アニメ『ホリミヤ』第13話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!卒業式を迎え、未来に向かって歩み出す2人

アニメ『ホリミヤ』第13話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!卒業式を迎え、未来に向かって歩み出す2人

出典:アニメ『ホリミヤ』公式ページ

クリスマスの夜、堀の「卒業後も一緒にいたい」という告白に対し、プロポーズをした宮村。

初詣でお互いの存在を愛おしく思っているような描写に、キュンとした方も多いのではないでしょうか。

これまで、高校生たちの甘くて時に苦い青春の日々を描いてきた『ホリミヤ』も、ついに最終回。

卒業式の日の堀と宮村はもちろん、周りのキャラクターたちにも注目です。

さっそく13話のあらすじを見てみましょう。

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アニメ『ホリミヤ』前回第12話のあらすじと振り返り

クリスマスを前に、レミと仙石はどちらの家で過ごすのか揉めていたり、付き合っているわけではないものの、石川の家に遊びに行くようになったことに由紀がためらっていたりと、堀と宮村の周りは相変わらず賑やかです。

宮村をクリスマスパーティーに呼ぶよう家族に言われていた堀でしたが、宮村は実家のケーキ屋の手伝いでどうやら難しい様子です。堀は卒業が近づいていることを実感するとともに、1年後の自分は何をしているのか、宮村とどうしたいのか悩みます。

クリスマスの夜、ケーキを届けに来た宮村を送る途中、堀は「卒業後も一緒にいたい」と伝えます。

それを聞いた宮村は「結婚しよう」とプロポーズするのでした。

年が明け、堀と宮村は初詣に行くことに。お互いに「笑っててくれるならいいよ」と言い合い、あらためて相手を思う幸せを実感します。

【ネタバレ】アニメ『ホリミヤ』第13話(最終回)あらすじ・感想


卒業後の約束

卒業式が近づくなか、由紀や石川、宮村は持ち帰りそびれていた私物を抱えていました。

その一方、計画的に持って帰っていた堀は、呆れながらもみんなの荷物を持ち帰るのを手伝います。

田中泉

堀は家庭的なところもあるので、効率よくしっかり持って帰っていそうですね。

生徒会室では、桜が片付けをしている側で、レミが観光スポットのパンフレットを読んでいました。

「動物園に行きたい」と話すレミに、仙石は車も必要だし、泊まりがけじゃないと難しいと返します。

いずれ車の免許も欲しいという仙石と柳の言葉に、少し表情を曇らせたレミ。

それを見た柳は、何か隠しているのではないかと指摘します。

レミは「もっと高校生のうちにみんなで遊びに行きたかった」「免許取ったらどこか遠くに行っちゃうのかなと思った」「卒業した途端、他人の顔しない?」と不安をこぼします。

そんなレミをなぐさめるように、柳たちは「免許取ったらドライブに行こう」と誘います。

「車の免許を取ったら海に行こう」と、レミたちは卒業後の約束をするのでした。

田中泉

今は学校で毎日のように顔を合わせていても、卒業後は離れ離れになってしまうもの。だからこそ、卒業後の約束は、これからも変わらずに関係が続いていくための大切なものですよね。

堀と宮村が出会っていなかった、もしもの世界

堀の家でコタツに入っていた宮村は、コタツで寝る堀を愛おしげに見つめています。

「こんな日が続けばいい」と思う宮村は、ふと「ほんの些細なきっかけがなかったら」と堀と出会わなかった世界を想像します。

卒業式を1週間後に控えた教室では、堀と由紀が仲良さげに話していました。

しかし、その傍らには宮村も石川もいません。

それどころか、由紀にぶつかった石川が謝っても、どこか素っ気ない様子です。

同級生たちと廊下を歩く井浦は「妹の受験がダメだった」と話し、桜を迎えに来たレミと仙石は全くの他人です。

ショートカットのレミに仙石は「前の髪型の方が良かったのに」と思い、レミは仙石に「無愛想な人」という印象を持っています。

昇降口で石川を見つめる桜は、レミに知ってる人か聞かれても「知らない人」と返します。

宮村は堀と隣の席でありながらも、言葉を交わすことすらありません。

堀と帰っていた同級生は、すれ違った柳のことを「イケメン」と騒ぎますが、柳はそれに気づかないままです。

田中泉

堀と宮村の出会いによって、周りの人間関係も大きく変化したことがあらためてわかりました。特にレミと仙石が付き合っていない、由紀と石川が今のような関係ではないというのが衝撃ですね。

髪を切らず、メガネも外していない宮村は、「卒業まであと1週間もあるのか」「あってもなくてもいいような高校生活だったな」とぼんやりと考えています。

そんな「もしもの世界の宮村」は、現実の宮村に「お前は違うんだろ」と呼びかけます。

ぼうっとしている宮村に、いつの間にか起きていた宮村は「いろいろな偶然が重なって今があると思うと、ひとつでも欠けたら違う世界があったのか」と話します。

それを聞いた堀は、「だとしたら、今こうして過ごしていることに運命みたいなものもあるのかもしれない」と呟くのでした。

田中泉

あの日、創太を家に送り届けなかったら、宮村と堀は出会うことはありませんでした。現実の宮村は「世界は自分が望んだ方法へ進んでくれるんだと思う」と気づいていますが、かつての厭世的な宮村ではありえなかったのかもしれません。

卒業式、それぞれの未来

卒業式当日、仙石が卒業生代表として答辞を読もうとした瞬間、宮村はうっかりくしゃみをしてしまいます。

緊張感のない宮村のくしゃみに会場中が失笑に包まれたことについて、卒業式後に仙石は宮村を追いかけまわします。

田中泉

まったく悪気がないのも宮村らしいですね(笑)仙石は最後まで苦労人ポジションでした。

仙石に追いかけられて屋上にたどり着いた宮村は、過去の自分に出会います。

「友達も増えたし彼女もできた」と話す宮村に、過去の宮村は「やっと俺のこと、ちゃんと見てくれた」と返します。

見ないフリはもうしないという宮村に、中学生の頃の宮村は「卒業おめでとう」と伝えて姿を消します。

田中泉

やっと過去の自分に向き合えるようになった宮村。そんな宮村を迎えに来たのが、堀や石川ではなく、クラスメイトなのも感慨深いですね。

レミを探す桜は、石川に偶然出会います。

何を言ったらいいのかわからない石川に、桜は握手を求め、「石川くんのおかげで楽しかった」「石川くんも吉川さんも好き」と伝えます。

それをこっそり聞いていた由紀は、柳から「卒業したらみんなでどこか行きたい」と言われ、「何も変わらないし変わってもいい」「これからも続いていくんだ」と笑うのでした。

卒業式から帰る途中、堀は宮村に「寿司食べにいくんだけど来る?」と誘い、宮村も行くことに。

宮村は、堀のおかげで自分にたくさんの表情があったと知らせてくれたこと、自分を周りに見せる恐怖を持っていってくれたことを内心で感謝します。

同時に自分が思っているよりも強い堀に「何かしてあげられたのか」と思いながらも、これからを望んでくれる堀に笑いかけます。

そんな2人を、晴れ渡った青空と桜の花が祝福してくれるのでした。

アニメ『ホリミヤ』第13話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

クラスの誰とも関わろうとしなかった宮村が、堀との出会いによって日常が変わっていたことがあらためて強く印象に残る最終回でした。

「日常を壊してくれてありがとう」という宮村のモノローグにあるように、ifの世界の宮村が送っていたであろう退屈な日常を一気に壊したのは、堀の存在に他なりません。

『ホリミヤ』の原作漫画も、2021年に完結しました。

アニメでは描かれなかったエピソードや登場していないキャラクターもいるほか、卒業後の堀と宮村についても描かれています。

アニメをきっかけに彼らがになった方は、ぜひそちらもチェックしてみてください。

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