2020年6月12日から世界配信が始まったHuluオリジナルドラマ『THE HEAD』。
“山P”こと山下智久がメインキャストの1人として出演していることで大きな話題となっています。
山Pの英語力には度々注目が集まっていましたが、こうして本格的に海外作品での演技が観られるのは嬉しいですよね。
このように、日本だけでなく海外でも活躍している日本人俳優は今までにも多く存在し、日本語での演技とは一味違った表情を楽しめる素晴らしい機会となっています。
今回は、そんなハリウッドやその他海外作品でも活躍している日本人俳優と、おすすめの出演作品を一本ずつご紹介します。
ハリウッドで活躍する日本人俳優たち7選
真田広之
最初にご紹介するのは、1980年に映画初主演を果たしスタントマンなしの迫力あるアクションと高い演技力が評価された大御所・真田広之。
1999年にイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演、蜷川幸雄演出の『リア王』に唯一の日本人キャストとして出演し、本格的に海外進出を果たします。
2002年の『たそがれ清兵衛』、翌03年の『ラスト サムライ』と世界的に注目を集めた映画作品への出演が続き、日本を代表する俳優の1人となりました。
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徐々に活躍の場を国外メインにしていき、『ラッシュアワー3』や『ウルヴァリン:SAMURAI』、『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』など話題作への出演を続けています。
その活躍は映画だけでなく、日本でも熱心なファンの多い『LOST』のファイナルシーズンへ出演し、当時50歳で海外ドラマ初出演となりました。
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渡辺謙
続いても国内外で活躍を続ける大御所・渡辺謙。
1982年にテレビデビュー、84年に映画デビューし、新人時代から高い演技力で準主役級の役柄をこなしてきた日本で知らない人はいない実力派俳優です。
大河ドラマ『独眼竜政宗』で主演を務め、一躍国民的な人気を獲得しました。
海外作品への初出演となった2003年の『ラスト サムライ』で世界的に評価され、主な活動の拠点をハリウッドへ移します。
2005年に出演した『バッドマン ビギンズ』の監督であるクリストファー・ノーランに気に入られ、同監督の名作『インセプション』にも起用されました。
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2014年からのハリウッド版ゴジラ作品シリーズである“モンスター・バースシリーズ”では重要人物である芹沢博士を演じています。
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渡辺謙は、今なお国内外での評価を高め続けています。
浅野忠信
1988年にテレビドラマ『3年B組金八先生』で俳優デビューし、1990年に映画初出演した浅野忠信。
岩井俊二や是枝裕和など人気監督の作品に初期から出演し、知名度と人気を高めていきます。
1996年に短編映画で海外進出した後は、1999年の香港・日本合作映画『孔雀』で国外作品初主演も果たしました。
2007年の『モンゴル』では主人公のチンギス・ハーンを演じ、この作品での演技が世界的に高く評価されます。
本格的に注目されたのは、ハリウッドデビュー作となった『マイティ・ソー』シリーズへの出演でした。
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菊地凜子
1999年に映画デビューした菊地凜子。
日本国内でもあまり名前が知られていなかった2006年に出演した映画『バベル』での演技が高く評価され、アカデミー助演女優賞など著名な賞にノミネートされました。
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一躍時の人となり国内外で活動を続ける中、2013年に『パシフィック・リム』へ出演し、改めて注目を集めます。
さらに、この作品での演技が自身初となる海外ドラマ『ウエストワールド』のシーズン2への出演に繋がりました。
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桃井かおり
1971年に映画デビューし、今もなお特別な存在感を放っている桃井かおり。
テレビドラマ『前略おふくろ様』や映画『幸福の黄色いハンカチ』など、のちに代表作と呼ばれることになる作品への出演を通して、知名度と人気を高めました。
50代を迎えてからハリウッド映画への出演を目指し、オーディションを受けるようになります。
そして、2005年に映画『SAYURI』に起用され、念願のハリウッド進出を果たしました。
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その後も『終戦のエンペラー』や『ゴースト・イン・ザ・シェル』など、数々の海外作品に出演しています。
2005年にロサンゼルスに拠点を移し、国内外で活躍し続けています。
加瀬亮
2000年に映画デビューした加瀬亮は、前述した浅野忠信に憧れて俳優の道へと進みました。
デビュー前は浅野忠信の付き人をしていたことでも知られています。
国内では2006年の映画『ハチミツとクローバー』や、翌07年の『それでもボクはやってない』で注目を集めましたが、その頃にはすでに海外進出を果たしていました。
『パッセンジャー』、『硫黄島からの手紙』などで見せた演技が評判を呼び、CNNの「まだ世界的に名前は売れていないが、演技力のある日本の俳優7人」の1人に選ばれたことも。
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その後も日仏合作映画『FOUJITA』や、『沈黙 -サイレンス-』へ出演し、国内外問わず活躍の幅を広げています。
忽那汐里
オーストラリアで生まれ育ち、デビュー当時から英語力を活かしている忽那汐里。
女優を目指してシドニーから訪日し、オスカープロモーション主催の第11回全日本国民的美少女コンテストに参加、審査員特別賞を受賞して女優デビューします。
テレビドラマ『家政婦のミタ』や、映画『BECK』など次々に話題作へと出演し、人気を獲得していきました。
2015年に日本・トルコの合作映画『海難1890』でヒロインを務め、国外へとフィールドを広げます。
Netflix製作の映画『アウトサイダー』に出演してからは本格的にハリウッドを意識し、ライアン・レイノルズ主演の『デッドプール2』で知名度を高めました。
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2018年には『マーダー・ミステリー』で再びNetflix製作の映画に出演し、今後も海外での活躍が期待されます。
ハリウッドで活躍する日本人俳優まとめ
いかがだったでしょうか。
日本国内だけでなく、ハリウッドはじめ海外でも活躍する日本人俳優たち。
今後も国内外問わずたくさんの素晴らしい演技が観られることを楽しみにしています。