『不安の種』あらすじ・ネタバレ感想!謎の多いストーリーが気味の悪さを増幅させる

『不安の種』

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

きすけ

“怖い”というよりも、”気味が悪い”。

「僕の家にはオチョナンさんがいます。」

しばらく、オチョナンさんが頭から離れませんでした。音楽と映像の暗さがみどころ。

ポイント
  • ストーリーの合間に挟まれる不気味な歌が雰囲気をさらに作り出す
  • 須賀健太の演技に注目
  • グロNGの人には向かないホラー映画かも。

それではさっそく、映画『不安の種』のネタバレ感想を書いていきたいと思います。

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『不安の種』作品情報

『不安の種』

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

作品名 不安の種
公開日 2013年7月20日
上映時間 87分
監督 長江俊和
脚本 長江俊和
原作 中山昌亮
出演者 石橋杏奈
須賀健太
浅香航大
岩井志麻子
津田寛治
音楽 石川忠

【ネタバレ】『不安の種』あらすじ・感想


不安のはじまり

きすけ

この映画の特徴は、なんといっても不気味な歌から始まるところにあるのではないでしょうか。

4人の家族が乗った車が道路を走っており、後部座席に乗った男の子と女の子が歌う歌。

家族で歌うにしてはいささか不釣り合いな歌

その不気味さが、タイトルにもある不安の始まりなのではないかと思います。

次に映し出されるのも道路を大量の眼球が這っている映像です。

大量の眼球をぐちゃぐちゃと潰しながら走る引っ越しトラックと、その後を追う4人の家族を乗せた車。

この始まり方は恐怖というよりも、ゾクゾクとした気味の悪さを抱かせ、まさに『不安の種』のような始まり方です。

引っ越しをした家族はある日、停電に見舞われます。

その間、懐中電灯で遊んでいると、父・母・妹と、もうひとり、謎の異形が映り込みます。

『不安の種』

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

父・母・息子と、家族は次々と惨殺されていき、妹だけが生き残ります。

さらに衝撃的なのは、主人公である巧が出会う事故にあった須賀健太が演じる青年の本当の姿です。

『不安の種』

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

バイク便のバイトをしている巧は、「事故にあった」と助けを求める青年に出会います。

深く埋まっているようで、巧は必死に青年を植え込みから引きずり出しますが、巧の上に倒れてきた青年は、体が縦に半分なく、巧の上ですでに息絶えていました

青年はバイクの事故で植え込みに突っ込み、その向こうにあった石垣で半身がつぶれてしまっていたのでした。

貼られたら必ず死ぬシール

事故にあっていた青年・誠二は、大学生として街に越して来ていて、陽子という彼女もできました。

この陽子は、実は初めに惨殺された家族の生き残った妹だったのです。

陽子は誠二に向けて「もうすぐ死ぬよ」と告げますが、これは陽子が家族の事件以来「変なのもの」が「見える」ようになったというような発言からなのではないでしょうか。

一方、バイク便を止めた巧は、陽子の働くファミレスでバイトを始めます。

そこでは「見える」が「いないもの」としなければならない客が現れますが、巧はその客に水を出してしまったことで憑りつかれてしまいます。

その客への恐怖から家を出ることすらもままならなくなった巧

『不安の種』

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

また、家の近くに現れるマネキン女などの影響から、巧はどんどん精神的に追い込まれていきます。

ある日、誠二の家に謎のシールが張り付けられました。

不思議に思った誠二は、それを隣人の女の部屋の扉に貼り付けますが、隣人の女は心筋梗塞で死んでしまいます。

しかし、その女のシャワーシーンで、隣人の女の本当の死因が”貼りつけられた人が死ぬシール”の存在だったのです。

風で飛んで行ったシールは子供の手で巧のバイクに貼られ、巧は初めの誠二のように壁にめり込んで死んでしまいます。

陽子の家族が惨殺された伏線が回収される

やがて、誠二と陽子は結婚し、息子も生まれます。

その息子が書いた作文が、映画の広告にも書いてあった「僕の家にはオチョナンさんがいます」という文章。

『不安の種』

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

心配になった誠二は、おじいちゃんに「オチョナンさん」について聞きますが、「怖くはないがこのような顔のオチョナンさんは悪いオチョナンさんだ」というような内容のことを言われます。

しかし、その話をしているときも、息子には押入れから家族を見る「オチョナンさん」の顔が見えていました。

その後の停電のあと、おじいちゃんは死んでしまい、誠二は突然半身だけの巧に襲われます。

包丁で応戦し、必死に何度も刺していきます。

ふと、気が付いてみれば誠二は見知らぬ男を刺していました。

それは冒頭で殺された陽子の父

つまり、陽子の家族を殺したのは誠二だったのです。

きすけ

時系列がぐちゃぐちゃで分かりにくさはありますが、全体的に「気味が悪い」という一言に尽きます。
  • 最初に死んだはずの誠二がなぜ生きていて陽子と結婚できたのか。
  • 巧はなぜ誠二のように死んでしまったのか。
  • 年が近いはずの誠二と陽子なのに、なぜ陽子の家族を誠二が殺せたのか。
  • 「オチョナンさん」とはいったいなんなのか。
  • あのシールはどこからきたのか。

などなど様々な疑問だけが残ります。

きすけ

何度見返てもわからないことは残りますが、その「わからない」さえも「気味の悪さ」に繋がっていきます。

特殊メイクを駆使した「オチョナンさん」の不気味さと、映像と音で驚かせる構成もみどころと言えるでしょう。

また、子役として人気であった須賀健太の成長した姿も、彼の子役時代を知る人たちは感動するのではないでしょうか。

『不安の種』まとめ

不安の種

(C)中山昌亮(秋田書店)2004/「不安の種」製作委員会2013

以上、ここまで映画『不安の種』についてネタバレありで紹介させていただきました。

要点まとめ
  • オチョナンさんとはいったい何者だったのか
  • 家族を惨殺したのは、本当は誰だったのか
  • 広がる不安はどこで終わるのか

上記にも記載しましたが、数々の謎を残して終わっていきます。

映画の内容は間違いなく、グロ系が多くホラーなのは間違いないのですが、おそらく節々に伏線が引いてあり、どこかで必ずつながりやヒントが散りばめられているはず

きすけ

そういう意味ではサスペンス的な要素もあるかもしれないのですが、私には謎が解けませんでした…。

グロい映像が平気で、謎解きに自信のある方…ぜひ、挑戦してみてください。

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