「アイドルを夢見るのはかまわんけど、アイドルに夢を見るなよ…」
これは、第2話「三つ目の選択肢」で、
アイドルを目指す妹へ兄がリアルを説いたときの言葉。
どうしても妹を業界から遠ざけたい理由が、兄にはあります。
トップアイドルだった亡き母に激似でアイドルの資質100％な妹に対し、
兄はしゃーなしに“第三の選択肢”を選ぶことに！
夢（アイドル）に燃える女子と復讐に燃える男子…
特別な血を継いだ若き双子たちは運命のいたずらに導かれる様に
“修羅の道”へ進みはじめます。
目次
アニメ『【推しの子】』前回第1話のあらすじと振り返り
時代を虜にする、完璧で嘘つきな1人のアイドルが爆誕！
彼女の名はアイ（CV.高橋李依）、アイドルグループB小町所属。
だが…人気絶頂の中、20歳を迎えたばかりのアイは自宅で刺殺された。
犯人は、アイのストーカー・リョースケ（CV.田丸篤志）だった。
なぜ、引っ越ししたばかりの新居をこの男は知っていたのか？
実は、公表しないままアイが産んでいた双子がいる…！
男の子はアクア（CV.内山夕実）。
女の子はルビー（CV.伊駒ゆりえ）。
さらに、驚く事にこの双子は転生者である…！！
アイのファンで、極秘出産を手伝った産婦人科医が転生したのがアクア。
12歳で亡くなったアイのガチファン女子が転生したのがルビー。
転生前の記憶が鮮明で賢いアクアは、母アイの死に疑問を抱く。
彼は「アイを殺した黒幕は自分たちの実の父親だ！」と消去法で導きだす…
アクアによる“復讐するための父親さがし”がスタートした…。
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ラストは背中が凍ってしまったかのようにゾクゾクさせられた第1話。
第2話も、驚きのストーリー展開が待っています。
中学3年生に育った双子が、それぞれ人生の岐路を迎えます。
【ネタバレあり】アニメ『【推しの子】』第2話あらすじと感想
亡き母のようなトップアイドルに…星野ルビーの挑戦！
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突然はじまるYOASOBIのオープニング主題歌「アイドル」。
不慮の死を遂げたアイがこれでもかと笑いかけてくるオープニング映像が印象的！
“某大型アイドルグループ 追加メンバーオーディション”の応募動画が流れます。
それを見て、うずうずした笑みを浮かべる星野ルビー（CV.伊駒ゆりえ）。
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これがルビーの夢。
13万6114人が応募。
第1審査・書類選考の通過者は1288人（倍率105.7）でしたが、ルビーは見事突破！
ルビーは第2審査は面接を終え、現在合否待ち中。
面接審査も前回開催参考倍率12.7という狭き門。
手ごたえを感じたと、ルビーは中学の友だちに報告します。
「歌はちょっとアレだけど…カワイイ＆ダンスもうまいし、絶対受かるよ！」
どうやらルビー、贔屓目の友から見ても歌だけは欠点らしい。
ルビーはめげません。
絶対、このオーディションをモノにするって決めてます。
コストとリターンが見合っていない…アイドルに夢を見るなよ
ルビーには、友達に言えないヒミツが2つあります…
刺殺されたアイドル・アイの娘であること。
前世の記憶（12歳で亡くなったアイのガチファンだった記憶）があること。
ほとんど病室で過ごした前世は、ドルオタ活動が唯一の楽しみで…
命のともしびが消える瞬間まで、アイの歌声に支えられた短い人生でした。
次に目を覚ましたとき、彼女はアイの子供に生まれ変わっていました！
ママ（アイ）と過ごした数年は宝物…
アイの活躍をそばで見ていたルビーは、アイドルを志す思いもひとしおです。
ですが、ルビーはいま中学3年で高校受験目前の大切な時期。
芸能科のある高校は面接重視だからアイドルになれさえすれば全部OK！
彼女は安易に考えています。
双子の兄・アクア（CV.大塚剛央）は、呑気な妹に苦言を呈します。
「アイドルを夢見るのはかまわんけどさ、アイドルに夢を見るなよ…」と。
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でも、兄には妹にアイドルをさせたくない“他の理由”があるんです。
アイの刺殺事件後、変わってしまった人たち。
「したいことをするのが人生！そんなこと言ってたら何もできない！」
せっかく転生できたこの人生を、後悔なくめいっぱい生きたい…
ルビーの考えは、アクアに何と言われようと揺るぎません。
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五反田泰志監督（CV.加瀬康之）に、弟子入りしたアクア…
ずっと暗い顔をしていて全然楽しそうじゃない。
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2年後、アイを失ったB小町は解散！
苺プロダクションは、妻の斉藤ミヤコ（CV.Lynn）がなんとか切り盛りしています。
事務所上の住居で暮らすアクア＆ルビー。
ミヤコが“母代わり”をしてくれ、中学まで双子を育ててくれました。
今の苺プロはアイドル部門ナシ。ネットタレントのマネジメントのみ。
本当はアイドルをつくりたい気持ちがあるミヤコ。
「アイの活躍は宝くじに当たったような奇跡！現実はあんなとんとん拍子には…」
ミヤコは、アイの起こした奇跡を振り返りながら自分を抑えます。
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シスコンな兄は、偽装工作をする。
ルビーのオーディション結果は…ダメでした。
号泣するルビーを抱きしめ、ミヤコが慰めます。
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妹に知られないよう、兄は巧みに偽装工作をします。
「なぜ、妹の夢を潰す？」と五反田。
アイと同じ轍を踏ませる訳にはいかないと、アクアが怖い顔をします。
アクアは、復讐を1人でやり遂げると固く決意しています。
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しかし、世間は母譲りの美貌を持つルビーを見逃さない…！
「運命を感じた！」と、ルビーは大喜び。
アクア＆ミヤコは、疑いの眼差しをはしゃぐ彼女に向けます。
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「娘のように思っているからこそ、ルビーのキモチはもうとめられない。」
ルビーにはアイドルの資質があると、ミヤコはアクアを説得します。
三つ目の選択肢で、念願のアイドルへ！
兄は苺プロの名刺を使い、妹をスカウトした地下アイドル運営の実情調査を決行！
所属アイドル・らら（CV.渋谷彩乃）に接触し、運営がメンバーに手を出していると知ります。
「信頼できない運営の元で、ルビーにアイドルやらせるつもりはない！」
ルビーを任せられないと判断。
それでもアイドルになりたいというルビーに、あえてミヤコが厳しめに言います。
「大変な世界よ？ストーカー被害だって…」
「わかってる！絶対ママみたいになるんだ！！」
本気を感じたミヤコ＆アクアは、第3の選択肢をルビーに提示します。
それは、苺プロでアイドルになること。
ルビーは、さっそく苺プロ所属のタレント契約を結びます。
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日課は、五反田のマンションに行くこと。
彼は“都心の実家暮らし子供部屋おじさん”で、そこにスタジオを構えています。
泰志の母（CV.斉藤貴美子）が、アクアを快く迎え入れます。
まだ中3でバイトができないアクアは、泰志のところで秘密の製作バイトをしています。
最初は役者志望だったアクアですが、いまは裏方志望！
アクアにとって芸能界入りは手段であって目的ではありません。
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アイを死に追いやった男（父親）を見つけ出して
アイと同じ苦しみを遭わせること。
いま、早熟がなんかイイコト言おうとしてたのにー！
父親を見つけだすにはDNA鑑定が必要…
それには、芸能人に直接接触できるポジションが必須！
役者は最短手段だけど、芸能界に関われるなら裏方でも問題ない。
「アイみたいに特別な何かがない俺には、演技の才能がない…」
役者になる姿を楽しみにしていると…
アイが遺言めいたものを残したのがひっかかっているアクア。
20年夢を見続けている40半ばの中年・泰志が、擦れた青年・アクアに助言します。
「ガキが夢見なきゃ誰が…誰にだって夢を見る権利はある！挫折でひよってんじゃねー！」
頭でっかちなアクアの頭にそっと手を置き、泰志が穏やかに諭します。
「そういう言葉は使える武器を全部使ってから吐け…役者やりたいって顔に書いてある。」
何かアクアが重要なことを言おうとしたその時…泰志の母が部屋に乱入！
「いま、早熟がなんかイイコト言おうとしてたのにー！」
泰志は母に激怒。
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かつて10秒で泣ける天才子役といわれた有馬かな（CV.潘めぐみ）も同じ高校へ！
「一般科なの！？」
当然役者を続けていると思っていたアクアが一般科と聞き、かなは驚きます。
アニメ『【推しの子】』の次回に期待するもの
エンディング主題歌、女王蜂の「メフィスト」が切なくて沁みました。
「わたしが命を賭けるから…あげるから」というフレーズが、
復讐を1人でやりきると決めたアクアの心情を思わせます。
どうやら、普通の青春を送る気などさらさらない星野兄妹。
これから、夢と復讐に満ちたどんな道を歩むのか…怖いけど見たい！