アニメ『呪術廻戦』懐玉・玉折編・第29話あらすじ・ネタバレ感想!五条悟と夏油傑のそれぞれの選択

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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夏油は非術師を守ることにだんだん疑問を抱いていきました。

そこに九十九がやって来て、夏油が悩んでいることに対して背中を押すような考えを話してしまいます。

夏油は悩みながらも、答えを出しました。

それではさっそく『呪術廻戦』懐玉・玉折編の第29話をネタバレありでレビューします。

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アニメ『呪術廻戦』第28話のあらすじと振り返り

高専の結界内で天内理子(CV:永瀬アンナ)を狙ってやって来た、伏黒甚爾(CV:子安武人)と戦うことになった夏油傑(CV:櫻井孝宏)。

最高硬度の龍で攻撃を仕掛けたり、簡易領域で領域内に招くも倒されてしまいます。

甚爾の肩に乗っている呪霊を取り込もうとして失敗してしまった隙に、夏油は甚爾に切られて気絶してしまいました。

その後、甚爾の前に倒したはずの五条悟(CV:中村悠一)が反転術式を使えるようになって現れ、虚式「茈(むらさき)」を放ち、勝つことができました。

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【ネタバレ】アニメ『呪術廻戦』懐玉・玉折編の第29話あらすじ・感想

最強になった五条悟

前回の話から一年後の夏、グラウンドでは夏油と家入硝子(CV:遠藤綾)が五条に向かって消しゴムとえんぴつを投げていました。

えんぴつは弾かれ、消しゴムだけが五条に当たり、術式の自動選択を習得した五条に驚く二人。

反転術式ができるようになり、脳が焼ききれないようにすることで常に術式を発動させられるようになった五条を、夏油は「悟は最強になった」と思います。

保志メジェド

ここでもう、現代の五条が当たり前のようにやっていることをやれていたんですね!

任務にも一人で行くことが増え、災害の影響で忙しくなり、毎日同じことの繰り返しで夏油はだんだん誰のために呪霊を祓っているのかわからなくなっていました。

夏油の頭に浮かぶのは盤星教にいた人たちが笑顔で拍手をしている姿で、周知の醜悪(しゅうあく)を知った上で非術師を助ける選択をしたはずだと言い聞かせます。

高専の自動販売機の近くにあるベンチに夏油が座っていると、灰原雄(CV:梶原岳人)がやって来ました。

遠出の任務に行くと話す灰原に、夏油は五条も食べるかもしれないからと甘い食べ物のお土産を頼みます。

夏油が灰原に呪術師は辛くないか聞くと、「自分にできることを精一杯頑張るのは気持ちがいいです!」と元気よく返されて、少し驚きました。

そこへ、特級術師の九十九由基(CV:日高のり子)が現れ、灰原は入れ替わるように去っていきます。

呪霊の生まれない世界

九十九は夏油に、呪霊を狩るのではなく呪霊の生まれない世界を作ろうとしているんだと話します。

呪霊の生まれない世界として、甚爾のような人たちを増やしていくか、死後呪いに転ずるのを除いて術師からは呪霊は生まれないため、全人類が術師になればいいと考えていました。

その話を聞いて、夏油は「非術師を皆殺しにすればいい」と発言し、九十九はそれを「アリだ」と肯定しますが、実行するほどイカれていないと両手を上げます。

非術師は嫌いか?と聞かれ、夏油は非術師を見下す自分とそれを否定する自分がいて、どちらが本音なのか変わらないと打ち明け、九十九はどちらを本音にするのか決めるのは自分だと教えました。

九十九は去り際に、天元は安定してるから気にしなくていいと言い残して帰っていきます。

保志メジェド

夏油の悩みと九十九の考えが妙にマッチしていて、会話を聞いていてヒヤヒヤしました!

灰原雄の死

霊安室のような部屋で横たわる灰原に布を被せてあげる夏油に、七海建人(CV:津田健次郎)は今回の任務は自分たちより格上だったと苛立ちの声を出しました。

今は休めと気遣う夏油の言葉に、七海は五条一人でもいいのではないかと呟きます。

その後、夏油が一人で向かった任務先で、二人の村の女の子が牢屋に閉じ込められていました。

村の大人がなにか言っていますが、夏油にはくもった声で聞こえていて上手く聞き取れていない様子で、その中で夏油はどちらを本音にするのか、決めてしまいます。

夏油は自身の操る呪霊を出現させると、村人を次々と襲っていきました。

保志メジェド

夏油の中で、灰原とこの村一件で決まってしまったんですね……

夏油傑の選択

五条と夏油の担任である夜蛾正道(CV:黒田崇矢)は、夏油が村を襲いいなくなったことを五条に話すと、そんなわけがないと叫び声を上げて否定します。

その頃、家入は新宿にある喫煙所でタバコを吸おうとライターを探していると、夏油が吹っ切れたような笑顔で話しかけました。

術師だけの世界を作ると話す夏油を「意味わかんねー」と笑いながら、家入は五条に電話をかけて居場所を教えます。

家入と別れて去っていく夏油に五条は追いつき、術師だけの世界を作るのは無理だと説得しますが、夏油から五条の力があればできると言われていまい、五条は上手く返すことができません。

生き方は決め、あとはできることを精一杯やるだけだと灰原が言った言葉と似たようなことを言って去ろうとします。

五条は去っていく夏油の背中に向かって技を放とうと構えますが、手に迷いがあり狙いが定まらず、そのままやめてしまいました。

高専の敷地に戻って来た五条が階段に座り込んでいると、夜蛾が側に近寄ります。

夜蛾に自分だけ強くてもダメで、他人に救われる準備がある人だけ自分は救えるんだと、五条は静かに言いました。

保志メジェド

前回とは打って変わって自分だけが強くなってもダメだと落ち込んでいて、見ていて辛かったです。

五条悟の選択

解散されたと思っていた盤星教に、夏油は孔時雨(CV:こんしう/安元洋貴)と一緒にいました。

村で牢屋に閉じ込められていた二人の女の子、枷場菜々子(CV:松田颯水)と枷場美々子(CV:松田利冴)もいます。

夏油が舞台に上がると演説を始めましたが反対する者が多く、その内の一人を舞台に上げると呪霊で潰してしまい、非呪術師は嫌いという方を本音に選択しました。

一方、五条は甚爾が残した言葉通り、伏黒恵(小1/CV:藤原夏海)に会いに行きます。

甚爾そっくりな顔に五条は嫌な顔をしますが、父親の甚爾のことを話し、御三家の一つである禪院家の家系だということも話しました。

ですが、恵は父親に興味がなく五条の話をさえぎってしまいます。

五条がどうしたいか聞くと、恵は禪院家に行けば姉の伏黒津美紀(CV:早見沙織)が幸せになれるのか問うと、五条は即答で「100%ない」と低い声で断言し、それを聞いた恵は少し怖気づいてしまいました。

それを見た五条は笑い、あとは任せなさいと頭を撫でると「強くなってよ。僕に置いていかれないくらい」と言って目を閉じます。

保志メジェド

姉の幸せをこの頃から願っていたんですね、恵は……

そして、2018年10月19日。

高専の一室で寝ている五条を見て「五条先生でも寝るんだな」と言う虎杖悠仁(CV:榎木淳弥)に、当たり前だと突っ込む釘崎野薔薇(CV:瀬戸麻沙美)の姿が。

寝ていた五条が起きると、出会った頃の幼い姿ではない伏黒恵(CV:内田雄馬)の姿もあります。

五条は自分の生徒たちを見たあと、幼い頃の恵を思い出したのか、背を向けて小さく噴き出して笑いました。

アニメ『呪術廻戦』懐玉・玉折編の第29話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

夏油の悩みと九十九の考えがうまい具合にマッチしていて、あのまま九十九と同じ方向へ行っていたら、悲しいことにならなかったのかな?と思ってしまいました……

灰原があんな形でいなくなってしまうなんて、心が痛いです。

二人で最強と言っていた五条と夏油が別れてしまって、分かり合えなかったことが辛いですし、踏み込んだ話をしていなかったのも、別々の道を歩むことになってしまったのかもしれません。

今回の話は、とても悲しい回でした……

五条と夏油の高専時代の話は今回で最後ですが、まだまだアニメは続くので次回も楽しみにしたいと思います!

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