映画『復讐者に憐れみを』あらすじ・ネタバレ感想!過激すぎる描写に気をつけて、韓国が誇る“復讐三部作”の第一作。

出典:matome.naver.jp

展開がとても速く、ひとつひとつの場面や芝居内容も含め、全てがなんというか「映画的」。

アイデアも満載だし映像もきれいだし遠慮がないところが素敵でした。

ポイント
  • 『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』の3作品をあわせて“復讐者3部作”
  • 残酷描写もアイデアがすごい。度肝を抜かれるシーンばかり。
  • 主人公を含め、出てくるキャラクターに個性があり演技力も素晴らしい!

それではさっそくレビューしたいと思います。

映画『復讐者に憐れみを』作品情報

作品名 復讐者に憐れみを
公開日 2005年2月5日
上映時間 117分
監督 パク・チャヌク
脚本 イ・ジョンヨン
パク・チャヌク
出演者 ソン・ガンホ
シン・ハギュン
ペ・ドゥナ
イム・ジウン
ハン・ボベ
音楽 ペ・ユンジン

映画『復讐者に憐れみを』あらすじ


聞くことも話すこともできないリュ(シン・ハギュン)は、腎臓病の姉(イム・ジウン)のために訪れた臓器密売組織に、全財産と腎臓を奪われる。

彼は恋人のヨンミ(ペ・ドゥナ)と誘拐の計画を立て……。
出典:シネマトゥデイ

映画『復讐者に憐れみを』みどころ

映画『復讐者に憐れみを』みどころ

2004年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督による“復讐三部作”の第一章。

この後『オールド・ボーイ』、そして『親切なクムジャさん』へと続く。

『殺人の追憶』や『大統領の理髪師』のソン・ガンホ、『JSA』のシン・ハギュン、『子猫をお願い』のペ・ドゥナら韓国の3大スターが共演。

終わりのない復讐と悲劇のまっただ中で苦悩する男女を、それぞれが圧倒的な存在感でみせる。
出典:シネマトゥデイ

映画『復讐者に憐れみを』を視聴できる動画配信サービス

『復讐者に憐れみを』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

u-next
注意点
  • 動画の配信情報は2019年7月28日時点のモノです。
  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

ご覧のとおり、2019年7月28日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

動画配信が開始になり次第、追って情報を掲載させていただきます。

【ネタバレあり】映画『復讐者に憐れみを』感想レビュー

過激で生々しいリアルな映像

過激な内容が受けてアメリカでリメイクされるほど大ヒットした『オールド・ボーイ』。

その原点となるのが本作『復讐者に憐れみを』で、『オールド・ボーイ』以上に過激な衝撃作と言われています。

ストーリー的には、主人公が病気の姉を助けるために自分の腎臓を提供するものの騙されてしまったり、金のために誘拐するのですが全てが見事にうまくいかない。

暴力的なシーンも多く、こんなにリアルに描写する必要があるんだろうかと疑問になるような傷口の生々しさがあります。

韓国での興行収入は散々な結果だったそうですが、なるほど納得です。

こんな物語、誰も観たくなんかありませんからね。

ただ、グロテスクなだけではなく、美しい描写も多いので、より過激な映像が際立っているのかもしれません。

撮り方やカメラワークなどは北野武を彷彿とさせるような良さがあります。

本当にかなり過激な作品なので、苦手な方は控えたほうが良いです。

キャラクターの設定、そして演技が素晴らしい

出演キャストの演技が非常にいいです。

主人公は聴覚障害者という設定で言葉もしゃべれない青年です。

危うさを伴った愛情の強さ、本能的な正しさだけでは生きていくことのできない人間のいびつさを、障害のある役を通じてうまく表現していました。

最初から最後まで見ていてすごく哀しくなるので、やはり演技に引き込まれているということなんでしょうね。

他にも脇役で出てくる人たちも、役柄もそうなんですがみんな一癖も二癖もある感じで曲者揃い。

そうなると、ただの映画のキャラクターになってしまいがちなんですが、ちゃんと生活感がある人間になっているのがよかったです。

前半と後半で主人公が変わる面白い仕組み

全体の構成がすごく面白くて、前半と後半で主となるキャラクターが変わってくるのですが、その変わる瞬間からの空気の変化はすごかったですね。

前半は割とゆっくりと話が進むのですが、ちょうど1時間すぎたあたりで一気に豹変します。

お金だけもらえば安全に返すと約束していた、誘拐した娘が事故死してしまうのです。

こういった小さな子の死は映画にもあるかもしれませんが、わざわざリアルな死体を見せてくるので見ているほうも辛くなります。

この出来事をきっかけに、主人公は娘を殺された父親の復讐劇に変わります。

ここからのスピードは凄まじく、ラストまであっという間でした。

まったく目を離す暇がなかったです。

映画『復讐者に憐れみを』まとめ

以上、ここまで映画『復讐者に憐れみを』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • あまりにも過激な内容なので、注意してご覧ください
  • 主人公を筆頭に演技力が高く、自然に入り込める
  • 前半はゆっくり進むが、後半は急展開。ジェットコースターのよう。

何度も言いますが本当に過激な映画で、救いようのないラストを見ると、正直胸クソ悪くなると思います。

でも、自分がこの立場だったらどうだろうと考えるとなんとも言えない気持ちになるのが、本作の考えさせられる部分かもしれません。