このアニメのOP主題歌YOASOBIの「アイドル」がエグい大ヒット中!
史上最速でMV1億再生突破した主題歌に後押しされるように…
物語も“よりエグくスピーディーに”進んでいきます。
ひとたび火がつけば、沈静化するまでに人の心を根こそぎ焼きつくす…
ネット炎上の恐ろしさを描く、第6話「エゴサーチ」。
恋愛リアリティーショー内のあるできごとが発端で炎上騒動が起きてしまいます。
渦中となった若き女優は、エゴサーチで心が疲れていきます。
ネットとの距離感を私たちに問うてくる…衝撃回がはじまります。
目次
アニメ『【推しの子】』前回第5話のあらすじと振り返り
双子の兄・星野アクア(CV.大塚剛央)は、恋愛リアリティーショーへの出演を決めます。
アイの男性関係の裏ネタを握る鏑木P(CV.てらそままさき)の誘いだから…
亡き母・アイを殺した黒幕を突き止めるために手段は選んでいられません。
『今からガチ恋始めます(今ガチ)』のために、6人の高校生が集結!
みんな業界人で美男美女揃い。
アクアは、明るく人懐っこいキャラに“キャラ変”して撮影に臨みます。
一方、双子の妹・星野ルビー(CV.伊駒ゆりえ)は、アイドルグループ結成のために本格始動!
ルビーは、アクア推薦の有馬かな(CV.潘めぐみ)をスカウト!
アクアに淡い恋心を抱くかなは、苺プロとアイドル契約を交わして彼のそばにいることを選びます。
ルビー&かなはネットで名前を売るために、人気YouTuberぴえヨン(CV.村田太志)とのハードな運動系コラボ企画に挑戦!
キツイぴえヨンブートダンスを笑顔でやり切ったルビーに、かなはユニット名命名権を譲ります。
ルビーは亡き母がいたアイドルグループ「B小町」をユニット名に決めたのでした。
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第6話は、頑張り屋でマジメな夢見る女子高校生の“終わり”が描かれます。
限界値に達して生きる気力を失くした彼女を救ったのは…
嘘の世界(芸能界)の怖さを誰よりも知っている彼でした!
【ネタバレあり】アニメ『【推しの子】』第6話あらすじと感想
もう“今ガチ”辞めたい…ヒロイン級あざと女子による衝撃の降板発言!?
「私、もう“今ガチ”辞めたい…」
目に涙を浮かべながら、みんなに本音を打ち明ける鷲見ゆき(CV.大西沙織)。
彼女は、自分の好きという気持ちを大勢の人に見られてしまう怖さについて話します。
話題になって注目されることへの戸惑いを感じていると。
高2でダンサーの熊野ノブユキ(CV.大野智敬)は彼女を必死に引き留めます。
「本当に降板してしまうのか…衝撃の展開があの2人に…!」
今ガチの次回予告は、こんなテロップ付きで流れました。
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視聴者獲得に貢献できたかな?と、嬉しそうに記事を見るゆき。
学校で弄られて悲しかったのも本当、
収録朝イチがツラくてちょっと辞めたいと思ったことも本当。
ちょっと自分のキモチを膨らませて話したという彼女は、降板する気などさらさらナシ!
嘘じゃなく誇張…MEMちょ(CV.大久保瑠美)が降板発言の真意を理解します。
降板発言をマジで捉えていた黒川あかね(CV.石見舞菜香)は、“ゆきのテク”に感心してメモをとります。
“ゆき争奪戦”で視聴者の心を掴み、今ガチは話題沸騰中!
今ガチの撮影がはじまってしばらく経ち、各々のキャラクターが見えてきました。
女優のあかねは、真面目で不器用な頑張り屋さん。
モデルのゆきは、あざと女子ヒロインで“女子が推せる女子”。
ユーチューバーのMEMちょは、ブレない芯をもつ優れたバランサー。
ダンサーのノブは、マジで恋する気満々で裏表がない人気男子。
バンドマンのケンゴは、ラブラドールレトリーバーが好きな控えめ男子。
役者のアクアは、達観している空気読みマスター。
冷静なアクア分析によれば…
立ち振る舞いが上手なゆき&MEMちょは、いい立ち位置をキープ中。
それに対して、ケンゴ&あかねは番組映えが悪くて出番が少なくパッとしない現状。
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恋愛リアリティーショー今ガチは、ゆきとノブのカップルを中心に進んでいきます。
そこに嫉妬心をみせるケンゴ。
ゆきを巡る三角関係が成立!
ゆきというゲームメーカーが機能し、その小悪魔っぷりが番組を大いに盛り上げました。
今ガチは中高生を中心に人気を獲得していきました。
兄の堪能感に妹の不満爆発!恋リアにヤラセは存在するの?
日曜は、みんなでご飯を食べる約束の日だったのですが…
アクアは今ガチメンバーと外食をして帰ってきます。
堪能感を溢れさせて帰宅した兄に、妹の星野ルビー(CV.伊駒ゆりえ)が嫌味を言います。
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因みにあかねの事務所は8:2…切ない。
ルビーは、番組のためにアクアが毎週土日撮影で出掛けてしまうのが不満です。
「放課後に集まるってコンセプトなのに土日撮影はヤラセだ!」
ヤラセと言われた兄は、妹に恋リアに出演しての感想を述べます。
想像していたより“恋リアにヤラセが少ない”ことに驚いたと、アクア。
リアルを売りにするだけあり、各々の人間性をそのまま映す構成になっていました。
アクアは少し心配しています。
観ている側からしたら、ヤラセが少ないのはいいこと。
けれど、嘘は身を守る最大の手段でもある…
嘘が少ないということは、出演者が無防備であるということにもつながるのです。
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そして、黒川あかねは悪女ムーブを起こした…
今ガチ出演時点で目的クリアーなので、番組終了まで安全圏でやり過ごすと決めたアクア。
同じく、チャンネル登録者増で目的を果たしているため、このまま“おバカ系癒し枠”キープできればそれでいいMEMちょ。
大人な2人は、未だ何もできずに焦るあかねを心配します。
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事務所で自主練に励むあかね。
マネージャーを怒鳴る社長の声が聞こえてきます。
「頑張るだけじゃ金にならない!爪痕のひとつでも残させろ!」
不甲斐ない自分を責めながら、あかねはメモに答えを求めます。
そこには「いま求められているものは、よりカゲキなもの」と書いてありました。
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目立つためにはどうすればいいか?と聞いたあかねにディレクターは言います。
「ゆきからノブを奪う悪女ムーブだよ。キャラが立って目立てる…これは指示じゃない。」
まっすぐなあかねは、大人の悪い囁きをうのみにしてしまいます。
大エゴサ時代を生きろ!ロリ先輩の教育的指導!
コンビニで新商品のまずいジュースを買ってしまったルビー。
SNSに書き込んで元をとろうとして、有馬かな(CV.潘めぐみ)から怒られます。
「エゴサされたらどうする!」
その安易な書き込みを最低5人の関係者が見ていると思え!と忠告されます。
かなからスマホを取り上げられ、エゴサ調査をされるルビー。
関連検索にかわいいをつけて、ゴリゴリにエゴサしていることがバレます。
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アイドルの9割はエゴサしている世は大エゴサ時代…
コンテンツとファンは常に相互監視状態にある!
いまはもう、ネットマーケティングを怠った人間から脱落します。
「深淵をのぞくとき深淵もまたこちらをのぞいていることを忘れてはいけない。」
かなはこう言って、ルビーにネットとの向き合い方を説きます。
ネットは“爪痕を残した彼女”を許さない
ゆきが、あかねとMEMちょに可愛いネイルをしてくれます。
「目立って結果を残したい…」とあかね。
「そうはさせないよ?私が目立つように戦う…」とゆき。
ゆきちゃんより目立たなきゃ!
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あかね&ケンゴのツーショットタイム中に、ゆきが乱入。
ゆきはケンゴが好きなラブラドールをダシに彼の手を取り、走り出します。
手を伸ばして止めにいくあかね。
次の瞬間、ゆきの顔を見たあかねの表情が青ざめます。
頬に切り傷…あかねの爪痕がゆきの顔に!
謝るあかねに、仕事に影響ないし怒ってないよとほほ笑むゆき。
カメラは回っていませんでした。
けれど、今ガチはこの出来事をオフレコにはしてくれませんでした。
「ゆきに手をあげてしまったあかねは…」の次回予告テロップに視聴者が反応します。
学校ならちょっと揉めて、すぐ仲直りなんてよくある話。
本人達の中では解決したことだとしても、それをネットは許さない…
エゴサーチから楽になりたくて…
放送にのっていない部分のことは言えない契約…
言葉を選んで謝罪ツイートをしたあかねを、ネットの人々は容赦なく叩きます。
真面目なあかねは、批判意見をエゴサして真摯に受け止めてしまいます。
食べられないのに吐いてしまうほど…精神が弱ります。
心配してくれる優しい母親にも、育て方が悪いと容赦ない刃が向きはじめます。
努力を積み重ねて評価を得たものもすべて“人の心をわからないいい子ちゃんムーブ”と悪く言われます。
男癖の悪いヤリマンというデマまで拡散されはじめます。
何を言っても燃料を与えるだけだから何もツイートしないで…
これが事務所からのたった1つの助言でした。
こんな中、今ガチが放送し…再燃!
救いがなくなりました。
シンプルに死ね。
このツイートを見たあかねは、嵐の中、ふらっと外へ…
疲れてしまいました。
もう何も考えたくない…歩道橋の欄干に立ち楽になろうとしたそのとき!
誰かがあかねをこの世にひきとめます。
楽になりたかったのにと抵抗するあかね。
「俺は敵じゃない…頼むから落ち着いてくれ!」
星野アクアの声がしました。
アニメ『【推しの子】』の次回に期待するもの
芸能界でなくとも、嘘や誇張したものがそこここに溢れるこの世の中…
なにが正解かなんて、まだ解りません。
たとえ炎上した事実は消えなくとも、
なにかあかねに救いがあって欲しいと心から願うばかりです。