夏油は甚爾と結界内で戦っていましたが、次々と操る呪霊がやられてしまい、悪戦苦闘してしまいます。
甚爾の持つ呪霊を取り込もうとしたところ弾かれてしまい、その隙に切られてしまいました。
盤星教の本部に天内を届けた甚爾の目の前に、倒したはずの人物が現れます。
それではさっそく『呪術廻戦』懐玉・玉折編の第28話をネタバレありでレビューします。
目次
アニメ『呪術廻戦』第27話のあらすじと振り返り
黒井美里(CV:清水理沙)を助けた五条悟(CV:中村悠一)と夏油傑(CV:櫻井孝宏)は、人質の交渉先である沖縄で天内理子(CV:永瀬アンナ)の懸賞金の期限が切れるまで、観光することにしました。
寝ずに術式を発動させていた五条は、高専の結界内に入ると術式を解きましたが、その隙を狙って伏黒甚爾(CV:子安武人)が襲ってきます。
術式を強制的に解除する「天逆鉾(あまのさかほこ)」で、ズタズタに切られてしまった五条。
その頃、夏油は天内に「同化をせずに帰ってもいいんだ」と提案します。
帰ろうと差し伸べた夏油の手を天内が取ろうとした瞬間、甚爾に銃で撃たれてしまいました。
【ネタバレ】アニメ『呪術廻戦』懐玉・玉折編の第28話あらすじ・感想
呪霊操術と天与呪縛
夏油が召喚した二体の呪霊の内の一体、龍が甚爾に襲いかかります。
口の中にくわえられながら甚爾は、夏油に向かって銃を撃ちましたが、その弾を小さい呪霊を出して守りました。
夏油は建物の中へ叩きつけられた甚爾を追うと、甚爾は無傷で立っていて、夏油と向き合うと話し始めます。
呪力のない自分は透明人間みたいなもので、格納できる呪霊を飼って物をしまっていると言い、小さくなった呪霊を飲み込んで持ち歩いていることを話しました。
そうすることで全ての呪力を隠すことができるため、六眼持ちの五条相手に奇襲ができたのです。
話し続ける甚爾に夏油は「もういい」とさえぎり、術師同様、情報の開示が能力の底上げになることを知っていました。
夏油はどうして結界で隠しているこの場所がわかったのか問うと、甚爾は臭跡や足跡など、天与呪縛で底上げされている五感を使って来たことを話します。
来る途中にいたはずの黒井はどうしたのか夏油が聞くと、「多分、死んでる」と興味がなさそうに甚爾が返しました。
その言葉を聞いて夏油は再び龍で攻撃を仕掛け、同時に他の呪霊も使い一気にたたみかけます。
ですが、甚爾は全ての攻撃を避けて龍を真っ二つにしてしまい、夏油が「最高硬度の虹龍だぞ!?」と驚きますが、次は質問に答えるまで不可侵を強制する仮想怨霊を使い、簡易領域で甚爾を領域内に招きました。
「私、きれい?」と聞かれた甚爾は「趣味じゃねぇ」と返すと、耳に切れ込みが入り血が流れますが、甚爾はあっさりと目に見えないハサミを切り刻んでしまいます。
瞬時に夏油は甚爾の肩にいた呪霊を呪霊操術で取り込もうとしますが、弾かれてしまい一瞬動揺してしまいました。
その隙に甚爾は天逆鉾(あまのさかほこ)を出して、夏油の体を切りつけたあと蹴り飛ばします。
呪霊操術で取り込んだ呪霊がどうなるのかわからないからと、殺されずに済んだ夏油ですが、その場で気絶してしまいました。
術式に恵まれた夏油たちが、呪術も使えない自分みたいな猿に負けた、と甚爾が話したところで、❝恵❞のことを思い出します。
保志メジェド
覚醒した五条悟
天内を狙う組織・盤星教の本部に、甚爾と孔時雨(CV:こんしう/安元洋貴)は天内の遺体を園田茂(CV:咲野俊介)に渡します。
園田は天元と生漿体(せいしょうたい)の同化を阻止できたことを喜び、孔はそれが原因で天元が暴走したら立ち行かなくなると話し、園田は「やむなし」と返し、天内を抱えて部屋から出ていきました。
甚爾と孔は本部の建物から出ると別れ、甚爾が一人で歩いていると目の前に倒したはずの五条が血だらけのまま立っています。
保志メジェド
驚きを隠せない甚爾に、五条が額の傷跡を見せながら元気だということを話しました。
反転術式を使って切られた箇所を直した五条は、テンションが高くハイになっていて、甚爾の敗因は首をしっかり切らなかったことと、天逆鉾(あまのさかほこ)を使って頭を刺さなかったことだと言います。
甚爾は「敗因?勝負はこれからだろ」と言って天逆鉾(あまのさかほこ)を出し、素早く五条に仕掛け、その攻撃を簡単にかわしてしまいました。
甚爾の背後に回った五条は、使えるようになったばかりの反転術式を使い、術式順転「赫」の技を繰り出します。
天逆鉾(あまのさかほこ)で技を受け止めながらも遠くまで飛ばされた甚爾は、呪霊をお腹に巻き付けて衝撃を防ぎ、体制を整えました。
宙に浮いたまま楽しそうにしている五条を見ながら、五条家の無下限呪術の能力を一つずつ思い出していき、天逆鉾(あまのさかほこ)を鎖に繋ぎます。
五条の能力に全て問題はないと考えた甚爾でしたが、何か違和感を感じながらもそれを無視をして、次々に攻撃していきました。
五条は軽々避けながら、天内のことに対して怒りや憎しみを感じていないことを謝ります。
岩を引き寄せて壁を作りながら、甚爾が禪院家であることを推測した五条は、五条家の中でもごく一部の人間しか知らない「蒼」と「赫」を衝突させて仮想の質量を押し出す、虚式「茈(むらさき)」を放ちました。
甚爾は、いつもならお金のやり取りのない戦闘はやらずにトンズラしていたと、違和感の正体に気づき始めます。
自分を否定した禪院家と呪術界と、覚醒して一人でも最強になった五条が現れて、自分を肯定するためにいつもの自分を曲げてしまったとわかり、「自尊心(それ)は捨てたろ」とつぶやきました。
保志メジェド
左側がなくなった甚爾に、五条が「最期に言い残すことはあるか?」と問うと、すぐさま「ねぇよ」と返されます。
しかし、自分の息子の姿が頭をよぎり、2,3年後に禪院家に売られることを話し、五条に「好きにしろ」と言い残すと、甚爾は下を向きました。
盤星教
夏油のもとに甚爾が飼っていた呪霊がやって来て、何か言うと夏油は驚きます。
走って建物の中にやって来た夏油が扉を開けると、笑顔で拍手をする人たちがいました。
その中から、天内を横抱きにして歩いてきた五条は、夏油に話しかけます。
雰囲気が変わり、瞳の輝きも以前と違う五条に「悟…だよな?」と戸惑う夏油。
天内のことで落ち込んでいる夏油に五条が「俺がしくった。お前は悪くない」と言いました。
「戻ろう」と返事をした夏油に、今の自分なら何も感じないからと、五条は周りの人たちを殺すかどうか聞きます。
夏油は「意味がない」と言って五条を止めますが、意味が必要なのかどうか五条は問いました。
術師には大事なことだと、夏油は拳を握りしめながら返します。
保志メジェド
アニメ『呪術廻戦』懐玉・玉折編の第28話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
夏油と甚爾のスピーディーな戦闘に、なかなか瞬きができませんでした!
五条が反転術式を習得して、さらに強くなって帰って来て、前回より余裕をもった戦いをしていたのは、かっこよかったです。
甚爾は先のことを考えた戦闘をしている印象が強く、違和感を無視して戦った理由を知ったときは、人間らしさがあって切なくなりました。
今回はかっこいい戦闘の中に、甚爾の思いも隠れていて少し切ない回でしたね。
次回はどんな回なのか、気になります!