ジャンプアニメ的なノリのアニメかと思わせておいてからの、終盤の残酷な描写。
タイトルや絵柄から受ける印象をひっくり返すハードな内容でした。
サイケデリックで独特な色使いもあって、好みは分かれるかもしれませんね。
ゆるいファンタジーの外見で描かれる、神の無慈悲さと人間の残酷さのギャップに引き込まれます。
ベテランの有名声優さんが多数参加されていますので、個人的に演技の部分もかなり楽しみです。
目次
【ネタバレあり】アニメ『平穏世代の韋駄天達』第1話あらすじ・感想
韋駄天と魔族
近代兵器がまるで通用しない魔族がはびこり、人類が滅びる寸前となった世界。
救いを求める人類の声に答えて、突如この世に現れた神が韋駄天でした。
韋駄天たちは若い韋駄天を残し、その身と引き換えに魔族を封印し、平穏な世の中が訪れました。
そしてそれから800年が経ち、封印に立ち会った韋駄天のリンは、発生して80年の若い韋駄天のハヤトに訓練をつけていました。
ですが、平和な世の中を生きてきたハヤトは、修行にあまり身が入っていませんでした。
「お爺様、800年もの平和はあまりにも長すぎたようです」
リンは封印の魔法陣の上に寝転がって、平和ボケした現在の韋駄天に嘆くのでした。
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平穏世代の韋駄天たち
修行に身の入らないハヤトは、何か面白いことを求めて、勉強が好きなイースリイを連れてポーラの元に向かいました。
ポーラが鳥から聞いた話だと、北の大氷河地帯に人間がいっぱい集まっていたとのこと。
幾つかの軍用機も見受けられたことから、イースリイは帝国ゾブルの軍勢と予想します。
工業化で自然を破壊しているゾブル帝国がなぜ大氷河地帯にいるのか。
疑問に思ったハヤトたちは大氷河地帯に向かいます。
北の大氷河地帯でハヤトたちは、オオバミ博士と呼ばれる人物の指揮の元、ゾブル帝国の軍隊が氷漬けの悪魔の解凍作業を行っているのを見つけます。
韋駄天や魔族の名前などを知っているオオバミ博士。
イースリイは、彼が人間ではなく魔族である可能性を疑いますが、そうこうしている間に解凍作業が完了し、魔族が蘇ってしまうのでした。
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韋駄天は死なない
復活した魔族は本能的に韋駄天を狙って攻撃を始めました。
魔族の攻撃に追い詰められるポーラでしたが、間一髪ハヤトが助けます。
そして始まる、平穏世代の韋駄天たちと魔族の戦い。
戦いの中で胸に大きな穴を開けられてしまったイースリイでしたが、その後も平然と動いていました。
逆に、イースリイとおなじように身体に穴が開いた魔族は、そのまま死んでしまい、復活した魔族との戦いは幕を閉じるのでした。
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身体に穴が開いた状態で平然と会話してるのが、面白くもあり、異様でもありました。
機械の身体
悪魔を倒されてしまったオオバミ博士は、マッハ2の速度が出せる戦闘機でその場から離脱します。
ですが、当然ハヤトからは逃げられません。
降ろし方を間違えたハヤトによって、オオバミ博士の乗った戦闘機は墜落してしまいます。
死んだと思われたオオバミ博士でしたが、彼の身体は機械できており、壊れてもなお、「よくもやってくれたな!」とハヤトに悪態をつくほど元気でした。
オオバミ博士に興味を持ったハヤトは、イースリイに渡して調べさせようとしますが、オオバミ博士はすぐに自爆してしまうのでした。
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こそこそするイースリィ
魔物の死体を調べているイースリイを待つことに飽きて壁を歩くポーラ。
気が付くと、イースリイの姿がみえず魔物の死体もなくなっていました。
イースリイは死体を移動し、その回収をスマホで誰かに依頼していました。
「とにかく急ぐんだ。ゾブルに先を越されるな」
声を潜めたイースリイは、そう命じるのでした。
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侵略
戦火に燃える街の教会。
一人きりで神に祈りを捧げるシスターがいました。
そこに扉を蹴り破って現れた兵士たち。
シスターを見つけた兵士たちは、舌なめずりして喜びます。
必死で神に助けを求めるシスターでしたが、その願いが届くことはなく、あえなく兵士たちに凌辱されてしまいます。
「神様、どうか我々を御救いください……」
兵士たちに犯されながらも、シスターは神に救いを求め続けるのでした。
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アニメ『平穏世代の韋駄天達』第1話ネタバレ・感想まとめ
・サイケデリックなオープニング
・絵柄と内容のギャップ
・有名なベテラン声優さん多数参加
不死身の神と生物である悪魔。そこに人間の軍事国家が絡んでくる世界観。
絵柄とのギャップがたまらないですね。