ディズニーランドでお馴染みの人気アトラクションを実写化したアクション・アドベンチャー映画『ジャングル・クルーズ』
ロック様ことドゥエイン・ジョンソンが扮する陽気な船長・フランクと、エミリー・ブラント扮する好奇心旺盛な植物博士・リリーが未知のジャングルで「不老不死の花」を巡った大冒険を繰り広げます。
『トレイン・ミッション』『フライト・ゲーム』のジャウム・コレット=セラ監督がメガホンを取った、夏にぴったりの作品です。
マルコヤマモト
目次
映画『ジャングル・クルーズ』作品情報
作品名 | 『ジャングル・クルーズ』 |
公開日 | 2021年7月29日 |
上映時間 | 127分 |
監督 | ジャウム・コレット=セラ |
脚本 | マイケル・グリーン
グレン・フィカーラ ジョン・レクア |
出演 | ドウェイン・ジョンソン
エミリー・ブラント ジャック・ホワイトホール エドガー・ラミレス ジェシー・プレモンス ポール・ジアマッティ ベロニカ・ファルコン |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
映画『ジャングル・クルーズ』あらすじ【ネタバレあり】
ジャングルを舞台に「不老不死の花」をめぐった争奪戦!
舞台は第一次世界大戦下の1916年、ロンドン。
アマゾンのジャングルの奥深くにある、手にした者は不老不死の力を得ることができるという「クリスタルの涙」と呼ばれる伝説の花の存在を知った好奇心旺盛な植物博士のリリー(エミリー・ブラント)。
植物学会から「クリスタルの涙」への道標となる原住民の矢尻を盗み出し、弟のマクレガー(ジャック・ホワイトホール)を連れて南米・アマゾンへと旅立ちます。
リリーが冒険の相棒に選んだのは、観光客相手にジョークを飛ばしながらジャングルのクルーズを運営する船長のフランク(ドウェイン・ジョンソン)。
最初は乗り気でなかったフランクでしたが、リリーが矢尻を持っていることに気づき冒険のお供をすることに。
実はフランクも、とある理由から「クリスタルの涙」を探していたのです。
そこに「クリスタルの涙」の力を使い世界征服を企むドイツ帝国のヨアヒム王子(ジェシー・プレモンス)が現れ、自慢の潜水艦と機関銃でフランクのボートを襲撃!
何度も危機を乗り越えジャングルの奥地までたどり着いたフランクたちは女性首長・サム(ベロニカ・ファルコン)が率いる仲間の原住民の力を借りて矢尻が示す正確な場所を探そうとします。
しかし、ヨアヒム王子によって甦らされたかつてのスペインからの征服者・アギーレ(エドガー・ラミレス)と仲間たちの魔の手が迫っていました。
1500年代、娘の不治の病を治すためににスペインからやってきたアギーレは、原住民に刃を剥いたことからジャングルの呪いにかけられ、それから400年近く死ぬことなく醜い姿のまま生かされ続けていたのです。
矢尻を狙って襲ってきた呪われたアギーレと仲間たちによって原住民たちの村は荒らされ、アギーレとの戦いの末にフランクは剣で刺されてしまいます。
フランクが本当に「クリスタルの涙」を探す、驚くべき理由が明らかに。
そしてリリーは、誰よりも先に「クリスタルの涙」へ辿り着くことができるのでしょうか…!?
映画『ジャングル・クルーズ』感想【ネタバレあり】
ワクワクドキドキ満載の冒険活劇
ドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが主演を務めた『ジャングル・クルーズ』は、南米・アマゾンのジャングルを舞台にしたワクワクドキドキ満載の冒険活劇!
永遠の命が得られ、またその呪いを解くことができる不老不死の花「クリスタルの涙」を求めて探検を続ける彼らが思わぬ真実を知るとともに、花を巡った壮絶な争奪戦に巻き込まれていく様子を描きます。
同じくディズニーランドのアトラクションを主体とした『パイレーツ・オブ・カリビアン』そ彷彿とさせる船同士の迫力満点の追跡撃や、『インディー・ジョーンズ』を彷彿とさせるハラハラの謎解きやアクションなど見どころ満載。
マルコヤマモト
そんななかで、親父ギャグを飛ばしまくるご陽気な船長・フランクと、走りながら考えるタイプの行動派・リリーによる痛快な会話劇も見どころの1つです。
そして、とりわけ楽しいのがエミリー・ブラント扮するリリーのアクション。
なぜか高いところが大好きなリリーが繰り広げるドタバタな高所アクションは、全盛期のジャッキー・チェンを感じさせ、スリル満点かつ所々に笑いも含んでおり好印象でした。
マルコヤマモト
アトラクションお馴染みのシーンに大興奮!
マルコヤマモト
東京ディズニーランドが開園した1983年以来存在するアトラクションで、陽気な船長とともにアマゾン川、ナイル川、イラワジ川など世界各地のジャングルをボートで探検します。
マルコヤマモト
映画『ジャングル・クルーズ』にも、アトラクションを踏襲したシーンやキャラクターが登場し、アトラクションを体験した人は大興奮間違いなし!
アトラクションの醍醐味である、クルーズの最中に時には寒い駄洒落を言いまくる船長のキャラクターを、ドウェイン・ジョンソンがしっかりと踏襲。
アトラクション終盤に登場する人気キャラクター「首狩族のサム」も物語を盛り上げてくれます。
マルコヤマモト
ストーリーとキャラ設定は正直惜しい!
マルコヤマモト
まず1番大事なストーリーに関しても、「呪い」や「呪いに囚われた征服者たち」など、なんとなく『パイレーツ・オブ・カリビアン』と似たような設定が多く、特に征服者たちのビジュアルも「呪われた海賊たち」に似ているなど色々な箇所に既視感がありました。
マルコヤマモト
「クリスタルの涙」を手に入れたリリーは結局何がしたかったのだろう?
女性植物博士としての権威を手に入れたかった?病気の人を救いたかった?その目的にブレを感じてしまったため、途中で物語の何を追って良いのかわからなくなりました。
そして、最近ディズニーが割と気にしているジェンダー問題やLGBT+について。
今作にもリリーの弟・マクレガーというキャラクターが登場し、彼がゲイであると打ち明けるシーンが組み込まれていますが、その後の展開に上手く活かされていなかったことも残念でした。
実写版『美女と野獣』のように「なんとなく匂わせる」だけでなく、『ジャングル・クルーズ』に関しては無理に社会問題を組み込もうとして、どっちらけになってしまった印象。
マルコヤマモト
それならば、いろいろ取り払って原点回帰してシンプルな冒険活劇に振り切った方が良かったのでは…!?とも思います。
マルコヤマモト
SNSでのみんなの感想・評判
『ジャングル・クルーズ』観賞後はあのアトラクションにまた行きたくなるアドベンチャー。個性的なキャラ、コメディ要素、ジェンダー表現などが冒険にうまく絡められていた。ただ中盤、ある秘密が明らかになるが、非常に既視感あるものであり、展開もそれ以降ラストまでやや拙速に感じた。惜しい。 pic.twitter.com/w5lgqwC7dM
— 深海心 (@deepseahearts) July 31, 2021
『ジャングル・クルーズ』観賞
ロック様、今度はジャングルで大暴れ!!
永遠の命が得られる伝説の花を求めてアマゾンの秘境を目指す良作アドベンチャー。
襲いくる怪物や激流、花を狙う悪党に立ち向かうロック様とエミリー・ブラントの活躍が楽しく、アドベンチャーものの魅力が詰まってあり満足。 pic.twitter.com/rbBS7c4XPp— ノミのピコ (@KRWNMNPK) August 1, 2021
ユナイテッド・シネマテラスモール松戸にて「ジャングル・クルーズ」IMAX版観賞。
ディズニーランドのアトラクションを実写映像化。一難去ってまた一難の大冒険活劇を堪能。
とりあえず初見はIMAXだったが、本作はそもそも元がアトラクションなので4DX観賞がベスト。機会があれば4DXで再臨したい。 pic.twitter.com/LPgxa1Q8R4— 北小金 葵 (@kitakogane_aoi) August 1, 2021
映画『#ジャングルクルーズ』
字幕版 観賞
いろいろ詰め込み過ぎな脚本&演出ですが
アトラクション要素満載で楽しい作品に仕上がっています。
吹き替えに馴染める人は、4D版の方が より楽しめると思います。
脇役?の演技も良かった。 pic.twitter.com/NAsIQJ5Dvt— 大西美樹 yoshiki ohnishi (@maaruku555) July 31, 2021
ドウェイン・ジョンソン&エミリー・ブラントという最強の布陣で挑んだ『ジャングル・クルーズ』。
先述したように『パイレーツ・オブ・カリビアン』の二番煎じということで及第点をつけている方も多いですが、何よりも「観終わった後は必ずアトラクションに乗りたくなる!」という感想が1番多かったです。
また、映画館でも2D、IMAX、MX4Dなど種類が充実しており、ぞれぞれに異なる魅力や楽しみ方を見つけられそう。
元がアトラクションだけあってMX4Dを観た方の満足度が高いように感じました。
マルコヤマモト
映画『ジャングル・クルーズ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
🌴🌴🌴🚢🗺️🌴🌴🌴
⚠️ジャングルで危険なもの⚠️
❶呪われた人たち🌀
❷猛獣たち🐾
❸突然の滝🌊
❹ダジャレを連発するフランク🚣『#ジャングルクルーズ』
映画館& #ディズニープラス
プレミア アクセス 大ヒット同時公開中❗️🌴🌴🌴🚢🗺️🌴🌴🌴 pic.twitter.com/ouepig0kgD
— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) August 2, 2021
マルコヤマモト
- ワクワク度…★★★★★
- 物語…★★★☆☆
- 子供と観れる…★★★★★★
映画『ジャングル・クルーズ』はアトラクションを知れば知るほど愛着が湧き、ジャングルクルーズを愛していれば愛しているほど楽しめる、そんな冒険活劇です。
色々と言及したい点はありますが、娯楽作なのでまずは楽しんで観賞することが吉。
日本語吹き替え版ならば、ワクワクドキドキ親子揃って楽しめること間違いなし。
マルコヤマモト