「ハリウッドのメジャー映画会社で現役として活躍するセレブリティ」たちと日米協会(1917年に日米両国の有識者たちによって創立された 日米民間交流団体)の主催により、新たに今年からロサンゼルスにて開催された映画祭「Japan Connects Hollywood」(ジャパン・コネクツ・ハリウッド)。
このたび「Japan Connects Hollywood」で、松本動監督作品が長編部門と短編部門の両部門にWノミネートを果たし、長編作品『星に語りて~Starry Sky~/Talking to the Starry Sky~』が最優秀作品賞を受賞という偉業を成し遂げました。
今回は映画祭の情報・松本動監督からのコメントと快挙を成し遂げた2作品についてたっぷりとお届けします。
目次
「JAPAN CONNECTS HOLLYWOOD」開催概要
「ハリウッドのメジャー映画会社で現役として活躍するセレブリティたちと日米協会(1917年に日米両国の有識者たちによって創立された日米民間交流団体)の主催により、新たに今年からロサンゼルスにて 映画祭「Japan Connects Hollywood」(ジャパン・コネクツ・ハリ ウッド)が開催されることが決定しました。
本映画祭は昨年の「JAPAN CUTS Hollywood 2019」(ジャパンカッツ・ハリウッド2019)をさらに発展させ、日本の映画人とハリウッドを文字通り「コネクト=つなげよう」とする目的で発足したもので、昨年はモデルのSHIHOが映画祭アンバサダーを務め、女優の篠原涼子ほか多くのゲストが訪れるなど華やかに開催され、現地でも大きな話題となりました。
今後、日米双方で熱い注目を浴びるであろう新進気鋭の映画祭で、アメリカ在住の映画に精通した審査員たちが作品を選出しています。
すでに加藤雅也主演の短編映画『決着』(上本聡監督)が、映画祭として注目して行きたい作品に与えられるスポットライト賞(Spotlight Award)、主演の加藤雅也が最優秀俳優賞(Best Actor‘s Award)の二つを受賞した事が発表されていました。
今年が第一回目となる記念の映画祭で、全16作品がノミネートされ、 初代グランプリの栄冠を勝ち獲ったのが、松本動監督の長編映画『星に語りて~Starry Sky~/Talking to the Starry Sky~』となりました。
JCH映画祭公式ページ:https://www.japanconnectshollywood.com/
JCH映画祭Facebookページ:https://www.facebook.com/japanConnectsHollywood
快挙を成し遂げた松本動監督から喜びのメッセージが到着!
松本動監督 メッセージ
この度は数多くの応募作品の中から、私が監督を務めました『星に語りて~Starry Sky~/Talking to the Starry Sky~』を最優秀作品賞に選出して下さり、心より感謝をしております。
本当にありがとうございました。
この喜びを、関係者みんなで分かち合いたいと思います。
日本国内において、なかなか陽の当たらない所での上映活動が主となっている映画ではありますが、国外では先日開催された「Japan Film Festival LosAngeles 2020」に続き、海外での映画祭参加が続いており今後もこの勢いに乗って、この映画で描かれた東日本大震災における知られざる実情を、世界中の方々に知って頂ける機会が増える事を願っております。
そして、私の短篇作品『公衆電話』も同時にノミネート作品に選出していただき、1作品でも嬉しい事ですが、まさか2作品も選んで頂けるなんて、驚きと共に大変光栄に思っております。
短編の『公衆電話』については、国内外の映画祭への参加が50ケ所を超え、これからも世界中の方々にお届け出来る様に尽力してゆく所存です。
COVID-19が蔓延る今、新しい映画祭が産声をあげた事は、映画を愛するすべての人にとって大変意義のある事ですし、その決断をされた映画祭関係者の皆様には、心より敬意を表したいと思います。
素晴らしい第一回目の映画祭となりますよう「JAPAN CONNECTS HOLLYWOOD」のご発展を、心よりお祈り申し上げます。
ノミネート作品情報詳細
長編部門ノミネート作品 『星に語りて~Starry Sky~』作品情報
監督:松本動
出演:要田禎子、螢雪次朗、今谷フトシ、植木紀世彦、枝光利雄、菅井玲、 入江崇史、宮川浩明、生島ヒロシ、赤塚真人
公開日:2019年4月5日(金)アップリンク吉祥寺にて公開
製作統括:西村直
企画:藤井克徳
脚本:山本おさむ
音楽:小林洋平
制作プロダクション:ターゲット
製作:きょうされん
公式HP:http://www.kyosaren.or.jp/starrysky/
あらすじ
岩手県陸前高田市の共同作業所「あおぎり」は、津波の直接的な被害からは免れたが、仲間の一人を失い落胆する利用者たちを、女性所長が励ましながら、一日も早く障害のある人が日常を取り戻せる様に歩み始めていた。
そんな中、全国障害者ネットワークでは、日本各地のグループが連携して支援活動を始めようとした矢先、「障害者が消えた」という情報が入り、避難所を回っても障害のある人がほとんど居ないという不可思議な現実に直面する。
一方、福島県の南相馬市では、原発事故により避難を余儀なくされていたが、共同作業所「クロスロードハウス」の代表らは、 避難できずに取り残された障害のある人たちを、放射能の危険と闘いながら支援を続けており、安否確認のための障害のある人の情報が必要だったが、個人情報保護を理由に開示されなかったのである。
法律により守られる人権は支援の障壁となり、一刻を争う人命救助との狭間で苦しむ支援員たちと、被災した障害のある人たちの知られざる実情とは…。
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短編部門ノミネート 『公衆電話』作品情報
監督:松本動
出演:菅井玲、入江崇史、貴玖代
撮影:池田直矢
録音:西岡正巳
音楽:鈴木光男
助監督:大滝朋恵
ヘアメイク:清水美穂
衣裳:杉本京加
タイトルデザイン:東かほり
脚本:松本動
公式FB:https://bit.ly/3g6dLbq
あらすじ
ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、一夜 の小さな物語を短くそして温かくまとめたヒューマンドラマ。
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