韋駄天とゾブル帝国のメンバーが紹介されて、いよいよ物語が動き始めそうな雰囲気になってきました。
韋駄天の修業は過激すぎることにきちんと裏付けがあって面白かったですし、イースリイの神視点からの戦争評も皮肉が効いててよかったです。
まあ一番良かった点は、リンのギャップ萌えだったりするんですけどね(笑)
目次
前回第1話のあらすじと振り返り
近代兵器が通用しない魔族がはびこり人類が滅びる寸前となった世界に、突如この世に現れた神「韋駄天」。
韋駄天が魔族を封印してから800年が経ち、ハヤトたち若い韋駄天は平穏な時代を生きており、あまり修行に身が入っていませんでした。
そんなハヤトたちは、北の大氷河地帯で氷漬けになっていた魔族を復活させようとしている、オオバミ博士とゾブル帝国軍を発見します。
大氷河地帯に到着したハヤトたちは、復活した魔族と戦闘になります。
イースリィとポーラは魔族に歯が立ちませんでしたが、ハヤトの活躍で魔族は倒すことができました。
ハヤトはオオバミ博士に事情を聞こうとしましたが、ロボットだったオオバミ博士は、自爆してしまうのでした。
【ネタバレあり】アニメ『平穏世代の韋駄天達』第2話あらすじ・感想
イースリイの選択
・ハヤトぐらいの強さが無ければ魔族には勝てない
・オオバミ博士はロボットだった
・魔族は他にもいるかもしれない
以上の事から、イースリイは自分の身を護るため、修行という名目でリンとハヤトの傍にいると、ポーラに伝えます。
ただ、イースリイはかつてリンの修業を受けたことがあり、その厳しさを知っていました。
気乗りしない様子で「リンに殺されるかも」とぼやくイースリイを、「なにを大げさな」と思いながら見つめるポーラ。
ボコボコに殴られ、地面に大穴が開くほど叩きつけられ、マウントを取られてさらにボコボコにされ、最後は海に投げ捨てられる。
リンとハヤトの壮絶な修業風景を見たポーラは、言葉を失って呆然とするのでした。
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感激するリン
リンは、かつて修行から逃げ出したイースリイにかなり怒っていました。
ですが、頭を下げて「今一度戦いを教えてください」と頼んできたイースリイを見て、涙を流して感激します。
それは打倒魔族しか頭にないリンにとって、引きこもりの息子がまっとうな社会人になってくれるほどの出来事でした。
こうしてリンは、イースリイとポーラに張り切って修行を開始するのでした。
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韋駄天の修業
「引き出し」とは、放置していれば数百年かかる韋駄天の発生を、別の韋駄天が干渉してすぐに引き出すことで、ポーラはプロンティアという韋駄天から引き出された韋駄天でした。
そのため、ポーラとリンは初対面でしたが、リンは修行として肺が割れるほどの強烈な一撃をお見舞いします。
ポーラはまるでリンチのようなリンの修行の効果を疑問視します。
・韋駄天は生物の思念から発生するため筋トレなどをしても無意味
・極限まで体を追い込むと戦いに役立つ要素を持った何かに変質していく
イースリイは「理にかなっているから安心していい」と、韋駄天の特性と合わせて答えます。
ただ、そこまで追い込むには50年から100年かかるらしく、ポーラは「ごめん無理」と拒否するのでした。
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韋駄天の発生について
韋駄天は生物の思念から発生するが、そこには「救いを求める心」が必要となる。
それなのに、韋駄天は戦争で苦しむ人間を助けない。
矛盾した状況にポーラは疑問を持ちますが、イースリイは「人間を救うために人間を倒すなんて意味が分からない」と笑います。
韋駄天という神にとって、人間は、人間にとっての森や家畜と同じもので、絶滅の危機にならない限り助ける必要がない存在でした。
魔族もおらず、無価値な人間同士の戦いに巻き込まれた多数の人間の思念から生まれた、平穏世代の韋駄天たち。
それがイースリイたちなのでした。
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侵略するゾブル軍
侵略戦争を行うゾブル軍の最前線。
キサラ大将は戦車の上から、兵士たちに「貴様らのやりたいことを言ってみろ」と問いかけます。
欲望に忠実な兵士たちは、敵を殺したい、金品を奪いたい、女を汚したい、と大声で答えます。
「土地と資源はゾブルの物、その他すべては貴様らへの褒美だ」
「好き勝手に奪ってくるがいいわ! けだものども!」
キサラ大将の檄に、喜び勇んで兵士たちは侵略に繰り出していくのでした。
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ゾブル帝国
放置していれば、捕食と破壊を繰り返し、やがて草一本生え無くなった死の世界で自分たちも飢え死にして死滅する魔族。
知識欲が旺盛なイースリイですが、いまだ魔族の存在理由に関しては分かっていませんでした。
「知能のある魔族がいるのなら目的を聞いてみたいものだよ」
イースリイがそんな呟きを漏らしているころ、キサラ大将はオオバミ博士の命令で、会議に参加するためゾブル本国へと帰還していました。
戦車を片手で投げ飛ばす怪力を持つキサラ、管制塔のアンテナの上から軽々と飛び降りて着地し腕が触手状に分裂するニッケル。
どちらも明らかに普通の人間ではありませんでした。
そんな二人を含んだ会議の主催者はオオバミ博士、そして主題は韋駄天でした。
そして、皇帝や王妃まで参加する、異様な雰囲気の会議が始まるのでした。
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アニメ『平穏世代の韋駄天達』第2話ネタバレ・感想まとめ
・吐血しててもポーラは可愛い
・韋駄天とは?
・知能のある魔族