『Iターン』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!愛すべき駄目リーマン光雄の行く末はいかに!?

ドラマ『Iターン』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

ついに極道たちの抗争決着…生き残るのはどっち!?

狛江光雄(ムロツヨシ)と岩切組長(古田新太)のスカッとする戦闘シーンに魅了され、2人の男気溢れたやりとりに心が熱くなります。

ついに明かされる…竜崎社長(田中圭)の立ち入り禁止部屋に隠された超意外な真実に思わずほっこり。

愛すべき駄目サラリーマン・狛江光雄の愉快な“Iターン”の行く末はいかに!

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『Iターン』第12話(最終回)あらすじ


ドラマ『Iターン』第12話(最終回)あらすじ

岩切組と竜崎組の直接対決がついに始まり、狛江(ムロツヨシ)も岩切(古田新太)の舎弟として最前線に!

しかし、岩切が竜崎(田中圭)に撃たれ…。

一方で竜崎は、裏でつながっていた青葉銀行の瀬戸川(手塚とおる)と関東ヤクザの藤堂(蟹江アサド)のある秘密を知り、彼らと対立。

狛江のサラリーマン人生の行く末と岩切組vs竜崎組vs関東ヤクザの結末は一体…!?

不幸のどん底に陥った男は自分を取り戻せるか―!?
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第12話(最終回)の感想

岩切組長の喧嘩に惚れる!

撃たれた岩切組長(古田新太)が目の前でフッと意識を失い、光雄(ムロツヨシ)は「組長ぉお!」と彼の血まみれのシャツに突っ伏して泣いています。

岩切組の要が倒れ、これからどうなってしまうのか!?そんな最悪の状況から最終話はスタートします。

突然、岩切組長が「なんや!?悪い夢見た…」と呟きながらむくっと起き上がりました。

てっきり死んだと思っていたのに生きていたこと、岩切ほどの人物でも悪夢にうなされることがあるということに光雄は驚きます。

「あほんだら!わしがそう簡単に死ぬか!」

一喝した岩切は、光雄に拘束されていた粘着テープを口で噛み切らせ、光雄の手を新聞紙でグルグル巻きに加工すると「即席のグローブ、そいつがお前の拳を守ってくれる」と説明します。

2人は監禁先のドラゴンファイナンスの地下室から出て覗くと、廊下には竜崎(田中圭)の手下の見張りが複数人います。

「いいか。喧嘩も人生も一緒や。1歩引いたら負けぞ!」

岩切はこう言って光雄を鼓舞すると、敵陣へ突撃していきます!

岩切はまず、向かってきた1人に強烈なラリアットをお見舞い、2人目と3人目はガッと持ち上げて一思いに力技で投げ飛ばします。

4人目には少し助走をつけて華麗なドロップキックがさく裂!

「うわーかっけぇ!!」

後ろで戦況を見守る光雄が叫んでいると、ラリアットから起き上がった男が光雄に襲い掛かってきて痛い1発を顔面に喰らってしまいます。

大ピンチにコンビネーションで男気を魅せる!

「コラァ!引いたら負けぞ!」

檄を飛ばす組長に力をもらった光雄は、ネコパンチ連打からのバックハンドブロー&回転アッパーというなかなかのコンビネーションを披露して見事に殴って来た男をノックアウトします。

「ようやった!携帯で西尾に連絡や!」

「はいッ…組長!手が使えません!!」

「よし、行くぞ!」

緊迫した中でのやりとりに爆笑、岩切組長と光雄のコンビネーションも抜群でした(笑)

2人が先に進んでいくと、階段から竜崎の手下が転がり落ちてきます。

スローモーションでゆっくり階段の上が映されると、岩切組の仲間たちが!

「すいません。雑魚どもに手間取ってしまいまして。」

傷だらけの顔で息を切らしながら角刈り組員・西尾誠次(塚原大助)が言い、岩切にチャカを手渡します。

アフロヘアー組員・桜井勇一(毎熊克哉)が「ここは俺らが引き受けます。先に行ってください!」と言ってくれ、その場を任せ、岩切と光雄はリベンジすべく竜崎の元に向かいます。

これから、息を飲む怒涛の大アクションシーンが待っています!

光雄が吼える!

ドラゴンファイナンスの事務所では、竜崎社長の目の前で手下の超強面組員・神野晃(般若)が、青葉銀行の瀬戸川支店長(手塚とおる)に全部隠していることを吐けと脅しています。

「今までウチに流れてた融資が全て藤堂に回っていました!」

インテリ系組員・黒田啓二(田本清嵐)が調べた結果を報告しながら、藤堂(蟹江アサド)にメンチを切ります。

岩切の言っていたことは本当だったことを理解した竜崎は、藤堂に銃口を向けます。

「兄弟…関東と反目するのか?いい度胸してるじゃん。」

藤堂が微動だにせず竜崎に問いかけたその時、岩切が乗り込んできます!

「竜崎ぃー!」「岩切ぃー!」

岩切と竜崎が銃口を向けあい、事務所は一触即発。

間もなく、お互いのチャカから銃弾が発射されました。

それぞれ、竜崎の左腹と岩切の右腹に被弾。竜崎は倒れ、岩切は膝をつきます。

隙をついた藤堂が竜崎のチャカを奪い、威嚇しながら怒鳴り散らします。

「田舎ヤクザが俺に弓引きやがって!この街はもう、うちのシマだ!!」

すると、咄嗟に光雄が岩切の落とした銃を拾い、「やめろ~!」と言いながら藤堂に向けます。

「お前みたいなぬくぬくしたサラリーマンの犬に引き金引けんのか?」

肝の据わった藤堂は、光雄を恐れることなくバカにしてきます。

「ヤクザがなんだ、サラリーマンの犬がどうしたって言うんだ!俺だって生きてんだ!どんなに格好悪くても、無様でも、みじめでも。必死に生きてんだよ!テメエみてぇな人間のクズはぶっ殺してやる!!」

光雄はマジな形相でこう言った後、うわぁぁーという雄叫びとともに1発撃ちます。

岩切を庇って竜崎が撃たれる!?

間一髪、岩切の手が光雄の銃にかかり、怒りの弾は天井に突き刺さりました。

「お前の気持ちはよう分かった。けど、あんな外道で手汚すんやない。」

岩切は諭す様に話すと、ゆっくり光雄の手から銃を取り自らの腹にしまいます。

藤堂は一瞬ひるんだものの嘲笑いながら「お前ら友情か?気持ち悪りぃんだよ!」と、光雄目がけて容赦なく撃ってきました。

すぐに光雄を庇って壁になる岩切でしたが、さらにその岩切の前に出て右肩に弾を受けたのはなんと竜崎でした。

「痛ぇじゃねぇかよコラ!」

そう言いながら1歩ずつ藤堂の方へにじり寄っていく竜崎の姿に、さすがの藤堂も面を喰らいひるみます。

竜崎は「この街のことは“よそモン”にはわかんねぇんだよ!」と藤堂を怒りの拳で殴ります。

そして、「てめぇのタマ取るのは俺なんだよ。助けたわけじゃねぇ!」と岩切に伝えます。

「この勝負、次の機会やな…わしゃのう、犬の散歩があるんじゃ。」

「そりゃ、大事だな」

竜崎が<立ち入り禁止>の看板の奥の部屋に入っていきます。

岩切組一同は武器を探しに行ったと騒然、ゆっくり戻ってきた竜崎の手にふわふわしたモノが抱えられています。

銃を構えていた岩切組の桜井は「えっ!?ウソ~ん!」と言ってしまいますw

竜崎の秘密部屋に大事にされていたモノに和む

「コニーちゃんだ。俺も散歩に行かなきゃならねぇ!」

相変わらずの堅い表情を崩すことなく、竜崎が抱えているピンクのリボンをつけた可愛い茶毛のトイプードルを紹介してきます。

「こりゃまたえらい、ずいぶんのかわい子ちゃんやのぅ」

岩切が表情を崩しコニーちゃんを褒めると、竜崎は「だろ!」と満足気にコニーを愛おしそうに見つめます。

昌三の方が可愛いと言いながら携帯待ち受け画面を竜崎に見せる岩切、ほのぼの飼い主トークがはじまったかと思いきや、どっちが可愛いかで揉め出します。

岩切はコニーの頭を優しく撫でると、組員を連れて事務所から撤退していきます。

みんながいなくなると、「コニー怖かった?かわいいねぇ、もういないよ。悪いヤツいないよ~」と竜崎がデレまくって笑う様子にはギャップ萌え必至です!

極道サラリーマン光雄のケツの拭き方

「飯食うてから帰る」

岩切が光雄と共に向かったのはスナック来夢来都でした。

ここで岩切は、光雄と盃を交わしたときと同じお酒“GRELEHAMBLES”の瓶を割り、舎弟解消します。

「お世話になりました」

岩切がお店を出ていってもなお、光雄はずっと頭を下げ続けていました。

光雄の異常に腫れあがった顔を見て、営業・柳直樹(渡辺大知)と事務・吉村美月(鈴木愛理)は心配します。

退職金ゼロの懲戒解雇を伝えに来た高峰部長(相島一之)に、光雄は責任は取ると言って受け入れます。

しかし、「部下2人も解雇、お前らホームレスにでもなれ!」と続けて言い放った高峰部長に納得いかない光雄は1発部長を平手打ち。

「傷害事件だー訴えてやる!」と騒ぐ部長に、「おどれ、なめてたらあかんぞ!」と凄んだ光雄は「もう会社は関係ない…俺の部下をクビにしやがったら一生追い詰めんぞ!」と静かなトーンで詰めます。

部長は悲鳴をあげながら去っていきました。

ビックリしている柳と美月に「君らには迷惑をかけた」と丁寧に謝罪します。

かっこよかった~と美月は大興奮、柳も目を輝かせてスカッとして気持ちいいと怒るどころか2人に喜ばれます。

岩切組との別れ…そして光雄にまさかの辞令が…

光雄は岩切組の事務所に別れを告げると、桜井や岩切組のみんなに寂しいと口々に言って別れを惜しんでくれます。

「僕もさびしいです…」と泣きそうな光雄に、桜井が1匹の折鶴を渡してくれたのでした。

<辞令 狛江光雄殿 12月1日を以て、本社営業部勤務を命ず。以上>

光雄の元に驚きの辞令が下ります。

しかも、柳と美月も別の支店で一緒に勤務することができることになりました!

報復を恐れた丸越百貨店販売促進部長・深町智博(木下隆之)と青葉銀行の瀬戸川支店長が、土下座して「光雄をクビにしないで欲しい!」と宣告社副社長に懇願し、光雄の解雇が覆ったと言います。

「支店長、IターンがUターンになりましたね。」

阿修羅市を去る日、空港へ見送りに来た柳が東京へ戻る光雄に言います。

「それを言うなら、俺のターンさ!」

光雄がおどけると美月が笑ってくれます。

「実は僕たち、結婚するんです!」

「式に来てくださいね!」

光雄はとても嬉しそうな顔で美月に良かったねと言います。

機内には、なんと岩切組長の姿が(笑)

「単身赴任じゃ!東京でも仕事を見つけたろうと思うてな。お前には関係ないやろ!」

戻ってくださいと言った光雄はビンタされてしまいますw

<違うんです~これは、人生を見失った男が自分を取り戻すハッピーエンドの物語であって。こんな最悪な結末のヤクザ映画なんかじゃないんですよぉー!>

諦めたように真顔になった光雄が岩切と一緒に歌うシーンでエンディングが流れます。

『Iターン』第12話(最終回)まとめ

「大事なものがハッキリしている人は強い!」

岩切組長にとっての昌三さんと組員たち、竜崎社長にとっての愛犬コニー、麗香ママにとってのお店、狛江光雄にとっての家族…譲れない、大切にしたいものを持った人間の底力を感じました。

任侠映画みたいな胸アツ人間ドラマと、要所でクスッと笑わせてくれる楽しさ…人生の酸いも甘いも、色んな感情がギュッと濃縮されて詰まっているドラマでした!

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