甚爾と戦闘を余儀なくされた恵は、追い詰められながらもギリギリで攻撃をかわし続け、無茶をしないとやられてしまうと察します。
しかし、甚爾から名前を聞かれて答えると、自害してしまいました。
漏瑚と宿儺の戦闘も始まり、強さの差を見せつけられて漏瑚は動揺を隠せません。
それでも、戦いをやめることはありませんでした。
それではさっそく『呪術廻戦』渋谷事変編の第40話をネタバレありでレビューします。
目次
アニメ『呪術廻戦』第39話のあらすじと振り返り
伏黒恵(CV:内田雄馬)が領域内に空けた穴から入ってきた伏黒甚爾(CV:子安武人)により、陀艮(CV:三宅健太)は殺られてしまいます。
陀艮を倒したのも束の間、甚爾によって恵は駅の外へ飛ばされてしまい、残された禪院真希(CV:小松未可子)たちの前には漏瑚(CV:千葉繁)が現れました。
反応する前に漏瑚の手によって燃やされてしまう真希たち。
そのとき、漏瑚は宿儺(CV:諏訪部順一)の気配を感じ虎杖がいるトイレ前へと移動しました。
【ネタバレ】アニメ『呪術廻戦』渋谷事変編の第40話あらすじ・感想
戦闘開始
駅の外へ飛ばされた恵は、飛ばした張本人・甚爾と戦うことになりました。
戦闘が始まってすぐに宿儺の気配を感じ、渋谷駅はどうなっているんだと思いましたが、襲いかかって来る攻撃を避けるのに精一杯です。
「脱兎」で壁を作ったり手数として使ったりし、自身も殴りかかったりするも簡単にかわされてしまい、当たりません。
しかも、甚爾は破壊したコンクリートの破片を指先で飛ばし、全ての「脱兎」を倒してしまいます。
保志メジェド
その頃、「渋谷ストリーム」にいるパンダ(CV:関智一)と日下部篤也(CV:三木眞一郎)は、五条のいる渋谷駅の地下へ行こうとしていました。
行く気があるのはパンダだけで、日下部は「死にたくない」、「一人になりたくない」という理由で「恐怖に怯える人が他にもいるかもしれない」と言い、渋谷駅に近づきません。
いつまで粘れるか、と考えているところに菅田真奈美(CV:伊藤静)と祢木利久(CV:井上剛)が現れ、「投降しろ。術師は殺したくない」と言いました。
「首都高速三号渋谷線・渋谷料金所」にいる、家入硝子(CV:遠藤綾)と夜蛾正道(CV:黒田崇矢)が会話をしています。
他者を治せる反転術式を持っている家入は、敵にとって邪魔な存在であり、居場所がバレれば襲ってくると夜蛾は考え、護衛するために近くにいました。
一人で大丈夫だと家入は言いますが、猪野や伊地知が死なずに済んだのは家入のおかげだと話します。
やめたはずのタバコを吸っている家入は、学生時代を思い出していたからでした。
伏黒という名前
オフィスについているスプリンクラーを発動させた恵は、水に濡れた甚爾に向かって「鵺」の雷を当てて距離を取り、「家入の反転術式で治せる範囲で無理をしないと自分の命が危ない」と思います。
甚爾は先を尖らせた三節棍で刺しにかかりますが、恵の影に足を取られて攻撃がズレ、横っ腹に刺さってしまいますが、恵はそのまま甚爾の腕を掴んで取り出した刀で攻撃しようとし、避けられてしまいました。
なにかに気づいた甚爾は、禪院直毘人(CV:中田譲治)に自分の子供を渡す約束のシーンを思い出します。
「才能があれば幾分マシだろ」と考えた結果の約束でしたが、突然、「恵をよろしくね」という女性(CV:名塚佳織)の声がよみがえり、甚爾は恵に名前を尋ねました。
不思議に思いながら恵は「伏黒」とだけ答えると、「禪院じゃねーのか。よかったな」と優しく言うと、自身の頭を刺し自害してしまいます。
保志メジェド
元の孫の姿に戻り完全に術式が解けた相手を確認したあと、恵は家入のところへ行く前に真希たちの方へ戻ろうかと足を動かしたところで、重面春太(CV:羽多野渉)に背中を切られてしまいました。
宿儺の強さ
とあるビルで、かつて夏油傑(CV:櫻井孝宏)と共に行動していた仲間が集まり、夏油の体を取り戻す話しをしていました。
夏油の意志を受け継ぐ者として菅田と祢木が、死んでしまった夏油の物語は終わったと考える枷場菜々子(CV:松田颯水)が言い争っています。
怒った菜々子が術式を使おうと携帯電話を構えると、ラルゥ(CV:速水奨)が止めに入り「各々行動する」よう提案しその場を収めました。
保志メジェド
別行動をすることを決めた菅田と祢木は日下部とパンダの前に現れ、「投降するのか、しないのか?」と問います。
話の内容よりも話しの短さに心の中でキレる日下部は、戦闘で時間を稼ごうと思いつき、シン・陰流、居合「夕月」を繰り出そうと構えたところに、宿儺と漏瑚の戦闘に遭遇し気がそれました。
漏瑚は、宿儺と強さの差があるのはわかっていたことだと思いつつも、こんなに差があるものなのかと動揺し、宿儺からは「頑張れ、頑張れ」とバカにしているかのように言われてしまいます。
漏瑚は巨大な隕石のようなもの、極ノ番「隕」を宿儺めがけて放ち、それを見た日下部はヤバいと感じて逃げることにしました。
しかし、そこへ宿儺が現れて「(逃げては)ならん」と言い、その場にいる全員が凍り付きます。
宿儺は「よしと言うまで動くな。破れば殺す」と言って数秒待ち、「よし」というと上から炎に包まれた隕石が落ちてきました。
隕石の上には漏瑚がいて、そばには無傷の宿儺も立っています。
領域を展開しない漏瑚を宿儺は不思議に思うと、「領域の押し合いに勝てない」とわかっていることを漏瑚は話し、それは五条悟に勝てなかったから思うことでした。
そんな漏瑚に、宿儺は炎を操る「フーガ」を見せて火力勝負を持ち込み、弓矢のように構えます。
新の人間
真っ白な空間に、漏瑚、花御(CV:田中敦子)、受胎時姿の陀艮(CV:遠藤綾)の三体が集まっていて、「すまない」と謝る漏瑚に花御が「真人がまだいる」と話しました。
「人にとって死は鏡。真人は鏡そのもの」と花御は言い、漏瑚は浮かない表情をしたまま「我々こそ新の人間だ」と口にします。
そこへ、宿儺の声が割って入り「人間と言うより人間の位置の話しか」と一人で納得し、漏瑚に「群れることはせず、焼き尽くせばよかった」のだと話しました。
「楽しめた」と褒める宿儺は続けて漏瑚のことを「強い」と言います。
その言葉を聞いた瞬間、漏瑚の目から涙が流れ落ち、現実の漏瑚は宿儺の炎で焼かれていました。
保志メジェド
そこに裏梅(CV:斎賀みつき)が現れて、宿儺は嬉しそうに「久しいな」と声をかけます。
「道玄坂・SHIBUTA109前」では、頭から血を流して気を失っている恵と重面が何者かにおびえていました。
アニメ『呪術廻戦』渋谷事変編の第40話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
とても濃い内容でしたね!
伏黒親子に夏油一派、漏瑚と宿儺の戦闘。
こんなに濃い30分があろうとは、思いませんでした。
甚爾が恵に「よかったな」と言って自害するシーンは、過去のことを考えると胸が締め付けられる思いです。
漏瑚と宿儺の最後のやり取りには、漏瑚たちの思いというか夢というか……そういうものを知って思わずうるっときてしまいました。
それぞれの思いが、切なく感じてしまいます。
次回はどんな展開になるのでしょうか、待ち遠しいです!