永尾(波岡一喜)の動画が、警察を非難するコメントや永尾を称賛するコメントと共に拡散されていました。
永尾のパソコンを調べた安洛(佐々木蔵之介)は、事件に永尾以外の人物が存在していた事に気づきます。
安洛たちはその人物を捕まえるために動き出すのですが・・。
最終回は、安洛を警察庁に引き抜こうとしている楡井(升毅)の目的が明らかになります。
さらに、古宮山(福原遥)に対する安洛の本音も垣間見られます!
目次
ドラマ『IPサイバー捜査班』前回第8話のあらすじと振り返り
安洛(佐々木蔵之介)たちは、警察庁からやって来た桐子香澄(内山理名)と協力してディープフェイク動画流出事件を調べることになりました。
犯人がフリーWi-Fiスポットを利用してディープフェイク動画のサイトを管理している事が分かり、安洛たちはフリーWi-Fiスポットにある防犯カメラを確認しました。
桐子は、その防犯カメラに頻繁に映る警察官・永尾(波岡一喜)が犯罪インフラの首謀者と考え、京都府警本部を総動員して永尾の居場所を突き止めます。
しかし、永尾は警察に捕まる前に毒を飲んで自殺してしまったのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『IPサイバー捜査班』第9話あらすじと感想
永尾(波岡一喜)以外に事件に関わっていた人物
ディープフェイク動画流出事件は永尾(波岡一喜)の死によって終わったかに見えましたが、実は終わりではなく始まりだったのです。
もう一度事件を洗い直した安洛(佐々木蔵之介)は、重要な手掛かりを見つけました。
・永尾のパソコンは遠隔操作ウイルスに感染していた
・永尾が毒薬を飲む前に撮られた動画はディープフェイク動画
・動画に桐子(内山理名)の姿が映っていた
事件に関わっていた桐子は捕まりますが、取り調べに対し黙秘を続けていました。
ミルトモ 編集部
古宮山(福原遥)の母親が姿を消した理由
解剖医の夏海(高畑淳子)は落ち込んだ様子の古宮山(福原遥)に「安洛くんと何かあった?実の父親なのに」と言います。
そして、古宮山の母親が安洛たちの前から姿を消した理由を話し始めました。
医者になることに迷いを感じていた古宮山の母親は、古宮山が生まれた年に起こった大地震を機に災害医療の道に進むことを考え、アメリカの専門機関に行くことにしました。
古宮山の母親が安洛に黙って姿を消したのは、安洛に会うと自分の決意が揺らぐと考えたからです。
夏海は古宮山に「自分の仕事をやり終えたら、あなたのこと迎えに戻って来るつもりだったはずよ」と言うのでした。
ミルトモ 編集部
楡井(升毅)の本当の目的
多和田(間宮祥太朗)は「安洛主任は、このまま警察庁に行かれるつもりですか?」と安洛に尋ねました。
そして、楡井(升毅)が安洛を引き抜こうとする本当の目的を話します。
警察官による犯罪が増えている事を憂えていた楡井は、警察を浄化しようと考えていました。
楡井は、全警察官の情報や行動を一元管理するための管理システムを安洛に構築させようとしていたのです。
ミルトモ 編集部
ディープフェイク動画流出事件を操っていた人物
西堂(大東駿介)は、永尾と桐子を利用して自分の目的を達成させようとします。
先ず、西堂は永尾のディープフェイク動画を作って永尾を殉教者にし、桐子を脅して機密情報を手に入れました。
西堂が捜査情報を把握していたのは、桐子のパソコンから京都府警がソーシャルハッキングされていたからです。
さらに、西堂は安洛の弱みを握り、安洛をおびき出すために古宮山を監禁するのでした。
ミルトモ 編集部
ディープフェイク動画が氾濫した世界
永尾の動画が警察を非難するコメントや永尾を称賛するコメントと共に拡散されていました。
そのせいで、ディープフェイク動画の存在を知らなかった人や興味がなかった人にもディープフェイク動画が注目されるきっかけとなってしまったのです。
ディープフェイク動画と思われていた西堂と桐子の密会動画は、本物の動画をディープフェイク動画のように加工した動画である事が分かります。
そんな中、誰もがディープフェイク動画を作れるよう、ディープフェイク動画作成アプリが無料でネット公開されました。
西堂はディープフェイク動画を氾濫させることで人々に争いや苦難をもたらし、世界を崩壊させようとしていたのでした。
ミルトモ 編集部
古宮山(福原遥)に対する安洛(佐々木蔵之介)の想い
古宮山が監禁されている場所を突き止めた安洛。
そこには爆弾が仕掛けられており、制限時間は3分しかありません。
古宮山は安洛に逃げるよう言いますが、安洛は「父さんが絶対助ける」と言って古宮山を監禁場所から救いました。
しかし、爆弾は時間になっても爆発することはなかったのです。
西堂は、自分が海外に逃げるための時間稼ぎで安洛たちをおびき寄せただけでした。
安洛たちはディープフェイク動画を使って西堂を騙し、海外に逃げる前に西堂を捕まえることに成功します。
ミルトモ 編集部
安洛(佐々木蔵之介)の決断
安洛は警察庁への異動を断りました。
「0でも1でもない割り切れないものに目を向けることも必要だと感じるようになりました。なぜなら、それが人間というものだから」
安洛は色々な人達と関わることで、今までの自分の考えが変わっていったのです。
多和田は自分の父である楡井に「私はサイバー総合事犯係に残らせていただきます」と言うのでした。
ミルトモ 編集部
ドラマ『IPサイバー捜査班』第9話ネタバレ・感想まとめ
初めの頃の安洛は「サイバー捜査に動機や感情の解明は必要ない」と言い、事件が解決していなくても捜査から手を引いていました。
他の部署の刑事も、サイバー総合事犯係をお掃除係と呼んで軽く見ていました。
しかし、古宮山がサイバー総合事犯係に来てから、安洛は現場に足を運ぶようになります。
そして、被害者の心に寄り添い、犯人を捕まえるまで捜査を続けました。
明らかに、安洛は初めの頃より刑事らしくなっています。
父である安洛と同じ職業に就いた古宮山は、どんな刑事になっていくのでしょう。
最後、安洛が照れくさそうに古宮山と接する姿が微笑ましかったです。