一緒に番組をつくってきた大事なメンバーを死の淵まで追い詰めた者たちへ…
第7話「バズ」では、週末を共に過ごしてきた高校生仲間たちが“とても賢い一手”を打ちます。
ネット炎上をひっくり返し、物言わぬ多数派を味方につける…
裏方志望で母の復讐のために命を燃やす彼が考えだした最強策が飛び出します!
胸がスカッとする反撃直後、再び衝撃走る…
ラスト、一度死を覚悟した若き天才女優が“鳥肌ものの変貌”をとげます!
目次
アニメ『【推しの子】』前回第6話のあらすじと振り返り
『今からガチ恋始めます(今ガチ)』に出演中のアクア(CV.大塚剛央)は、想像していたよりヤラセが少ないことに驚きました。
裏方志望だったアクアが見ても、各々の人間性をそのまま映す構成になっています。
感心する一方、アクアは自分を無防備に晒す恋愛リアリティショーに不安を覚えます。
ある日、アクアの心配は現実に!
ゆき(CV.大西沙織)&ノブ(CV.大野智敬)カップルとケンゴ(CV.坂泰斗)…
この3人の三角関係が盛り上がった今ガチは、中高生を中心に人気を獲得!
今ガチで目立たない若手女優・黒川あかね(CV.石見舞菜香)は、焦りを感じます。
プロデューサーの助言を素直に聞き取ったあかねは、ヒロインゆきを脅かす悪女ムーブを起こします。
視聴者からのあかねの印象は最悪なものに…
そんな劣悪な状況下で、ゆきの頬をあかねが爪で切ってしまう不慮の事故が起きました。
番組がそのことを公にし、ネットが大炎上。
あかねは、ネットの叩きをすべて受け入れてしまいます。
やがて彼女の心はパンクし、自らを消すことを決意しました…
sat0330
第7話、怒りに燃える“仲間たち”が、ついに反撃を開始します!
【ネタバレあり】アニメ『【推しの子】』第7話あらすじと感想
大人気番組“恋リア”の闇…警察のご厄介に!
大雨に打たれながら、エゴサに疲れた黒川あかね(CV.石見舞菜香)は歩道橋から身投げ…生きることを捨てた彼女を抱き上げて救ったのは、アクア(CV.大塚剛央)でした。
ほどなく巡回中の警察官が2人を発見!
すぐに、所属事務所の社長・斉藤ミヤコ(CV.Lynn)の元へ警察から連絡が入ります。
sat0330
苺プロで新生B小町があかねのことを案じていました。
叩かれた回数など数えきれない有馬かな(CV.潘めぐみ)が、漆黒の目をして語ります。
世界各国で人気の恋愛リアリティショー。
いままで50人近くの自殺者を出しています。
恋リアで死ぬほどの思いをした人は500人を下らないだろうと、かなは推察します。
自分をさらけ出す“恋リア”、叩かれるのは作品ではなく生身の自分自身。
同年代の若き女優が負ったダメージの大きさを知ったルビー(CV.伊駒ゆりえ)…
いつもお喋りな彼女が黙って話を聞きます。
この芸能界において嘘は武器だ
「お兄ちゃん言ってた…嘘は自分を守る最大の手段って。」
ルビーは、やっとアクアの言っていた意味を深く理解します。
sat0330
星野双子の母で伝説のアイドル・B小町のアイが、生前こう言っていたのを思い出します。
ネットに疎く、娘から番組を観ないよう言われていた母は…
愛娘に起きた恐ろしい出来事を初めて知り、唇を震わせながら娘の背中を撫で続けます。
警察へ駆けつけたミヤコは「誇らしい」とアクアを褒めます。
「人は簡単に死ぬ…誰かが悲鳴をあげたらすぐ動かなきゃ、手遅れになる。」
sat0330
「相談してよ…」
鷲見ゆき(CV.大西沙織)が、あかねにビンタして抱きしめます。
また泣き出しそうなあかねに、アクアが声をかけます。
「本名を晒して活動している以上、引き時は自分で見極めろ…これからどうしたい?」
「もっと有名な女優になるために頑張ってきた…すごく怖いけどこのまま辞めたくない!」
あかねを出来る限りフォローする!と、みんなで決めます。
前世は医者の賢い男子高校生が、反撃開始!
メンバーたちがあかねを囲む中、1人離れたアクアは怖い顔で呟きます。
「煽った番組サイド、好き勝手言うネットの奴ら…腹が立ってしょうがない!」
sat0330
各報道機関が大々的にニュースを発信し、界隈では様々な議論が巻き起こります。
「褒めた私がバカだった…着地点見えてる?」心配するミヤコ。
「ここからが本当のリアリティーショーだ!」
母譲りの星が煌めく瞳を不敵に輝かせてアクアが言います。
注目度が上がってプラマイゼロ…
ミヤコは炎上対策として適切ではないと指摘します。
現に、黒川あかねも番組出演を見送っており復帰の目途は立っていません。
sat0330
彼はMEMちょ(CV.大久保瑠美)にみんなの映像&写真を提供してと頼みに行きます。
サイレントマジョリティーを味方につけろ…世の中まるっと上書き大作戦!
プロが“黒川あかねを悪役にしたら面白い”という意図を持って演出し編集した今ガチに対抗し、出演者目線の今ガチ動画製作をするつもりです。
一見、今はあかねに対する叩きが多い印象だが、表面的なものでせいぜい数%程度。
ほとんどの客層は叩くべきか擁護すべきか悩むサイレントマジョリティー!
「答えを求めているユーザーが大半…そこに共感性の高いコンテンツを提示したら、多くの人がそれを正義と思い込む!世の中まるっと上書きできちゃうカモ!!」
sat0330
ネットマーケティングとセルフプロモーションでインフルエンサーの地位を築き上げたMEMちょ。
「こう見えてバズらせのプロなんだけど?」
彼女が最良の動画アップタイミングを決めてくれることになりました。
爪痕事故映像をゲットせよ…恋リアDに高校1年の役者が吠える!
他の今ガチメンバーも製作に協力します。
作詞作曲ができる森本ケンゴ(CV.坂泰斗)は、動画のためにエモい感じで泣かせる曲を提供。
さらにゆきが鍵となる発言をします。
炎上の発端となったあの爪ひっかき事故映像があった方がいいのでは?と。
プロモデルのゆきは、定点カメラにあの事故がすべて映っていたと主張します。
番組サイドは、不都合が多いあの映像を隠していました。
「僕らはエンタメをやっている…僕らはあかねに何も強制していない。」
出演者を悪役に仕立て上げる演出をしたのがバレる証拠映像…
35歳のディレクターは映像を出すのを拒みます。
「プロだろうとあかねは17…大人がガキ守らなくてどうすんだよ?」
怒りがのったアクアの言葉が、35歳にガツンと響きます。
あかね以外のみんなが機材が揃うMEMちょ宅へ集合!
熱冷ましのシートを額に張り、エナジードリンクをガブ飲みし、アクアが急ピッチで動画の製作をします。
sat0330
“今ガチ動画”アップ完了!世間の反応はいかに!?
“これが僕たち 私たちの「今ガチ」”と添えて、アップした動画は…
黒川あかねのイメージを変革すると同時に、今ガチの人気を決定づけました。
24時間後に7万4千リツイートを叩きだします!
炎上騒ぎはある程度収束!
あかねは次の収録から復帰することが決まりました!
「素の自分で出るとダメージ大きいし…これからはあかねもキャラつけたら?」
MEMちょがアドバイスします。
「何かしら演じてたらその役が鎧に…社交術としても重要な概念だ。」
何重にも演じているアクアも、あかねにこう助言します。
sat0330
「それってB小町のアイ?」とMEMちょが大正解!
アクアに惹かれはじめたあかねは、彼の理想を演じることに!
アクアは「あれは天性のもの…アイの真似は誰にもできない」と心の中で思います。
sat0330
演劇界で有名な女優・黒川あかねが本領発揮!
バズった今ガチへ、黒川あかねが復帰!そこにはアイがいた…!?
アクアに喜んでもらおうと、あかねはB小町のアイを徹底的に調べ上げます。
【B小町のアイ…あかね分析まとめ】
特徴は自信をのぞかせるあの瞳…承認欲求は満たされている。
友人関係は薄そう…でも、異性関係は何かあるだろうな。
愛情の抱き方に何かしらのバイアス有りなこの人格形成からすると、家庭環境は劣悪。
秘密主義と暴露欲求。
破天荒な言動に反し、完璧主義者。
無頓着さと過度の執着。
ファッションはやや無関心、結婚願望なし。
視力はいい、聴覚と嗅覚が過敏で歩き方が大股。
教育レベル低め、箸の持ち方が少しいびつ。
発達障害の傾向、思春期の段階で性交渉があった子特有のバランスの悪さ。
「15歳あたりから破滅的な行動に改善が…いい出会いがあった?」
調べつくしたあかねが意味深な言葉を発します。
sat0330
その際、アクアは黒川あかねのキャラつくりに絶句します。
そこに…そこにいたのは紛れもなく“B小町のアイ”だったのです!
アニメ『【推しの子】』の次回に期待するもの
言葉が…日本語は難しい。本当にそう感じます。
アイを分析しつくした黒川あかねの数々の言葉が印象的!
きっと、あかね分析のどこかにアイ殺しの黒幕に繋がる何かがあるに違いない。
また1段階…ストーリーが深まりました。
今後の展開、まだまだ目が離せません!