哲郎 |
声優 | 畠中祐(生駒) 千本木彩花(穂積) 内田真礼(四方川 菖蒲) 梶裕貴(逞生) 沖佳苗(鰍) 伊瀬茉莉也(侑那) 逢坂良太(巣刈) |
音楽 | 澤野弘之 |
主題歌 | オープニング「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」 エンディング「ninelie」 |
『甲鉄城のカバネリ』声優・キャラクター紹介
生駒(声優:畠中祐)
- 本作の主人公、17歳
- 蒸気鍛冶をしながらカバネの研究を行っている
- カバネ化した妹に自ら止めを刺したことがトラウマとなっている
- トラウマが原因で、正義感や使命感が非常に強い
無名/穂積(声優:千本木彩花)
- 本作のヒロイン、12歳
- ずっと戦場に身を置いてきたため世間知らず
- おかっぱで小柄
- 美馬のことを「あにさま」と呼ぶ、 妹系
四方川 菖蒲(声優:内田真礼)
- 17歳、見た目も言動もお嬢様
- 顕金駅(あらがねえき)を治める四方川家当主の父親がカバネとなったため跡を継いだ
- 甲鉄城のリーダー
- 弓を使える
来栖(声優:増田俊樹)
- 菖蒲の身辺警護を務める青年侍、17歳
- 実直だが、頑固で融通が利かない性格
- ツンデレのイケメン
天鳥 美馬(声優:宮野真守)
- カバネを狩る精鋭部隊「狩方衆」の総長、22歳
- ピンク色の長髪、オールバックの美青年
- 勘当中だが将軍家の長男で、民衆からは英雄扱いをされている
【ネタバレ】『甲鉄城のカバネリ』あらすじ・感想
美樹本晴彦さん
『甲鉄城のカバネリ』は、かなり豪華なスタッフが揃っているアニメですが、個人的にはキャラクター原案の美樹本晴彦さんのインパクトが大きかったです。
漫画でいうなら劇画調といった感じで、かわいらしさ重視のアニメが多い中、キャラクターたちがいい意味で浮いています。
生駒や無名などの主役クラスはもちろん、脇役もとても魅力的です。
女性は美人で、男性はかっこよくて、私はかなり好きなデザインです。
『マクロス』シリーズのキャラクターデザインで有名な方なので、人によっては、懐かしさも感じるかもしれませんね。
アニメーションが凄い
いやあ、動く動く。
TVアニメでここまで動かせるというのは、感動的ですね。
「ノイタミナ」枠は、作画に関してはいつも凄いのですが、『甲鉄城のカバネリ』も例にもれず素晴らしい出来栄え。
1話に1度ぐらいは必ずアクションシーンがある感じで、作画のカロリーがとんでもないです。
この画を活かすための、「スチームパンク×ゾンビ×ロードムービー」なんでしょうね。
無名がカワイイ
ヒロインの無名。
美樹本氏のキャラデザもあって、本当にかわいいです。
後半は、生駒と美馬が中心となり、無名があまり登場しなくなるので、寂しかったですね。
話の中心付近には存在したんですが。
群像劇っぽい感じになっているのですが、原作がないアニメなので、もうちょっと彼女を掘り下げてもよかったんじゃないかな、と思いました。
『進撃の巨人』との繋がり
監督の荒木哲郎さんが、アニメの『進撃の巨人』の監督もされていたせいか、生駒の性格が、やけにエレンとダブります。
カバネを駆逐してやる、とか言い出しそうな雰囲気でした。
実際に似たようなことは言ってましたし。
エレンの声優をされている梶裕貴さんが、親友の逞生役というのも妙な感じです。
脇役が魅力的
個人的には、甲鉄城運転士の侑那(ゆきな)がお気に入りです。
ガテン系女子、いいですね。
甲鉄城のエンジンを全開にするときに、上着を脱ぐのには笑いました。
いや、なんでお前が脱ぐんだ、と思わずツッコんでいました。
後半は駆け足
前半は賛否あれど、ゾンビパニックものとしてかなり良かったと思うのですが、後半は美馬による父親への復讐が主軸となっているため、ちょっと首を傾げる展開でした。
あきらかに展開が早すぎたでしたね。
急に出てきた美馬に、すぐに感情移入するのは難しいです。
後半が微妙というのは本当によくないです。
終わりが良くないと、やはりすっきりしませんし、結局後半の印象ばかり残ってしまいます。
画はやはり凄かったですけど。
じっくりやっていれば、また違った感想になったと思うので、残念ですね。
頭は空っぽにしてみよう
ほとんどのゾンビものは、あまり深く考えると楽しめないです。
『甲鉄城のカバネリ』もまた、頭を空っぽにした方が楽しいです。
画の力が凄いので、キャラと画を中心に鑑賞したほうが楽しめると思います。
メディア展開
『甲鉄城のカバネリ』は、2016年の作品ですが、2019年5月に劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が公開される予定です。
また、TV版と劇場版を繋ぐ、ゲーム『甲鉄城のカバネリ -乱- 始まる軌跡』がDMMにてサービス中です。
『甲鉄城のカバネリ』まとめ
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— 甲鉄城のカバネリ (@anime_kabaneri) 2016年10月5日
以上、ここまでアニメ『甲鉄城のカバネリ』について紹介させていただきました。
- 後半はちょっと駆け足気味
- 作風はアクション中心のシリアス
- キャラデザが印象的
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