ドラマ『IPサイバー捜査班』第1話あらすじ/ネタバレ感想!

IPサイバー捜査班

IPサイバー捜査班

京都府警サイバー総合事犯係(通称:お掃除係)の主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)は、サイバー犯罪に精通した優秀な刑事ですが、組織の中ではやや浮いた存在でもありました。

そんな安洛がいる部署に新人刑事・古宮山絆(福原遥)が配属されました。

古宮山はある目的があってサイバー総合事犯係を選んだようです。

配属早々、フィッシング詐欺事件を調べることになった古宮山。

犯人はすぐに捕まりましたが、同時に元刑事・石本武明(岡田浩暉)の遺体も見つかりました。

京都府警がソーシャルハッキングされ、安洛たちは制限時間内にその犯人を探し出そうとするのですが・・。

ミルトモ 編集部

第1話は、フィッシング詐欺とそれに続くソーシャルハッキング事件を扱います。

犯人の感情には全く興味がない安洛と犯人の感情や背景に着目する古宮山。

さらに、サイバー総合事犯係のメンバーたちの活躍にも注目です!

【ネタバレあり】ドラマ『IPサイバー捜査班』第1話あらすじと感想

フィッシング詐欺事件を捜査する多和田(間宮祥太朗)たち

フィッシング詐欺のアジトにやって来た多和田昭平(間宮祥太朗)と捜査二課の刑事たち。

そこには、古宮山絆(福原遥)の姿もあります。

フィッシング詐欺のリーダー・木沢はすぐに捕まりましたが、そのアジトには男性の遺体もありました。

捜査一課が殺人事件を捜査する中、サイバー総合事犯係(通称:お掃除係)は捜査を手伝うだけで、捜査本部には入れてもらえません。

京都中央大学医学部の解剖医・夏海理香(高畑淳子)により、男性の死因が後頭部の傷による脳挫傷だと分かりました。

ミルトモ 編集部

夏海は古宮山を見て誰かに似ていると言っていました。それは一体誰でしょうか?

サイバー総合事犯係のメンバー

多和田がサイバー総合事犯係に戻って来ました。

元捜査一課の多和田は、サイバー総合事犯係と他の係とのパイプ役を担っています。

多和田と一緒に来たのは、今日からサイバー総合事犯係に配属になった新人刑事・古宮山です。

プロファイル担当の係長・平塚栄太郎(杉本哲太)は「私の班のモットーはノーハラスメントですので、どうか安心を」と挨拶しました。

机はフリーアドレスで、どの机を使っても良いスタイルになっています。

ミルトモ 編集部

警察署内とは思えないほどおしゃれな部署です。

川瀬七波(堀内敬子)は映像解析担当、岡林琢也(吉村界人)はサイバーパトロール担当です。

古宮山は、自室から現れた主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)に自己紹介しようとしますが、「人事データは届いている」と言われ言葉を遮られてしまいました。

安洛は古宮山の経歴を次々と言い当て、さらにプライベートなことまで熟知していたのです。

安洛は今回の事件の概要を確認し、アジトで発見された男性が5年前に警察を懲戒免職になった元刑事・石本武明(岡田浩暉)だという事が分かりました。

ミルトモ 編集部

個性的なメンバーが揃っていますね。特に、安洛の雰囲気が独特で、少し浮世離れした感じがしました。

捜査から手を引く安洛(佐々木蔵之介)たち

取調室には黙秘を続ける木沢と捜査二課の刑事がいます。

そこに捜査一課の刑事がやって来て捜査の取り合いを始めました。

その隙に、木沢は書類のクリップを手に入れます。

サイバー総合事犯係は木沢の事件から手を引き、各々自分の仕事を始めました。

事件が解決するまで捜査を続けようとしているのは古宮山だけです。

古宮山は石本が殺害された動機を調べようとしますが、安洛は「サイバー捜査に動機や感情の解明は必要ない」と言うのでした。

ミルトモ 編集部

人の感情に無関心な安洛と人の感情に着目しようとする古宮山。古宮山はこれから安洛とうまくやっていくことが出来るのでしょうか。

歓迎会に出席しない安洛(佐々木蔵之介)

古宮山の歓迎会が行われている頃、安洛は自転車に乗ってある場所に向かっていました。

自転車から降り、細い道を進んでお店のドアを開け「入ったって」と言います。

お店の主人は安洛にハモの串焼きを差し出します。

安洛はそれを食べると、「美味い」と言って天井を見上げました。

同じ頃、古宮山もハモの串焼きを食べて、安洛と同じように天井を見上げていたのでした。

ミルトモ 編集部

安洛と古宮山は、嗜好と癖に共通点がある事が分かりました。

ソーシャルハッキングされた京都府警

夏海の司法解剖の結果、石本の胃からUSBメモリーが見つかりました。

さらに、そのUSBメモリーは瀕死の状態で無理やり飲み込まされた可能性が高いことも分かりました。

「犯人の狙いはソーシャルハッキングだ。肝心なのは、そんな物騒なUSBを府警本部内のパソコンに接続したりしない事だ」

安洛がそう言った時、突然電気が消えます。

捜査一課の刑事が石本の胃から見つかったUSBメモリーをパソコンに接続したせいで、ウイルスが京都府警のシステムに感染してしまったのです。

防犯カメラの映像は映らなくなり、その隙に木沢は警察の制服を奪って逃走してしまいました。

ランサムウェアに感染したパソコン画面には「シーラムコインで100万シーラム(約10億円)支払ってください。

タイムリミットは5時間。それを過ぎるとデータは永遠に失われます」とメッセージが届くのでした。

ミルトモ 編集部

昔は人の手で行われていたことが、コンピューターを使うことで素早く正確にできるようになりました。

コンピューターは便利ですが、一瞬で全てを失ってしまうツールでもあります。

安洛(佐々木蔵之介)とは別の視点で事件を捜査する古宮山(福原遥)

安洛が無線に大音量の音楽を流すことで、無線をつけていない木沢を見つけることが出来ました。

しかし、木沢は元暴力団の男性に刺されて亡くなってしまいます。

どうやら、ソーシャルハッキングに関わっているのは木沢たちではないようです。

安洛と岡林は石本のスマホとパソコンを調べ、ソーシャルハッキングに関わっている人物を捜し始めました。

一方、古宮山は刑事だった頃の石本を調べ、石本が5年前に捜査した事件で上層部に睨まれていたことを知るのでした。

ミルトモ 編集部

ソーシャルハッキング事件と5年前の事件はどんな関係があるのでしょう。

ソーシャルハッキングの犯人

石本が5年前に調べていた事件は、鞍馬山の転落事故でした。

3人の目撃者の証言で、転落事故で亡くなった静野は自殺で処理されていました。

しかし、静野のブログには自殺とは思えない書き込みがあります。

古宮山と多和田は静野の母・順子(菊池桃子)に話を聞きに行きましたが、順子は息子の荷物はほとんど整理し、ブログも知らないと言いました。

しかし、安洛たちの調査で、順子がパソコン教室で息子のブログにアクセスした証拠を掴むのです。

ランサムウェアの身代金の期限が切れてしまいますが、システムは何の問題もなく復旧しました。

実は、身代金はカモフラージュで、犯人の目的はデータを外部に送信することだったのです。

そして、ソーシャルハッキングの犯人は静野の母・順子だという事が分かりました。

ミルトモ 編集部

素人であるはずの順子が犯人とは驚きです。

5年前に起きた転落事故の真相

順子の家に来た安洛と多和田と古宮山の3人は、2階にある息子の部屋で日記を見つけました。

その日記には、ブラックな職場でも頑張るよう自分を励ます言葉が綴られていました。

しかし、静野は自殺ではありませんでした。

静野は犯人・奥貫に逆らったせいで殺されてしまったのです。

衆議院議員の息子である奥貫が起こした事件は、警察の上層部により揉み消されていました。

順子はハッキングしたデータから奥貫を知りナイフで奥貫に襲い掛かりますが、それを古宮山が止めます。

順子は京都府警のハッキングに協力して欲しいと石本に頼み、もみ合ったはずみで石本は頭を打って亡くなってしまいました。

石本の口の中にUSBメモリーを入れたのは順子だったのです。

ミルトモ 編集部

犯人が分かっているのに捕まらない人がいるなんて・・。順子のやりきれない気持ちは当然です。

古宮山(福原遥)の父親

安洛は消されていた掲示板を復元しました。

「母さんの一番好きな花をプレゼント」

そこにはブログの下書きが書いてあり、赤い薔薇のような星雲の写真が写っていました。

奥貫は殺害容疑で捕まり、事件を隠ぺいした上層部も処分を受けます。

多和田は安洛についてのリポートをまとめ、審議官・楡井(升毅)に提出しました。

どうやら、楡井は安洛を警察庁に引っ張るつもりでいるようです。

古宮山は安洛に写真を見せ「一緒に写っているのは私の母です。総合事犯係に来たのは、あなたが私の父親かどうか確かめるためです」と言いました。

ミルトモ 編集部

古宮山の父親が安洛?まだ本当の父親かどうかは分かりませんが、頭が切れる所が似ているかもしれません。

ドラマ『IPサイバー捜査班』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ミルトモ 編集部

サイバー総合事犯係は、警察署内にある部署という感じがしませんでした。

安洛たちは規則に縛られず自由に仕事をしていて、部署内もおしゃれでした。

一番驚いたのは、安洛が古宮山の父親かもしれないという事です。

嗜好や癖、頭の良さも似ている気がしますが、実際はどうなんでしょう。

扱われる事件だけでなく、安洛たちの人間関係にも注目していきたいです。