「女子無駄」の愛称で認知されはじめた、クセになるアニメ『女子高生の無駄づかい』第4話は、体とメンタルが激弱の優等生・一 奏(通称:マジメ)を深掘りする回でした。
『女子高生の無駄づかい』らしく、無駄にJKを使い、普通じゃない切り口で進むストーリー。
本話のキーワード「奇跡」からブレず、各エピソードに奇跡が散りばめられています。
なるほどな!と感心してしまった奇跡の構成は見ごたえアリです。
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『女子高生の無駄づかい』第4話あらすじ
高校受験当日、高熱をはじめあらゆる体調不良によって、志望していた高校に落ちてしまい、さいのたま女子高校に入学することになったマジメこと一奏。
辛い3年間が始まると落ち込んでいたマジメだったが、入学式のクラス分けが貼られた掲示板に、ずっと憧れていた鷺宮しおりの名前を見つけ、奇跡が起きたと喜ぶ。
しかし、そんな喜びも束の間、中学では一度として崩れなかったロボの表情が、バカによっていとも簡単に崩されてしまったのを見て、衝撃を受けるマジメ。
マジメはどうにかロボとお近づきになろうと、バカの観察を始めるのだが……。
【ネタバレ】『女子高生の無駄づかい』第4話の感想
「奇跡は、待ってるだけじゃ起きないっ!」
「いまからスゴイこと言ってイイ?」
お馴染みの田中望(通称:バカ)を、菊池茜(通称:ヲタ)と鷺宮しおり(通称:ロボ)はいつも通りスルーします。
冒頭エピソードファンとしては、バカのこの台詞を聞くと何を言うのか期待してしまいます。
「奇跡っていうのは、待ってるだけじゃ起きないんだよっ!」
2人を足止めしたバカは、昨夜コンビニで遭遇した“奇跡トーク”を話しはじめます。
そこのコンビニ店員・物田の顔が、拝みたい程に仏像顔で、おまけに超福耳で天パ、笑っちゃうくらいありがた~い感じでした。
しかも、どこからともなくテントウムシが飛んできて、物田の眉間のやや上のナイスポジションに舞い降りたのです!
こっこれはッ!?
身震いするような奇跡に遭遇し、バカは思わず、コンビニ内に響き渡る声量で物田を指差し「うおぉぉー大仏!」と言ってしまいます。
「白毫ね。」
仏像では額に珠玉をちりばめて、これを表す。
博学のロボが呟きます。
テントウムシが白毫となって、大仏顔フェイスが見事に完成という奇跡降臨!
「仏の眉間にある右巻きの白い毛。えっアレ毛なの!?」
ヲタは、白毫をスマホで検索して音読します。
いいもん見たと感動しっぱなしのバカは、「やっぱ奇跡って自分から起こさなきゃ駄目だよな!」と得意気です。
「お前の奇跡は絶望的にどうでもいいわ!」とヲタは吐き捨てるように言うと、ペットボトルのフタをバカの眉間にクリーンヒットさせます。
眉間を触りながら「大仏?」というバカが愛おしかったです。
最後の突き放し具合が絶妙なヲタ&ロボも最高です。
一奏(通称:マジメ)が鷺宮しおり(通称:ロボ)推しになった理由
バカは、ロボに昨日学校を休んだ理由を問いただします。
「“学校に行く夢”を見た。夢でも現実でも学校に行くなんて理不尽だと思ったから。」
ロボのこの考えに納得するバカとは違い、ヲタは全然理解できないみたいです。
<5月15日水曜日12時40分。鷺宮さんのミステリアスな欠席理由に「そりゃ一理あるわ。」と返す田中さん。>
隠れてコッソリと、このやりとりをノートにメモっていたのは、隠れロボ推しの一奏(通称:マジメ)です。
女子独特のピンクやハートに彩られた世界が苦手な彼女は、ショートカットでヘッドフォン武装しています。
みんなからは群れない感じで一匹狼っぽくクールに見えるため、「カッコイイ!」と女子に憧れられる女子です。
マジメは、「受験の日、40度を超える発熱と、下痢と吐き気と頭痛と、水疱瘡にぎっくり腰と突き指さえしていなければ…。」と悔やんでいます。
そうでなければ、4歳児と同じ知能レベルの偏差値しかないと言われている“さいのたま女子高等学校”には入っていませんでした。
そういえば第1話で、バカが寝ていて合格したって言っていましたよねw
この高校、かなり興味深いです。
そして、マジメの受験日のコンディションの劣悪さに笑ってしまいました。
こんなに病が重なるなんて、ある意味奇跡的です(笑)
マジメは辛い3年間を覚悟していました。
入学式で同じ中学の美しくミステリアスな孤高の才女・鷺宮しおりが同じ高校のクラスメイトだということを知ります。
高校生活に絶望していた彼女は、ロボの存在に救われ、奇跡を感じました。
「今度こそお近づきになりたい。」
マジメの高校生活の目標はこの日、鷺宮しおりと仲良くなることとなったのです。
マジメのバカ観察日記がバカの手に渡る痛恨のミスが発覚!
マジメは、中学でクールフェイスを崩さなかったロボが、バカ渾身の顔芸にプッと笑う姿に衝撃を受けます。
彼女は鷺宮と仲良くなるためには「田中(=バカ)の攻略が必須」という仮説を立てて、この因数分解に真面目に取り組みだします。
必死にメモっていたのは、答えを導き出すための情報集めでした。
この後、悪い夢を見せられているようなバカの所業の数々が笑えます。
「田中さんと話していると平行感覚を失うような錯覚と頭痛に襲われる。」とマジメは観察しながら苦悩します。
1ヶ月と10日、バカを見続けるも、未だ「解」にはたどり着けずにいました。
学校でマジメの“授業ノート”を借りたいと、バカが話しかけてきます。
マジメがちゃんと勉強した方がいいと諭すと、「舐めるなよ」と言って堂々と小テストの結果を出してきます。
マジメは見たこともない点数に絶句します。
そして、奇跡的に5教科の点数がロイヤルストレートフラッシュになっていることを発見し、バカのバカさにさらなる衝撃を受けるのでした。
ノートを強引に奪ったバカは、から揚げを世界の通貨にしたら世界も平和になると思うと謎の持論を語ってきます。
マジメは、もしかしたらこの常人らしからぬ部分がロボを笑わせているのでは?と「解」を導き出します。
マジメは帰宅すると、授業ノートと一緒に「バカ観察日記」をバカが持って行ってしまったことに気づきます。
まるでバカの熱狂的ファンのように、行動を詳細に記録したあのストーカー的ノートを見たら完全に勘違いされてしまうこと必至。
落ち込み過ぎて、体調を崩してしまいます。
混乱し、独りブツブツと喋っているマジメ。
母はその様子を見て「娘が熱でおかしくなった」と思い、そっと見なかったことにします。
「戦いに勝った試しのない娘。体とメンタル弱っ」と、娘を冷静に分析する母の様子で、これまで残念すぎる人生を生きてきたっぽいのが痛いほど伝わってきます。
奇跡の夕立でロボと雨宿り、マジメに大チャンス到来!
ある日、夕立に降られたロボとマジメ、ロボは濡れて帰ろうとします。
マジメは、話しかけるチャンスだというのにうまく話せません。
「待つのは3分までと決めているの。」
行ってしまうロボに焦ったマジメは、自分は着衣のまま雨に濡れるのが好きだからと言って、持っていた折りたたみ傘を貸します。
わざと「綿と皮膚の密着性が堪らないな~!」と踊って見せ、レベルの高い変態を必死に装います。
また、ロボとお近づきになる機会を逃し、悔し涙でも濡れました。
この時ロボは「面白い子」と思ったようです。
本人に伝わってないのが切ないですよね。
落ち込んだマジメは、再び体調が悪化して寝言を言いながらうなされます。
「違うんです。変態なんかじゃないんです。純粋に着衣のまま濡れるのが好きなだけなんです…。」
娘を介抱しながら、母は「娘よ。世間一般ではそれを“変態”というのよ。」と、心の中で娘に語りかけていました(笑)
心の声が、かなりシュールなマジメ母のキャラ好きです。
百井咲久(通称:ロリ)の勇気、バカに粉々に打ち砕かれ食べられる
百井咲久(通称:ロリ)は、お菓子のBOCKY(ポッキーっぽいやつ)を持って、ヲタ・ロボ・バカの3人の様子をうかがっています。
ロリは、みんな仲良く食べて喜んでもらうという脳内シミュレーションをしていました。
覚悟を決めたロリは、勇気を出して3人のそばに歩み寄っていき「おいっお前ら!くっ食えよ、BOCKY。」と気恥ずかしそうに言います。
急なことに戸惑いながらも「サンキューロリ。」とヲタが1本、「ありがとう。」とロボも1本受け取ります。
「田中、お前も…。」と、ロリがバカの前にBOCKYの箱を差しだしたとき、事件は起きます!
大口を開けたバカは、残っている何十本かのBOCKYのチョコがかかっていない部分だけをバクッと全部食べちゃったんです。
ふぇっ…!?
突然の出来事に、ロリは一瞬フリーズします。
すぐにBOCKYの箱の中を見て、子どもみたいに「うわーん。」と大粒の涙をボロボロ流しながら泣きだしてしまいます。
恐怖と驚きと悲しみが入り混じった涙です。
それを見たヲタが、もぐもぐしているバカに怒りの鉄槌・肘落としを食らわします。
「そうやってロリをいじめんのヤメろ!謝れ!」
怒られたバカは「ロリ、これは悪い夢を見ているだけだよ。」と言うだけで全っ然謝らず、しまいにはヲタたちに呆れられ放っておかれます。
仲良くなりたいけど素直になれないロリが可愛くて堪らず、子供のように泣きじゃくる姿にも萌えました。
なんでバカとつるむのか?ヲタの気持ちが垣間見れる
「なんでアイツとつるんでんだろう?」
あまりのバカのくだらなさにヲタの心の声が聞こえてきました。
良いところがひとつくらいはあるからだよな~と考え、秒で「あ、無いわ。」と呟くヲタに吹き出してしまいました。
意外と友だちってそんなものですよね(笑)
良いとこなしと言っていたヲタですが、中学時代のバカとのやりとりを思い出します。
漫画家なんてなれるはずないと言ったヲタに、「そりゃお前がなれないと思ってるんならなれないけど、なれると思えばなれるだろ?」とバカが言うのです。
やっぱりバカは、ごくごくたまに良いこと言うんですよね!
あんなに良い言葉を言った後、ニッと笑いかけたバカの歯に挟まっていたひじきに大爆笑しました。
高校生になっても変わらず、ニッと笑ったバカの歯に、今度はホウレンソウが挟まっていました。
ヲタは「コイツといると悔しいけど、面白いんだよな」としみじみ。
ヲタが、このどうしようもないおバカとつるむ理由に納得しちゃいました。
山本美波(通称:ヤマイ)の救世主はマジメだった
山本美波(通称:ヤマイ)は途方に暮れていました。
中二妄想に駆り立てられ、勢いよく木に登ったものの降りられなくなって4時間が経過しようとしていたからです。
あまりに長時間いるため、彼女のパーカーに鳥が巣作りをはじめ出し、そろそろトイレも我慢できないレベルまでに達しています。
「私はつまらない人間だな。」とマジメが気を落とし通りかかります。
ヤマイは、本当はマジメに助けて欲しかったのに「ブルーツリーボーンズという奴らを見張っている」と強がります。
ちなみに近所の「青木整骨院」にインスパイアされて「ブルーツリーボーンズ」とw
ヤマイ面白いですよね。
「そんな話、鵜呑みにする訳ないでしょ!」
マジメは木に登って来てくれ、ヤマイを軽々とお姫様だっこすると、ヒーローのように着地して下ろしてくれました。
本当は嬉しいけど、素直じゃないヤマイは「さっき自分をつまらない人間だとか言っていたが“ドラゴニア王国のナイト”ぐらいの価値はあるぞ!ボクが雇ってやってもいい。」とだけ笑顔で話してトイレに走っていきます。
すこし柔和な顔で笑うマジメが印象的でした!
この2人、いつか仲良くなれそうな気がします。
バカが担任のワセダから下された究極の二択
バカは担任教師・佐渡正敬(通称:ワセダ)に呼ばれます。
「ついに女子高生に目覚めた?ゴメン。先生に興味ない。」
まだワセダから何も言われていないのに、バカは独自の推理をします。
ワセダは、JD意外は興味ないということを念押しした上で、本題に入ります。
「お前の成績は“地球崩壊レベル”だ!」
バカの成績のヤバさが露呈します。
中間試験結果で3科目以上赤点をとったら、1ヶ月補修を受けるor頭を五分刈りにするかのどちらかを選んでもらうと言われます。
立ち去るワセダに「七分でもいいっすかー?」とバカがせめてもの譲歩を求める感じが面白かったです。
さぞかし必死に勉強するのかと思いきや、ヲタをファミレス勉強会という口実で誘いだし、「一緒に地の底へ落ちようじゃないか。」と友を地獄へ誘おうと画策します。
「お前だけが落ちろ。落ちぶれろ。」
さすがヲタ、いいツッコミ入れます。
勉強もせず「高速舌なめずり」を永遠に続けたり、ヲタの飲み物を意識遠のく激マズの「タバスコ入りオレンジコーヒーココアコーラスカーッシュ」に変えてイタズラしたり。
最終的には、中間テスト当日にスキンヘッドのズラを被って教室に登場すると言う「勉強しない」という潔さw
「五部刈りなんてぬるいんで、ゼロ部刈りにしてやりましたよ。」
バカの馬鹿がさく裂します。
肩を震わせて笑うヲタと一緒に、大爆笑してしまいました。
『女子高生の無駄づかい』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【📺放送終了しました📺】
第4話「まじめ」
📺AT-X
にて放送終了しました!!
バカとの会話で平衡感覚が失われるマジメ。
マジメすごくかわいい!次回の予告は月曜日の17:00に公開します!
お楽しみに🤩#jyoshimuda #女子無駄 pic.twitter.com/NFYRXmcGtW
— TVアニメ「女子高生の無駄づかい」公式絶賛放送中!! (@jyoshimuda) July 26, 2019
エンディング後、ワセダが“学校に必要ないモノ”を没収しているシーンが流れました。
「鷺宮、学校に培養した細菌は必要ないだろ。没収な。」
素直に応じるロボからシャーレを渡され「かまいませんが先生、取り扱いには十分注意してくださいね。空気に触れるとやっかいな細菌なんで。」と言われ、急激にワセダはビビります。
「返すわ。」と言ったワセダを無視してどっかへ行ってしまうロボは、かなりドSですよね。
- バカが夜のコンビニで“奇跡の大仏”に遭遇し「奇跡っていうのは、待ってるだけじゃ起きないんだよっ!」と熱弁。
- マジメがロボ推しとなった理由が明かされる!
- ロリが勇気を出して歩み寄ったのに、バカにひどい仕打ちを受け号泣。
- 成績がヤバすぎのバカに、担任・ワセダが究極の二択を突きつける。
今回も安定の面白さで、最後まで笑いました。
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