『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』あらすじ・ネタバレ感想! 上空1万mで起きた壮大な実話

映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』あらすじ・ネタバレ感想! 上空1万mで起きた壮大な実話

出典:amazon.co.jp

1862年のイギリス。

天気をあらかじめ予測することは不可能、そう思われていた時代にその概念を覆そうと奮闘する1人の男がいました。

科学者ジェームズ(エディ・レッドメイン)は、操縦士のアメリア(フェリシティ・ジョーンズ)と気球に乗り、かつて人類が到達したことのない高度10,000mを目指します。

空の旅という誰もがロマンを感じる映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』は、圧倒的な映像美によって素晴らしいクオリティに仕上がっています。

ポイント
  • 『博士と彼女のセオリー』フェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインのタッグ再び
  • 壮大な空の旅は美しくも常に危険と隣り合わせ
  • 実話を再現するも人物設定で世論からは賛否両論を経た作品

それでは映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』についてネタバレありでご紹介していきます。

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『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』作品情報

映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』

(C)2019 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.

作品名 イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり
公開日 2020年01月17日
上映時間 101分
監督 トム・ハーパー
脚本 ジャック・ソーン
出演者 フェリシティ・ジョーンズ
エディ・レッドメイン
ヒメーシュ・パテル
フィービー・フォックス
ティム・マキナニー
アン・リード
レベッカ・フロント
ヴァンサン・ペレーズ
トム・コートネイロ
バート・グレニスター
カミル・レミシェウスキー
音楽 スティーブン・プライス

【ネタバレ】『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』あらすじ・感想


気象予報という概念がない時代

本作の舞台となる1862年は、現代では当たり前とされている気象予報そのものがなく、あり得ないことだと認識されていました。

Yちゃん

天気予報が無い世界というのはまったく想像がつきませんよね。

しかしただ1人、科学者のジェームズだけは天気をあらかじめ予測することは可能だと信じつつ日々研究をしています。

実際に気球に乗ってデータを集めるための資金を募ろうとするも学会では馬鹿にされ、まともに取り合ってもらえませんでした。

そこで気球の操縦士である女性・アメリアに頼むことに。

ところがアメリアは過去に気球で不快喪失を味わっており、その経験からはじめこそ乗り気ではありませんでしたが、ジェームズの熱意により心を動かされ協力を決意します。

映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』

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気象予報を確実なものにしたいという願いを持つジェームズと、かつて叶えられなかった高度まで気球で行くことを夢見るアメリアの旅が始まりました。

空の旅は常に危険と隣り合わせ

順調に高度を上げ安全な旅が続くかと思いきや、2人の前に不安を煽るかの如く分厚い雲が現れます。

近づくにつれ空は荒れていき、ついに嵐が発生

分厚い雲の正体は積乱雲で、ジェームズ達の乗る気球は行くすべがなく大荒れの中に突入していきました。

気球の制御ができないほどの嵐に体を打ち付けられ、ジェームズは頭から血を流してしまうほど。

このシーンを経て初めて、2人が進んだ空の世界というのがただただ夢の詰まった世界ではなく、とても厳しい現実と隣り合わせであるということがわかります。

嵐をかいくぐり上空に出ると、とても美しく穏やかな時間が再び訪れました。

映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』

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Yちゃん

ここで目の当たりにするブロッケン現象による光の輪は本当に綺麗で感動的です。

誰もが到達することのなかった世界

高度を上げていくごとに気温や湿度の変化を記録していくと、雲の上では音がしないことや湿度が高いと地上の音が良く聞こえることなど新たな発見があります。

正反対なジェームズとアメリアは事あるごとに対立をするも、自分たちしかいない空間を共にし、徐々に信頼を築いていきました。

ピエールが来ることのなかった念願の高度7000mまで到達すると、気温も比例し-6℃まで低下。

あまり高度を上げると、低酸素症を起こして脳にも影響があるため、一定の所でアメリアは下降しようと考えていましたが危険を顧みず研究を続けたいジェームズと再び対立。

そしてアメリアはかつて夫のピエールが自分を守るために気球から落下し亡くなったこと、もう二度と同じ過ちを繰り返したくないということを明らかにしていきます。

アメリアの抱える思いに心を打たれ我に返ったジェームズは下降を決意。

しかし、-15℃を下回る気温によって気球は凍り空気を放出できません。

意識を落としかけているジェームズを残し、アメリアは気球の頂上まで凍傷や意識障害を繰り返しながら登ります。

映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』

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高度10,000m越えという、落ちたら一溜りもない危険な状況の中で広がる絶景はあまりにも残酷です。

なんとか空気の放出をし、2人は下降していきました。

学会ではジェームズとアメリアによって明確になった気象予報についての研究結果が多大なる評価を得ました。

当初は賛否両論も…

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』は実話として描かれているのですが、実は批評家たちからは賛否両論あっての公開となりました。

エディ・レッドメインが演じたジェームズは実在の気象学者がいるものの、フェリシティ・ジョーンズ演じるアメリアは架空の人物となっています。

映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』

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実際にジェームズと共に気球に乗った人物はヘンリー・コックスウェルという男性で、エディ・レッドメインとの相性の良さや、ストーリーのインパクトを重視し女性を起用したのかもしれませんね。

Yちゃん

しかし、人物設定に賛否両論があったとはいえ、私自身は信頼感あるバディの再共演と、アメリアが「女性操縦士」として描かれる世界観に同じ女性として勇気をもらいました。

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』まとめ


以上、ここまで映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えた2人』のレビューを書かせていただきました。

厳しい環境下で奮闘するかつての人間の挑戦がリアルに描かれた感動的な作品でした。

タイトル
  • 細部までリアルにこだわった空の映像は見もの
  • 登場人物の過去と今が交差するストーリー展開
  • 実話だが人物設定は異なる部分もあり
  • 高所恐怖症の方は予告を確認してからの鑑賞がおすすめ!

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