2020年2月7日より撮影場所である長野県飯田市のトキワ劇場、センゲキシネマズを皮切りに、6月19日にテアトル新宿を経て、現在も全国で上映中の映画『いつくしみふかき』が全国で1万人動員を達成したことを記念して、11月13日(金)より1週間テアトル新宿でアンコール上映することが決まりました。
上映期間中は出演者の舞台挨拶も予定しています。
この度、動員1万人を達成し、主演の渡辺いっけい、遠山雄、榎本桜及び、大山晃一郎監督より、喜びのコメントが届きました。
目次
『いつくしみふかき』概要
2018年の『カメラを止めるな!』に続き、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で観客賞である「ゆうばりファンタランド大賞」の作品賞を受賞し、カナダのファンタジア国際映画祭の長編初監督コンペティション部門に正式出品された映画『いつくしみふかき』は、今年4月に公開予定でしたが、新型コロナウィルスの影響での公開延期になり、6月19日(金)よりテアトル新宿ほかにて公開されました。
psychocinematography.comで2019年の日本映画トップ10の1位に選ばれた本作は、劇団チキンハート主宰の遠山雄の親しい知人とそのお父さんについての実話で、ひきこもりの知人が葬儀で父親をかばいながらも謝罪をした姿が衝撃的だったことが映画化のきっかけ。
父親・広志役を本作で意外にも映画初主演となる渡辺いっけいが、遠山の知人が基になったその息子・進一役を遠山自身が演じW主演を飾りました。
2人を取り持つキーとなる牧師・源一郎役にベテランの金田明夫、広志の舎弟・浩二を劇団チキンハートの榎本桜が演じるほか、三浦浩一、眞島秀和、塚本高史ら、本作監督の劇団チキンハート演出の大山晃一郎と親交のある豪華な俳優陣が脇を固めます。
『いつくしみふかき』キャスト・監督のコメント到着
藤本広志役:渡辺いっけい コメント
コロナ禍の中、全国でしぶとく上映を続け、ついにテアトル新宿での再上映。
出演者の自分はこの半年間只々ヘタっていただけだというのに…この映画の何という逞しさ、何というエネルギー。
全然オシャレじゃないし決して万人受けする映画じゃない。
でも、どこに連れて行かれるか分からない闇鍋のようなスリルと興奮を味わえる、はず。
きっと見終わったあなたの心には何かが残る、はず。
ぜひテアトル新宿へ。
松山進一役:遠山雄 コメント
緊急事態宣言前から東京に帰っておりません。
なぜなら地方の映画館で宣伝活動ができなくなるからです。
前回の東京での上映は憧れのテアトル新宿での上映でした。
それを捨てての全国ツアー。
苦渋の決断ではありましたが、またこうして戻ってこれたので、この選択をして良かったなと思っております。
この映画『いつくしみふかき』は、偶然にもコロナ禍の今、観るべき映画になったと思います。
全国を回って強く感じたのは、怖いのはウイルスよりも人間の恐怖心。猜疑心。欲。本能。
そして自分自身はこのような状況下でもまた各地で出会った恩人たちに救われました。
人間って面白い。
ぜひ観に来てください。
茨木浩二役:榎本桜 コメント
思い返せば公開延期から半年経ちました。
仲間と涙した日をよく覚えてます。
その後、緊急事態宣言明けにすぐに公開しましたが、世の中の情勢も公開状況も諸手を挙げて喜べる状態ではありませんでした…。
しかし沢山の映画ファンの方々や関係者、お客さん、友人、家族に支えられてテアトル新宿に戻って来れます!
とても嬉しいです。待ち遠しすぎて小躍りしてます。感謝です。
もし劇場で見かけたら声かけてやって下さい…。
喜びの舞を踊ります。
大山晃一郎監督 コメント
コロナ禍で思うように集客ができず、それでも「映画を埋れさせたくない!」としつこく全国の上映館を一同でまわってまいりました。
お客様が0の事もありました。
営業すればするほど借金が膨らむこの蟻地獄!
それでもたくさんのご縁に助けられてようやく達成したこの1万人動員!
もはや100万人動員突破といってもいいんじゃないでしょうか!?
駄目ですね!祝1万人!
目指せ100万人!新宿でお待ちしております!!
『いつくしみふかき』作品情報
監督:大山晃一郎
企画:遠山雄
プロデューサー:清弘樹、榎本桜
脚本:安本史哉、大山晃一郎
撮影:谷康生
照明:阿部良平
編集:菊地史子
録音:高松愛里沙
美術:榊さくら
音楽プロデュース:吉川清之
整音・効果:渡辺寛志
記録:松村愛香
衣装:深野明美
メイク:長縄希穂
制作担当:津崎雄大
助監督:安養寺工、松村卓
演技事務:清水亜紀
ラインプロデューサー:福田智穂
タイトル題字:高田菜月
主題歌:タテタカコ「いつくしみふかき」
後援:長野県飯田市
特別協力:映画「いつくしみふかき」を応援する会、遠山郷、天龍村
配給・宣伝:渋谷プロダクション
2019/5.1ch/JAPAN/DCP/109min
公式サイト:www.itukusimifukaki.com
公式Twitter:itukusimifukaki
公式facebook:itukusimifukaki
あらすじ
30年前。母・加代子(平栗あつみ)が進一(遠山雄)を出産中に、あろうことか母の実家に盗みに入った父・広志(渡辺いっけい)。
「最初から騙すつもりだったんだろ?」と銃を構える叔父を、牧師・源一郎(金田明夫)が止め、父・広志は”悪魔”として村から追い出される。
進一は、自分が母が知らないものを持っているだけで、母が「取ったのか?この悪い血が!」と狂うのを見て、父親は”触れてはいけない存在”として育つ。
30年後、進一は、自分を甘やかす母親が見つけてくる仕事も続かない、一人では何もできない男になっていた。
その頃父・広志は、舎弟を連れて、人を騙してはお金を巻き上げていた。
ある日、村で連続空き巣事件が発生し、進一は母を始めとする村人たちに、「悪魔の子である進一の犯行にちがいない。警察に突き出す前に出ていけ」と言われ、牧師のいる離れた教会に駆け込む。
「そっちに行く」という母親に「来たら進一は変わらない」と諭す牧師。
一方、父・広志は、また事件を起こし、「俺にかっこつけさせてください」という舎弟・浩二 (榎本桜)に、「待っているからな」と言っても、実際には会いに行かない相変わらずの男で、ある日、牧師に金を借りに来る。
「しばらくうちに来たらどうだ?」と提案する牧師。
牧師は進一のことを「金持ちの息子」だと嘘を吹き込み、進一と広志は、お互い実の親子だとは知らないまま、二人の共同生活が始まる。
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