父の死を無駄にしてはいけない。
情父の悲痛な死を胸に、名誉を回復させるために立ち上がり、波乱万丈な政務期間を過ごしながらも“名君”と呼ばれるまでになったイ・サンの生涯を描く歴史的ヒューマン時代劇『イ・サン』。
波乱万丈すぎる朝鮮王・正祖の生涯を描く大人気ドラマをネタバレありでレビューしていきます!
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『イ・サン』主要キャスト・登場人物
イ・ソジン / 役:イ・サン(朝鮮王朝第22代王:正祖)
- 思悼世子の嫡男で、幼い時にが悲痛な死を遂げる
- 父の遺言を受け、父の名誉回復と政敵と戦うために王に即位
- 幼い頃出会った初恋の相手ソンヨンを一途に想う
ハン・ジミン / 役:ソン・ソンヨン
- 幼い頃、両親と死別
- 絵が上手な才能を生かし、図画署の茶母(タモ)となる
- 王様になったイ・サンでも、変わらずずっと支え続ける
イ・ジョンス / 役:パク・テス
- 幼い頃、サンとソンヨンと友情を結ぶ
- ソンヨンを一途に想うが、サンとソンヨンの関係に想い悩む
- 王になったサンを、全力で支え続ける
イ・スンジェ / 役:英祖
- 朝鮮王朝第21代王でサンの祖父
- サンの父思悼世子を殺害してしまったが、サンには厳しく当たる
- 党争を克服し、正しい政治への道を目指す
『イ・サン』にまつわる基本情報
激動の時代を生きたイ・サン
朝鮮王朝の歴代の王で、日本でももっとも知られている王様と言えば?
第22代王「イ・サン(正祖)」ではないでしょうか?
また、正祖と同様に、みなさん関心のある出来事と言えば、正祖の父「思悼世子の死」ではないでしょうか?
跡継ぎを巡の激しい派閥争いに巻き込まれ、思悼世子の父である第21代王英祖が彼を米びつの中に閉じ込め餓死させてしまうという「朝鮮王朝最大の悲劇」とも呼ばれ有名な話です。
かとリーニョ
そんな悲しみに浸りつつも、父の名誉を回復することを決意したイ・サン(正祖)は、厳格な祖父・英祖の厳しい指導を受けながら王道を学んでいきます。
が、しかし順調には行かず。さまざまな陰謀が立ちはだかりますが、波乱の中、イ・サンは立派に成長し王に即位します。
豪華なキャストと名演出家
波乱万丈ながらも王座を勝ち取ったイ・サンを演じるのは、数々のドラマ・映画に出演し、最近ではバラエティに進出!老若男女から愛され続け、日本でも大人気なインテリ俳優イ・ソジン。
かとリーニョ
『トンイ』の息子で朝鮮王朝で最も在位の長い『英祖』の息子は米びつ事件で有名な『サド世子』その息子は『正祖(イ・サン)』。
ちょっとキャストを並べてみましたw
この中でイサンを1番最初に観た私は英祖はイスンジェさん、正祖はイソジンさんのイメージが強い(笑)
※夜を歩く士はモチーフです😊 pic.twitter.com/KJaWMy2qrg— 카페오레**.オレちゃん** (@tonban_12043809) May 25, 2019
さらに、演出家は韓国時代劇ではおなじみの『ホ・ジュン~宮廷医官への道~』や『チャングムの誓い』、『トンイ』などを手がけた名匠イ・ビョンフン。
彼の作品の中でも、『チャングムの誓い』と同じくらい、この『イ・サン』は日本でも有名な作品となっています。
韓国時代劇とは言え、ラブストーリー展開も忘れてはなりません。
正祖の初恋の相手ソンヨンを演じるのは、イ・ビョンフン作品ではおなじみのハン・ジミン、そして正祖の信頼なる側近ホングギョン役にはハン・サンジン、正祖の厳格な祖父英祖は、ベテラン大御所俳優イ・スンジェ。
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亡き父の名誉を回復させるために立ち上がり、「朝鮮ルネッサンス」と呼ばれるくらいの政務期間を過ごし、“名君”と呼ばれるまでになったイ・サンの生涯を描くヒューマンドラマ時代劇『イ・サン』。
さっそくレビューしていきたいと思います。
【ネタバレ】『イ・サン』あらすじ・感想
常に命を狙われる危険にさらされるイ・サン(正祖)
ドラマ内でも「名君」としてその名を残す正祖ですが、実は王即位前も即位後も「常に命を狙われる危険」にさらされていました。
因縁のある英祖の後妃となった貞純王后が、正祖の改革政策を良く思っていなかったため、正祖は政敵が多くなってしまったのです。
ドラマ内でも、いきなり即位式当日に暗殺団によって命を狙われるシ-ンがありましたし、王になっても常に「危険と隣り合わせ」であったのです。
生涯の友となる3人の絆を演じた「子役たち」にも注目!
ドラマ序盤はイ・サンたちの子供時代から始まりますが、この子役たちの熱演が感動を誘います。
サン、テス、ソンヨンの身分を越えた3人が生涯の友となり、そして愛をはぐくみ、このドラマの物語の重要な軸になっていきます。
かとリーニョ
幼少時代のサンを演じるのは、天才子役として名高いパク・チビン。
ソンヨン役は、イ・ハンナと、いずれも数々のドラマで子役として活躍するいわゆる「名優」ばかりです。
そんな子役たちの熱演があったからこそ、成人になったサンやソンヨンたちへしっかりと感動を引き継げたのではないかと思います。
“朝鮮ルネッサンス”と呼ばれる名君
執政時期に、イ・サンは大胆な改革を行なってきました。
これが後世「朝鮮ルネッサンス」と呼ばれる朝鮮王朝全盛期です。
学問・商業・実務全てにおいて「名君」だと言われています。
BSジャパンで放送している韓ドラ「イ・サン」も今日が最終回。多くのことを学ばせてもらい、また楽しませてもらった。京畿道・水原(スウォン)の「水原華城」が李朝22代王「世祖」の大きな業績の一つだと思うが、この時代に理想の都市建設を行うなどという大それたことに驚きを禁じえなかった。 pic.twitter.com/vfahlZuJ5h
— 韓国ひとり旅(体調が優れません) (@momotaro18661) June 14, 2018
これも、見事にイ・サンが政敵たちとの権力争いを乗り越え、政治で素晴らしい業績を残したからです。
かとリーニョ
そんな正祖の人柄により人気ドラマになったのだろうと思います。
イ・サンとソンヨンのラブストーリーとテスの苦悩
イ・ビョンフン監督の時代劇には、必ずと言っていいほど「ラブストーリー」がつきものです。
それも彼の時代劇が人気の秘訣だと思うのですが、このドラマではイ・サンとソンヨンの愛がどのように展開していくのかが見物です。
そして、サンと同じようにソンヨンを一途に想うテスの切なさも同時に描かれています。
また、サンがソンヨンに目をかけるあまりに、サンの母親はソンヨンを明へ行かせたりと波乱万丈な恋愛模様も注目です。
かとリーニョ
せっかく手に入れたのに、短い幸せで終わってしまうのです。
このシーンは、本当に涙をそそりました。
『イ・サン』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#イ・サン 最終話まで観る🌟
王室の陰謀に否応なく巻き込まれ、幼い頃から孤独な境遇にあったサンには、ソンヨンとテスの存在は本当に大切なものだったろうなぁと、3人の物語に最後まで感動で胸がいっぱいだった😌😭
ソジンssiの王様…威厳があって(でも時にはお茶目♡)素敵だった〜😊💕✨ pic.twitter.com/3AszuhLSQo— nori (@NoriNori111301) June 30, 2018
王を題材にしたドラマは多いのですが、ここまで波乱万丈な王はいないのでは?
イ・サンは幼い頃の深い深い悲しみを乗り越え、数々の難題にぶち当たり、それでも大胆な改革での成功事例を作るなど、本当にエピソードの多い王だと思います。
政権の派閥争いはどの時代にもあったようで、それは現在も変わらないかもしれません。
ですがイ・サンは命をかけて政権争いに立ち向かい国を安定させました。
かとリーニョ
何度観ても感動する!イ・ソジンの王様が実に似合いすぎる!など、高評価のため幾度もテレビ放映され、時代劇の世界にもどっぷりはまってしまう韓国ドラマ『イ・サン』。
ぜひぜひ!ご覧頂きたい作品です。
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