今回は、『アイアンマン』に続く【MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)】第2作目として公開された作品、天才科学者が緑の怪物に変身してしまう『インクレディブル・ハルク』をご紹介します。
- アメコミの人気ヒーロー「ハルク」の実写映画化で、2003年公開の作品から内容を一新。
- アベンジャーズ最強とも言われるヒーローで、緑色の怪物「ハルク」の誕生物語。
- 「ハルク」に変身してしまう天才科学者「ブルース・バナー」の苦悩。
それではさっそく映画『インクレディブル・ハルク』について、ネタバレありでレビューしたいと思います。
▼動画の無料視聴はこちら▼
目次
『インクレディブル・ハルク』作品情報
作品名 | インクレディブル・ハルク |
公開日 | 2008年8月1日 |
上映時間 | 112分 |
監督 | ルイ・レテリエ |
脚本 | ザック・ペン エドワード・ノートン |
出演者 | エドワード・ノートン リヴ・タイラー ティム・ロス ティム・ブレイク・ネルソン タイ・バーレル ウィリアム・ハート |
音楽 | クレイグ・アームストロング |
『インクレディブル・ハルク』の主要キャラクター紹介
ヒーロー?
怪物?
「ハルク」の正体は!?
ブルース・バナーってどんな人?
ここでは、ハルクとブルースに関わる人物を簡単に紹介します。
ブルース・バナー / ハルク(エドワード・ノートン / マーク・ラファロ)
- 天才科学者で放射線耐性の研究の際に自ら被験者となったが、ガンマ線を浴びてしまった結果、心拍数が一分間に200回を超えると緑色の大男に変身する体質になってしまう。
- ハルクは「廃船」という意味で、身長は2.7メートルあり、身体は銃弾を通さないほど硬い。
- 単体作品ではエドワード・ノートンが主演を務めるが『アベンジャーズ』からはマーク・ラファロにキャストが変更になっている。
エリザベス・”ベティ”・ロス(リヴ・タイラー)
- 遺伝細胞学を専門とする細胞生物学者でブルースの恋人。
- アメリカ陸軍将軍「ロス」の娘。
- 体質の治療に奔走するブルースのことを、自らが危険に巻き込まれながらも全力で支える。
- 物語の最後にブルースが姿を消したため、今生の別れとなる。
エミル・ブロンスキー / アボミネーション(ティム・ロス)
- ロシア生まれ英国育ち。ロス将軍が集めた精鋭部隊の中でも最強と称される。
- 昇級よりは現場での戦闘を好むような、攻撃的で好戦的な人物。
- ハルクとの戦闘の際にその力を目にし、自分も同様の力を欲するようになる。
- ブルースの血液サンプルを手に入れ自ら投与し、ハルクと同等の力を得た「アボミネーション」へと変貌する。
サディアス・”サンダーボルト”・ロス将軍(ウィリアム・ハート)
- アメリカ陸軍将軍で、5年前に「スーパーソルジャー計画」を再開させた責任者。
- 体質が変化し逃げ出したブルースを、目の敵、「軍の所有物」として計画を続けるため、行方を追い続ける。
- 数年後の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ではアメリカ国務長官として登場。
【ネタバレ】『インクレディブル・ハルク』あらすじ・感想
ヒーロー?怪物?「ハルク」に隠された葛藤と悲哀
そのインパクトが計り知れない緑色のヒーロー「ハルク」は、実は悲哀に満ちた物語です…。
主人公のブルース・バナーは天才科学者でありながら、ハルクという運命も受け入れなければならない葛藤のもとにあります。
はじめのうちはハルクに変身した時の記憶は断片的にしかありません。
自分がハルクであるために人を傷つけたり破壊行為を繰り返すことは、ブルースにとって不本意なはずです。
「無意識のうちに自分がやりたくないことをやっている。でもハルクは制御不能である…。」
悩んだ末にブルースは、アボミネーションを倒したあと、彼女のベティとも別れる決意をし、ラストで姿を消します…。
自ら悲しい結末を選択したヒーローなのです。
でもわかります!
どうしたらいいかわからないときって、姿を消したくなりますよね。
ブルースを演じるエドワード・ノートンが、見事に葛藤と悲哀を表現していたと思います。
その後のハルクは…!?(他作品での活躍)
『インクレディブル・ハルク』そのもののシリーズ化がないものの、主要作品には必ず出演しているハルク。
本作後からの、ハルクの行方や行動を簡単に紹介します。
『アベンジャーズ』でのハルク
ハルクの次の出番は、2012年公開の『アベンジャーズ』です。
いよいよ「アベンジャーズ!招集!」となり、前作ラストで行方をくらましたブルース・バナーがブラック・ウィドウによりインドで発見されます。
そこで「誰このおっさん…」と驚くなかれ…。
エドワード・ノートンが企画から降りることになったため、今作からキャストがマーク・ラファロに変更になっています。大丈夫!マーク・ラファロも名優ですから!
そして、今作では戦闘シーンの際にブルースが自発的に怒りのエネルギーを発することでハルクに変身する技を会得したようで、ハルクはお得意の「スマッシュ」で大活躍します。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でのハルク
なんと!ブラック・ウィドウがハルクを手懐ける方法を発見!!
そしてさらに、ブルースとブラック・ウィドウことナターシャが恋に落ちるというストーリーも!!
しかし、ソコヴィアでの戦闘で体を張ってナターシャを助けたハルクは、クインジェットをハイジャックし、ナターシャからの通信にも応えずに変身したままどこかへ消えてしまいます…。
愛する人の前からふたたび姿を消すことになったハルクです。
『マイティ・ソー/バトルロイヤル』でのハルク
クインジェットに乗ってどこかへ消え去ったハルクが発見されたのはなんと「宇宙」!?
姿を消していたハルクは『マイティ・ソー/バトルロイヤル』で再登場します。
詳しくは、以下の記事でも取り上げていますので、よろしければ一緒にご参照ください。
▼あわせて読みたい!▼
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でのハルク
2018年に公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、全宇宙を司るパワーを持つ「インフィニティ・ストーン」をすべて手に入れた最強の敵「サノス」が指を鳴らすことによって、全人類の半分が消えてしまうという大変な事件が起こりました…。
その時のブルースは!?
ソー、ロキたちと共に宇宙船でアスガルドを脱出した直後にサノスたちの急襲を受けます。
しかし、仲間であるヘイムダルの力によってハルクは地球へ戻されます。
その際にドクターストレンジの居住するサンクタムに落下し、ブルースの姿に戻ってしまいます。
そしてブルースはサノスの脅威が迫っていることを伝えるのです。
ストレンジがトニー(アイアンマン)を召喚してから程なくして、早速サノスの手下たちが地球に襲撃にやってきたのですが、いざ戦おうとしてもハルクは姿を現しません!!
その謎は解けないまま、ブルースはトニーが作った「ハルクバスター」というパワードスーツを身にまとい、ワカンダでの戦いに挑みます。
依然ハルクは登場しないまま、サノスが指を鳴らしましたが、ブルースは消滅を逃れます…。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でのハルク
そして2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、ハルクはどうなるのでしょうか?
予告編では不明者(消滅者?)リストを眺めるブルースの姿が…。
ということは、まだハルクは姿を現していないのでしょうか?
2月4日に公開された特別映像にもハルクの姿はありません。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではハルクが登場するのかが一つの鍵になること間違いなしです。
個人的には、ふたたびハルクが登場して、華麗に「スマッシュ」を決めてくれることを願って止みません!
『インクレディブル・ハルク』まとめ
以上、『インクレディブル・ハルク』についての感想と、ハルクのその後について解説を書きました。
MCU作品は、すべての映画のなかでどこかストーリーがつながっている点も魅力のひとつですね!
- 天才科学者が怪物に変身する苦悩と葛藤をエドワード・ノートンが見事に熱演!
- キャスト変更後のコミカルなマーク・ラファロの演技も注目!
- 『アベンジャーズ』での重要キャラクター「ハルク」が今後は戻ってくるのか…目が離せない!
▼動画の無料視聴はこちら▼