『透明な悪魔』こと女性刺創連続殺人事件の犯人によって、妨げようのない死が自分に迫っていると予感する翡翠(清原果耶)。
翡翠の異変に気がついた千和崎(小芝風花)は、香月(瀬戸康史)に翡翠を助けて欲しいと頼みます。
その数日後、透明な悪魔による9人目の被害者が、雑木林で発見されます。
捜査一課の刑事・雨野天子(田中道子)は、現場である重大な手がかりを見つけて・・・。
目次
ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』 前回振り返り
香月(瀬戸康史)のサイン会に訪れた翡翠(清原果耶)は、サイン会を訪れた女子高生・藤間菜月(當間あみ)と出会い、菜月の学校で起きている連続殺人事件を調査することに。
そんな中、菜月が犯人の毒牙にかかってしまいました。
翡翠の降霊によって、新たな事件は未然に防ぐことが出来ましたが、犯人は同じ高校の女子生徒でした。
翡翠は、大切な友達を自分のせいで亡くしてしまったと悲嘆にくれますが、自分の力を役立てたいと、香月が追う『透明な悪魔』を一緒に調べたいと申し出ました。
【ネタバレあり】ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』第4話あらすじと感想
翡翠の予感
妨げようのない死が、自分の身に近づいているー。
そんな予感を、ひしひしと感じている翡翠(清原果耶)。それを聞いた香月(瀬戸康史)は、間違いということもあると言いますが、翡翠は「自分の予感は絶対なんです」と、断言します。
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千和崎(小芝風花)は、「近頃、翡翠の様子がおかしい」と、香月に相談します。
そして、香月に翡翠を助けて欲しいと頼みます。
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その数日後。
ある雑木林で、『透明な悪魔』の9人目の被害者の遺体が発見されます。
鐘場警部(及川光博)より先に現場についた捜査一課の刑事・天子(田中道子)は、そこで犯人につながりそうな重大な証拠を見つけてしまいます。
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2人の関係を知る人物
香月は、鐘場警部から事件の情報を聞き出します。
犯行の間隔は短くなってきていますが、被害者の共通点は20代までの若く、長い黒髪の清楚系美人という以外わかっていません。
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しかし、最近になって、8人目9人目の被害者は遺体がシャワーで身体を流され、漂白剤で消毒されていることがわかったと言います。
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香月は、翡翠を事件から遠ざけようとする一方で、『透明な悪魔』は自分と翡翠が一緒になって事件を調べていることを知る人物ではないかと推理します。
周囲には翡翠の能力や2人が一緒に行動していることを知っている人は何人かいますが、時間が経っているため魂のにおいを感じ取る事は難しそうです。
翡翠に事件に近寄って欲しくない香月ですが、翡翠の「事件を解決したい」という強い思いを受け取り、再び2人で調査に乗り出すことにしました。
天子の疑念
香月と翡翠は警察に頼んで被害者の自宅を訪れます。
しかし、そこは殺害現場ではないため、翡翠が痕跡を見つけることは出来ませんでした。
一方、元々香月と翡翠が捜査に関わることを嫌っている天子は、鐘場警部が本当に事件を解決しようとしているのかと、疑いを持っていました。
その疑念は、9人目の被害者が発見された現場で見つけたミントが、鐘場警部がいつも食べているものと同じだとわかったことで、ますます強くなります。
天子は蛯名(須賀健太)に自分の考えを伝えます。
蛯名は驚きますが、確かに、透明な悪魔が出現した頃、防犯カメラやNシステムに詳しい警察内部に犯人がいるのではないかと言われたことがありました。
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そして、新人刑事の天子が証拠を隠し持っていると知られたらいけないと、蛯名はミントを預かると言いました。
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鐘場の娘
実は、鐘場は10年前、高校生の娘をナイフによる通り魔によって殺害されていました。
生きていれば26歳。天子は、鐘場警部が自分の娘と同じ年頃の女性を恨んで犯行に及んでいるのかもしれないと考えていました。
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天子が捜査本部に戻ると、鐘場警部が残っていました。
鐘場警部が顔を洗ってくると席を立った後、ふと目を落とすと、パスケースが落ちていました。
天子が中を見てみると、そこには鐘場の娘の写真が入っています。
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天子の疑念はさらに強くなりました。
犯人は鐘場警部かもしれない
香月と翡翠は、9人目の遺棄現場を訪れます。
ここでも、被害者の感情を読み取ることは出来ませんでした。
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翡翠は、鐘場警部と香月との出会いについて、香月に尋ねます。
4年前、香月の作品を模倣した事件が起きました。鐘場警部は作者である香月に助言を求めてきました。
その時、香月が導き出したプロファイルによって事件が解決したため、それ以来鐘場警部により持ち込まれた事件を一緒に解決していると言います。
翡翠は香月には辛い話になると前置きをして、ゆっくりと口を開きます。
「犯人は、鐘場警部かもしれません」
翡翠が初めて鐘場警部に会った時、若い女性の影が見えたと言います。
その時翡翠は鐘場警部が暗い感情で少女を思い続けてると感じ、恐怖を覚えました。
そして、翡翠が死の運命を感じ始めたのも、鐘場警部と初めて出会った事件からだったと言います。
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その頃、鐘場警部は密かに香月と翡翠の行動を監視し続けていました。
未来は変えられる
翡翠は、自分の予感は“絶対”で、自分の死は避けられないと知りながらも、香月との関係を少しでも長く続けたいと願っていました。
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翡翠にとって、香月は自分の呪われた運命に光を与えてくれた恩人です。
どうせ死ぬ運命なのなら、何もするのではなく、一緒に闘いたい。
翡翠は香月にそう訴えました。
香月はそこまで言うなら・・・と、考えていた作戦を実行してみることにしました。
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鑑定部屋
後日、翡翠は自分の部屋に鐘場警部を呼び出しました。
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翡翠は早速本題を切り出します。
明日、ある遺体遺棄現場で降霊を試そうとしている。ついては、意識がない翡翠に代わって、被害者の声を聞いて欲しいと頼みました。
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鐘場は「このことは誰にも言わず、1人で来い」という条件を出しました。
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翡翠はその条件を了承し、第一被害者の遺棄現場を指定しました。
「警部は以前、お嬢様を亡くされていますね?」
「だから、何だってんだよ?」
鐘場警部の魂は、娘の話を出すと少し揺らいだような気がしましたが、罪悪感のようなものは感じませんでした。
廃病院
翌日の夜、鐘場警部は翡翠に指定された最初の遺棄現場の病院跡に向かいました。
鐘場警部を怪しんでいる天子は、鐘場警部を尾行します。
一方、香月と翡翠も現場を目指しますが、香月は翡翠が直接行く必要はないと言います。
透明な悪魔は、必ず同じ凶器を使っているので、鐘場警部が翡翠を殺すつもりなら凶器を持ってきているはず。
そこを刑事たちに捕まえてもらう・・・というのが香月の作戦です。
鐘場警部が現場に到着した少し後、彼を追っていた天子も現場に到着します。
状況を説明しようと蛯名に電話をかけましたが、繋がりませんでした。
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天子は仕方なく1人で建物の中に入っていきました。
銃を構えながら鐘場の姿を探していると、突然鐘場が現れ、天子の口を塞ぎました。
その頃、香月は翡翠が以前から行ってみたいと言っていたサービスエリアに寄り、翡翠のためにソフトクリームを買っていました。
しかし、車に戻ると人混みが苦手だからと待っていた翡翠の姿が見えません。
翡翠は、忽然と姿を消していました。
ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』 第4話 感想&まとめ
いよいよ『透明な悪魔』との正面対決!と思いきや、まさかの事態に。
一体翡翠はどこへ行ってしまったのでしょうか?
そして、鐘場警部はもちろん、蛯名刑事は怪しさ満載の行動を取っています。
香月にもところどころ怪しい部分があり、全員が怪しく全てが伏線となっているようです。
次回は「最終話」となっています。予告によれば我々視聴者は「全て騙されている」とのことなので、どういうことなのか気になります!