千和崎(小芝風花)と共に、香月(瀬戸康史)のサイン会に訪れた翡翠(清原果耶)は、サイン会を訪れた女子高生・藤間菜月(當間あみ)と出会い、菜月の学校で起きている連続殺人事件を調査することに。
翡翠の降霊や生徒の証言を踏まえ、香月は写真部の3年生である蓮見綾子(井頭愛海)に疑いを抱きますが、何か違和感を感じます。
そんな中、新たな事件が起きてしまい・・・。
目次
ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』 前回振り返り
香月(瀬戸康史)と翡翠(清原果耶)は、親交のある大御所作家の別荘で起きるという心霊現象を調べることになりました。
明治時代に英国人が建てたという“水鏡荘”は、これまで家主に次々と不幸が襲った縁起の悪い建物。屋敷の中にある鏡に、金髪で青い目の女が映ると言われています。
翡翠は別荘でのバーベキューで、新谷(筧美和子)という女性と仲良くなり、初めての友達に喜びを感じます。
しかし、翌日大御所作家の遺体が見つかります。翡翠はその日鏡になった夢を見ました。
そこから香月が証拠を見つけ出し、弟子の別所(入江甚儀)が犯人だと証明したのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』第3話あらすじと感想
高校生からの依頼
ある日香月(瀬戸康史)は、新作のサイン会を行っていました。
そこに、千和崎(小芝風花)と共に、翡翠(清原果耶)がやってきます。
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その時、翡翠の後ろに並んでいた女子高生・菜月(當間あみ)が、「自分の学校で起きている連続殺人事件を解決して欲しい」と依頼してきました。
香月と翡翠は早速第一の現場へ向かいます。
被害者は、柔らかい布で首を絞められ、窒息死していました。着衣の乱れはなく、性的暴行の跡もなかったということです。
犯人は被害者の爪を切っていったので、皮膚片のようなものは見つかりませんでした。
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翡翠は被害者が倒れていた場所で、同じように横になってみましたが、事件から半年以上経っていたため、何も感じることは出来ませんでした。
香月と翡翠は、被害者が殺害されるまでの経緯を再現してみることにしました。
当時は寒い時期だったため、2人の距離も近かったと思われます。
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そしてマフラーなどで首を絞めた可能性がありますが、正面からマフラーをかけるには少し時間がかかってしまいます。
第二の事件
一緒に現場に来た捜査一課の蛯名刑事(須賀健太)は、警察も当初はそう考えていましたが、次の事件でそうとも言えなくなったと言います。
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次の事件でも被害者は窒息死で凶器も同じで、爪を切るという手口も同じです。
被害者に恋人がいたという情報もありません。
香月は、シリアルキラーは記念品を持ち帰ることが多いため、何かそういうものがないかと考えていました。
その時、翡翠の顔色が変わります。
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「先輩・・・どうしてこんなこと・・・」
翡翠は、首を絞められる感覚と、セーラー服姿の女の子の姿を見ました。
それは、被害者たちと同じ高校の制服です。
被害者は2年生だったため、“先輩”と言っているということは、犯人は3年生の女の子ということになります。
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写真部
香月と翡翠は、蛯名刑事と共に、問題の高校を尋ねます。
最初の被害者・武中遥香が写真部だったため、まずは写真部で話を聞くことに。
その後第二の被害者・北野由里は図書委員だったため、菜月と同じクラスで図書委員だった藁科琴音(長澤樹)に話を聞きました。
そこで浮かび上がったのが、武中に慕われ、北野と同じ図書委員だった3年生の蓮見綾子(井頭愛海)です。
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翡翠は菜月が持っていたトイカメラに興味を示したことから、データのやり取りをするなど仲良くなっていました。
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新たな事件
ところが、間もなく菜月が遺体で見つかってしまいます。
犯人は、菜月のトイカメラからフィルムを抜き去っていました。
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翡翠は、大事な友人の死にショックを受け、「自分の呪われた血のせいだ」と役に立てなかった自分を責めます。
「私が死ぬべきだったんです」
香月は、ずっと一人で闘ってきた翡翠に「何も出来ないなんてことはない」と励まします。
「僕たちはずっと一緒です」
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「一緒に戦いましょう。僕たちにしか出来ないことがあるはずです」
犯人が残した物
警察は、被害者3人と唯一接点がある蓮見綾子を犯人と見ていました。
しかし、香月はどうも腑に落ちません。
菜月が持っていたトイカメラは扱いが難しく、簡単にフィルムを抜き取られていたことが気にかかるのです。
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香月が、蓮見が撮った写真を見ていると、第二の現場の写真が出てきました。
それには、実際に香月たちが見た現場にあったはしごの姿がありませんでした。
考えてみると、他の現場にも高いところに上がれる場所がありました。
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香月はそれを見て蓮見は犯人ではないと確信しました。
最初の現場で、すべり台からベンチにかけてあった細い線は、レンズキャップを落とした跡だろうと思ったのです。
蓮見のカメラは、レンズを替えられるタイプのものではないのです。
写真屋
3人の被害者の中で、写真部員ではないのが2人目の北野由里だけです。
もしかすると、まだ気がついていない関係性があるのかもしれません。
その時、翡翠が『写真屋』というキーワードを思いつきました。
菜月はトイカメラを「写真屋で買った」と言っていたし、学校の暗室はモノクロしか現像出来ないため、カラー写真を現像に出す場合もあったかもしれません。
調べて見ると、その写真屋は図書委員の藁科琴音の家でした。
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琴音に話を聞くと、写真部の2人ともよく話をしており、自分の一眼レフカメラも持っていました。菜月の事件が起きた時のアリバイもありません。
こっそり採取した琴音の指紋を調べてみると、菜月の腕についていた指紋と一致しました。
嫌な予感
あとは警察に任せるだけです。
しかし、翡翠は胸がザワザワして、嫌な予感がしました。
すると、琴音を尾行していた刑事が、彼女を見失ったことが判明します。
琴音はカメラを持っていて、写真部のさくらと一緒に歩いていたと言います。
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翡翠は琴音の場所を知るために、菜月の現場で菜月を降ろそうとします。
香月は身体に負担がかかると止めますが、翡翠は「友達を見殺しに出来ない」と強い意志を持っていました。
翡翠に降りた菜月は、琴音たちは最初の現場となった公園にいると言いました。
「さくらを助けてあげて。」
香月たちが急いで公園に向かうと、まさに琴音がさくらの首を、セーラー服のスカーフで絞めているところでした。
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実験と作品作り
逮捕された琴音は、悪びれもせず、「可愛い子の首を絞めたらどんな顔になるのか気になったから」と犯行を認めました。
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琴音は、この実験の記念品として、写真を撮りました。
「どれもよい出来だから是非見てもらいたい」と興奮気味に話す琴音。
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香月は、菜月が翡翠に降りた時、解放されたように微笑み、消えていったと言います。
そのことで、「死んだら終わり」なんてことはないのかもしれないと思いました。
翡翠は、もっと香月の役に立ちたいと思い、自分の力で香月が追っている『透明な悪魔』を捕まえることが出来ないかと申し出ました。
その頃、『女性刺創連続殺人事件』の捜査本部では、新たな事実が発覚していました。
そのことを天子(田中道子)が鐘場警部(及川光博)に報告すると、鐘場は何故か「このことは誰にも言うな」と口止めしていました。
ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』 第3話 感想&まとめ
今回の事件の犯人は、恨みなどの動機がない“サイコパス”の犯行でした。
ミステリーものとしては珍しいですが、あらかじめ犯人がなんとなくわかっている作品だからこそ出来るテーマかもしれません。
次回は、4話目にして早くも『透明な悪魔』の真犯人に迫ります。鐘場警部にフラグが立っていますが、果たして真相は!? 次回も要チェックです!