ドラマ『IPサイバー捜査班』第6話あらすじ/ネタバレ感想!IoTで管理された高級マンションで起こったデジタル密室殺人事件

出典:『IPサイバー捜査班』公式ページ

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IoTで管理された高級マンションで、有名漫画家・峯靖久(和田聰宏)の妻・里美が首を吊った状態で発見されました。

部屋(404号室)はデジタル密室になっており、里美は自殺と考えられたのですが・・。

安洛(佐々木蔵之介)たちは、犯人がどうやって部屋に入ったのかを考えます。

そして、ママ友裏SNSでやり取りされていた情報から犯人を絞り込むのでした。

第6話では、ママ友からいじめを受けている三好祐美子(酒井若菜)の息子・櫂人(田中奏生)が事件を解く鍵になりそうです!

ドラマ『IPサイバー捜査班』前回第5話のあらすじと振り返り

平塚(杉本哲太)は、息子・拓夢(森山瑛)がハマっているソーシャルゲーム・アズーロアドベンチャーに関係した事件を調べることになりました。

当初、平塚は拓夢と共通の話題が持てると張り切っていたのですが、事件を調べていくうちに拓夢が事件の重要な鍵を握るプレイヤー・シャイロックであることが分かるのです。

拓夢は否認を続けていましたが、詳しいことは話そうとしませんでした。

そんな中、平塚はゲームの中で拓夢に話しかけ、安洛(佐々木蔵之介)たちは拓夢から得た情報で犯人を捕まえることに成功したのでした。

【ネタバレあり】ドラマ『IPサイバー捜査班』第6話あらすじと感想

IoTシステムで管理されたマンション

有名漫画家・峯靖久(和田聰宏)が住むマンションは、スマホで管理されたマンションでした。

自分のスマホを操作しなければ、エントランス、エレベーター、さらに部屋にも入ることが出来ないのです。

そんなマンションで、靖久の妻・里美が自宅(404号室)で首を吊った状態で発見されました。

警察の現場検証では以下の事が分かりました。

・第一発見者は、22時頃に帰宅した夫の靖久
・死亡推定時刻は昼間12時から14時
・里美のスマホは見当たらない
・ベランダの窓は開いていたが、ベランダにある人感センサーは作動していない
・非常階段の防犯カメラには犯人らしき人物は映っていない

ミルトモ 編集部

モノがネットワークにつながって管理されたシステムをIoTシステムと言うようです。今回は、防犯体制が万全と思われるマンションで起こった殺人事件です。住人が部屋に入った時刻やエレベーターを使った時刻が分かってしまう中で、犯人はどんな方法で犯行を実行したのでしょうか?

IoTシステムに引っ掛からず部屋を移動する手段

多和田(間宮祥太朗)は、ベランダにある防災用避難ハッチを使えば人感センサーに反応せず部屋を移動できることに気づきました。

古宮山(福原遥)と多和田は404号室の避難ハッチを調べますが、梯子が錆びていて使えません。

504号室の避難ハッチは問題なく使えましたが、504号室の住人・神山には犯行時刻にアリバイがある事が分かります。

そんな中、仕事部屋・304号室にいる靖久は、いつもと変わらず担当編集者の女性と一緒に仕事をしているのでした。

ミルトモ 編集部

犯人は避難ハッチを使って移動したのでしょうか?靖久は妻が亡くなったというのに、あまり悲しんでいないように見えます。

ママ友裏SNS

古宮山たちが部屋から出て行った後、神山はママ友裏SNSで情報をやり取りしていました。

そのSNSでは、「犯人はあの人だと思う」と書き込まれていました。

古宮山たちは、401号室と403号室の住人に話を聞いた後、405号室の三好祐美子(酒井若菜)に話を聞きに行きます。

実は、廊下には防犯カメラがないため、4階の住人であれば防犯カメラに映らず4階の部屋を移動できるのです。

祐美子と里美の息子は同級生で元々仲が良かったのですが、中学受験を機に祐美子は里美から嫌がらせを受けるようになりました。

祐美子は里美の事を「殺したいほど憎んでいました」と言うのでした。

ミルトモ 編集部

子供のことが絡んでくると、自分の気持ちだけではつき合えない事もあると思います。つくづく、ママ友同士の付き合いは難しいと感じました。

一番犯人に近い人物は・・

祐美子は犯行時刻に自宅(405号室)にいたと証言します。

しかし、それを証明できる人はいませんでした。

祐美子の息子・櫂人(田中奏生)は鴨川スタディーラボに閉館まで居て、帰ってくるのは午後10時過ぎです。

多和田は、祐美子が404号室で犯行を行った後、櫂人の帰りを待って一緒に自宅(405号室)に入ったのではないかと考えました。

ミルトモ 編集部

現状では、祐美子が一番犯人に近い人物に思えますが・・。

ジュースジャッキング攻撃

安洛(佐々木蔵之介)の調査で、マンション内で教育上の揉め事が7件あったことが分かりました。

さらに調べていくと、祐美子や里美の息子が中学受験をした後から、スマホのお勧め記事に教育関連のものが表示されるようになりました。

マンションの住人たちはその記事を何度も見るうちに、教育関連のニュースを刷り込まれていったのです。

マンションの住人のスマホにジュースジャッキング攻撃を仕掛けてウイルスに感染させたのは、櫂人でした。

ウイルスに感染したスマホのお勧め記事には、教育関連のニュースが表示されるようになったのです。

ミルトモ 編集部

マンションにある充電器からウイルスに感染するとは思いませんでした。

靖久(和田聰宏)の浮気

櫂人のもう一つの罪は、靖久のデータを盗み見ていた事です。

靖久の浮気の証拠を見つけた櫂人は、里美にその証拠を送り付けました。

櫂人はマンションの住人を混乱させ、さらに里美が夫の浮気を知れば、母親・祐美子をいじめる余裕はなくなるだろうと考えたのです。

里美は仕事部屋で浮気している靖久の姿を写真に撮りますが、そのせいで里美は靖久に殺されてしまいます。

靖久は、304号室のベランダから404号室の避難ハッチまで自分の漫画を積み上げ、304号室から404号室に里美を運び自室で自殺したように偽装しました。

里美のスマホは靖久の仕事部屋・304号室にあり、靖久の浮気相手は担当編集者の女性だったのです。

ミルトモ 編集部

里美が殺されたのは、靖久の浮気現場を押さえたのが原因でした。浮気を指摘されて逆切れする靖久は、かなり酷い男に思えました。

櫂人(田中奏生)が将来なりたいもの

櫂人が鴨川スタディーラボに忘れたノートには、漫画のキャラクターが描かれていました。

さらに、そのノートには新人マンガコンテストのチラシが挟まれています。

「俺、将来漫画家になりたいんだ」

そう言って、櫂人は自分が描いた漫画を祐美子に見せました。

その漫画に描かれていたのは、母親・祐美子だったのです。

ミルトモ 編集部

櫂人がやったことは良くない事ですが、それは母親である祐美子を守るためだったことが分かりました。漫画に描かれている祐美子の姿を見て、母親に対する愛情を感じました。

ドラマ『IPサイバー捜査班』第6話ネタバレ感想・まとめ

第6話は、IoTシステムとジュースジャッキング攻撃がテーマのサイバー事件でした。

IoTシステムは、最近様々な分野で目にすることがあるシステムです。

便利になるのは良いですが、あまりにもその便利さに慣れすぎると、そのシステムが使えない状況になった時にパニックになるのではないかと思いました。

SNSが普及して便利だと感じる一方、嘘か本当か分からない情報がSNSで拡散されてしまうことに不安を感じました。