ドラマ『IPサイバー捜査班』第5話あらすじ/ネタバレ感想!ソーシャルゲームに現れた強欲な商人・シャイロック

出典:『IPサイバー捜査班』公式ページ

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ソーシャルゲームを運営するクラファルト社の社員・鶴本が何者かによって殺されました。

鶴本は、会社が運営するゲーム・アズーロアドベンチャーの悪質プレイヤー・シャイロックの正体を探っていたのです。

ゲームにハマっている息子・拓夢(森山瑛)と共通の話題を作りたい平塚(杉本哲太)は、率先して今回の事件を調べるのですが・・。

ミルトモ 編集部

第5話は、平塚の息子・拓夢が重要な役割を果たしていました。

平塚は息子・拓夢とどんな親子関係なのでしょう。第1話で登場した審議官・楡井(升毅)と多和田(間宮祥太朗)との関係も少しだけ知ることが出来ます!

ドラマ『IPサイバー捜査班』前回第4話のあらすじと振り返り

半年前、スノウライトのメンバーYUKI(本名:高原雪世(芦原優愛))がネットの誹謗中傷を苦に自殺してしまいます。

もう一人のメンバーMAY(本名:蘭堂明紗(島崎遥香))は、YUKIに対し悪質な書き込みをした10人に謝罪を求め、謝罪をしなければ個人情報を公表すると言いました。

サイバー総合事犯係は、そんなMAYの苦情処理をすることになります。

そして、酷い書き込みをした10人の中で謝罪拒否をした2人が殺されてしまいます。

その犯人は、デビュー前からYUKIを応援して見守ってきた立花でした。

立花はYUKIの歌で救われ、YUKIも立花のメッセージに勇気づけられていたのです。

事件現場には、古宮山(福原遥)と多和田(間宮祥太朗)だけでなく安洛(佐々木蔵之介)の姿もありました。

古宮山に「変わりましたね」と言われた安洛は、照れたように「これ以上話すのは時間の無駄だ」と言って自転車で去っていくのでした。

【ネタバレあり】ドラマ『IPサイバー捜査班』第5話あらすじと感想

平塚(杉本哲太)のパパ友・安洛(佐々木蔵之介)

平塚(杉本哲太)は、医学部を目指して浪人中の息子・拓夢(森山瑛)との関係に悩んでいました。

平塚は病気で奥さんを失ってから1人で拓夢を育て、理想的な父子関係を築いてきたつもりでいました。

しかし、拓夢は部屋に引きこもりソーシャルゲーム・アズーロアドベンチャーにハマり、平塚は拓夢が何を考えているか分からなくなっていたのです。

平塚は安洛(佐々木蔵之介)と一緒にお酒を飲みながら「パパ友として付き合って欲しい」と言いました。

ミルトモ 編集部

安洛が古宮山(福原遥)の父親かもしれないことを知っている平塚にとって、安洛は良い話し相手になりそうです。ゲームにはまる若者は珍しくはありませんが、平塚と拓夢はどんな親子関係なのでしょう。

ソーシャルゲームと多量の1万円札

ソーシャルゲーム運営会社の社員・鶴本の遺体の周りには、多量の1万円札と壊れた携帯が落ちていました。

岡林(吉村界人)は鶴本の携帯を復元し、鶴本が最後に表示していた画面がアズーロアドベンチャーであることが分かります。

川瀬(堀内敬子)は、2か月前にアズーロアドベンチャーでアカウント不正売買事件があった事を報告します。

平塚は今回の事件に拓夢がハマっているゲームが関わっている事を知り、率先して事件を調べることにしました。

ミルトモ 編集部

今回の事件はソーシャルゲームが関わっているようですが・・。鶴本は亡くなる直前に何をしていたのでしょう。

ソーシャルゲーム運営会社を立ち上げた創業メンバー

古宮山と多和田(間宮祥太朗)は、亡くなった鶴本が働いていたソーシャルゲーム運営会社の社長・吉岡(駿河太郎)と社員たちに話を聞きに行きました。

元々、アズーロアドベンチャーは吉岡と秋原(忍成修吾)の2人が作ったゲームでした。

そこに他のメンバー5人が加わり、10年前にクラファルト社が作られたのです。

しかし、吉岡と喧嘩をした秋原は経理担当・高堀を連れてクラファルト社を離れ、ケーエルゲー社を立ち上げました。

喧嘩の原因は、5年前に秋原が一人で作り上げたゲームが1年で配信停止になったことが原因のようです。

吉岡はケーエルゲー社に提携の話を持ち掛けていましたが、秋原は「業務提携の振りをした吸収合併で俺の会社を子会社にするつもりだろ」と言って吉岡の提案に反発しています。

ミルトモ 編集部

会社を立ち上げたばかりの吉岡と秋原は仲が良さそうでしたが、一体何があったのでしょう。

強欲な商人・シャイロック

2か月前、クラファルト社は警察に被害届を出していました。

アズーロアドベンチャーのプレイヤー・シャイロックが、最強の武器や防具を揃えたアカウントを高額で売っていたのです。

吉岡は、事件を調べに来た古宮山と多和田に「すでに解決済みで心配無用です」と言って何かを隠している様子です。

安洛は鶴本のデータを調べ、シャイロックが平塚の息子・拓夢であることを突き止めるのでした。

ミルトモ 編集部

ソーシャルゲームは、普通だったら出会うことがない人とオンライン上でゲームが出来るシステムです。でも、自分の力で勝ち取ったものでないものをお金で買い取ったら、ゲームをやる意味がない気がしました。

拓夢(森山瑛)の本当の目的は・・

多和田に「目的はお金の為?」と問い詰められた拓夢は「違います」と言うだけで、詳しい事情を話そうとしません。

しかし、お店の防犯カメラには、事件直前に鶴本と会っている拓夢の姿が映っていたのです。

平塚はゲームを通して拓夢に事情を聞くことにしました。

一方、安洛はゲームに参加するためのアカウント名を「ヤスミヤ」にしようとしますが登録できず、古宮山のアドバイスで「ヤスミヤ1」と登録し、ある事に気づくのでした。

ミルトモ 編集部

拓夢は父である平塚に何か言いたげですが・・。

本物のシャイロック

拓夢のアカウント名は「Shy1ock」、本物は「Shylock」。

ローマ字のlが数字の1になっていました。

拓夢は、シャイロックの偽物になることで本物をおびき出そうとしていたのです。

拓夢は安洛たちにシャイロックが近くにいる事を伝えました。

安洛はクラファルト社の創業メンバーの中にシャイロックがいる事に気づき、吉岡たちを集めます。

吉岡は秋原がシャイロックだと思い、秋原の会社を吸収合併すれば問題は解決すると思っていましたが、秋原はシャイロックではありませんでした。

本物のシャイロックは経理担当・高堀でした。

高堀は、使い込んだお金を補填するために最高レベルの武器や防具を持ったアカウントを売っていたのです。

さらに、シャイロックの正体を突き止めた鶴本を殺したのも高堀でした。

ミルトモ 編集部

安洛でも即座に気づくことが出来なかったl(ローマ字)と1(数字)。とても良く似ていて、見分けにくいですね。

安洛(佐々木蔵之介)の弱みを見つけた多和田(間宮祥太朗)

「俺は負けたんだ」

そう言う秋原に安洛は「肝心なことが分かっていない」と言います。

秋原が5年前に作ったゲームは究極の勝者を求めるゲームで、勝者が敗者から全てを奪うゲームでした。

そのゲームは、吉岡たちが求めていたソーシャルゲームの理想とかけ離れていたので1年で配信停止になったのです。

吉岡が考える理想のソーシャルゲームは勝ち負けではなく、現実世界で重なり合うことがない人たちとも繋がり合う事だったのです。

一方、拓夢がおとり捜査のようなことをしたのは、父である平塚に認めて欲しいが故でした。

多和田は審議官・楡井(升毅)を思い浮かべながら「自分も褒めて欲しいのかな」と考えています。

そして、多和田は楡井に「安洛の弱みを見つけた」と報告するのでした。

ミルトモ 編集部

多和田は、古宮山が安洛の娘かもしれないことに気づいたようですね。

ドラマ『IPサイバー捜査班』第5話ネタバレ・感想まとめ

第5話では平塚が良いお父さんである事が分かりました。

おとり捜査の真似事は危険なのでやってはいけないと思いますが、拓夢が父親を尊敬している事が分かりました。

秋原が会社を辞めたのは、自分を認めて欲しいという気持ちが強かったせいではないかと思います。

好きな人に自分を認めて欲しい気持ちは分かる気がします。

最後、多和田は楡井に「安洛の弱みを見つけた」と報告していましたが、これから安洛がどうなっていくのかが気になりました。