香月(瀬戸康史)と翡翠(清原果耶)は、親交のある大御所作家の別荘で起きるという心霊現象を調べることになりました。
明治時代に英国人が建てたという“水鏡荘”は、これまで家主に次々と不幸が襲った縁起の悪い建物。屋敷の中にある鏡に、金髪で青い目の女が映ると言われています。
翡翠は別荘でのバーベキューで、新谷(筧美和子)という女性と仲良くなり、初めての友達に喜びを感じます。
しかし、翌日大御所作家の遺体が見つかって・・・。
目次
ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』 前回振り返り
ミステリー作家の香月史郎(瀬戸康史)は、「霊能力なんて存在しない」というリアリスト。ある日、霊媒師の翡翠(清原果耶)と知り合います。
翡翠は、「泣いている女が自分を見ている」という奇妙な夢に悩まされる結花(田辺桃子)の依頼を受け、その身に危険が迫っていることを予言します。
しかし後日、結花は何者かに殺されてしまいました。結花を救えなかったことに責任を感じた翡翠は、これまで数々の事件を解決してきたという香月に、自分の力を使って犯人を突き止めて欲しいと頼みます。
2人はバディとなって犯人を突き止めますが、“泣き女”の謎だけは残ったのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』第2話あらすじと感想
水鏡荘
香月(瀬戸康史)は、親交のある大御所ミステリー作家・黒越から、別荘で起こる心霊現象について調べて欲しいと依頼され、翡翠(清原果耶)を誘います。
別荘ではバーベキューが出来ると知った翡翠は、初めて“普通の楽しみ”を経験出来ると、張り切って出かけます。
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黒越の別荘『水鏡荘』は、明治時代に英国人の”魔術師”が建てたという洋館で、歴代の持ち主が次々と不幸に見舞われているという縁起の悪い建物。
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その屋敷の中にある鏡に、金髪で青い目の白人女性の姿が現れたとの目撃証言が相次いでいると言います。
集まったのは、黒越の他に彼のゼミ生だったという新谷(筧美和子)、黒越の弟子で作家の別所(入江甚儀)、編集者の有本(谷田部俊)。
翡翠は、年齢の近い新谷と連絡先を交換することとなり、初めて千和崎(小芝風花)以外の人と”友達”になれたことを喜びます。
鏡の中の女
夜になり、黒越たちは部屋に入りましたが、香月と翡翠はリビングで心霊現象が起きるのを待っていました。
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翡翠は珍しくお酒を飲んだため、いつしか眠ってしまいました。
黒越の新作を読みながら一人起きていた香月が、ふと目の前の鏡を見上げると、そこに白人女性の姿が映っていました。
ハッと息を飲んだ瞬間、柱時計が時を知らせます。
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3人の容疑者
その後何事も起きませんでしたが、翌朝、黒越が自室で遺体となって発見され、事態は急変します。
駆けつけた捜査一課の鐘場警部(及川光博)によると、死亡推定時刻は午前0時から2時の間。黒越の部屋はリビングを通らないと入れないので、その時間内にリビングを出入りしたのは有本、別所、新谷の3人です。
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新谷は、まさかの事態に不安をあらわにしていました。
翡翠は、新谷を心配して励ましますが、自分のせいだと自らを責めていました。
翡翠は英国で霊媒をしていた曾祖母から能力を受け継いでいます。
その能力の代償として、自分は呪われた運命にあると思い込んでいました。
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「この呪われた血が、妨げようのない死を招く。そんな予感がするんです」
香月は、翡翠の能力は死を招くものではなく、事件を解決に導く素晴らしいものだと伝えました。
においと夢
実は、翡翠は既に犯人が別所だと突き止めていました。
翡翠は、人物が発する雰囲気や感情などをにおいで感じることができます。
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夜中にリビングを通った3人のうち、別所だけが行きと帰りで全く別のにおいになっていたのです。
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翡翠はそのにおいから、罪悪感や恐怖のようなものを感じました。
それから翡翠は、寝ている間3つの夢を見たと言います。
夢の中で翡翠は動けず、身体も動かせません。
そんな翡翠の元へ有本、別所、新谷がやってきて、翡翠の顔を触ったりのぞき込んだりして去って行ったと言います。
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そんな中、黒越のPCから、新谷の指紋が検出されたということで、新谷が重要参考人として連行されてしまいました。
犯人は別にいる!
2人は不倫関係にあったということで、別れたくても、黒越がとある画像をバラまくと脅していたため、別れられずにいました。
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犯人が血をふき取り、ルミノール反応が出た洗面所のキャビネットの鏡からは、新谷の指紋が見つかったため、警察は新谷の逮捕状を請求しました。
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香月は犯人は別にいると鐘場警部に訴えますが、別にいるならその証拠を持って来いと言われてしまいます。
裁判所が逮捕状を出すまであと1時間。
香月は「もう自分に出来ることは何もない」と諦めてしまいます。
しかし、翡翠は大事な友達を救うため、必死で香月を説得します。
「先生も信じてくれないのなら、私に何のために力があるの・・・?」
信じてもらえないのに、恐れられてつまはじきにされ、翡翠は寂しい思いをして生きてきました。この力を「素晴らしい」と言ってくれたのは、香月だけです。
香月は、思い直し、急いで証拠を探すことにしました。
降霊失敗
香月と翡翠は水鏡荘へ向かい、翡翠がみた3つの夢を検証することにしました。
翡翠は夢の舞台は恐らく水鏡荘だったこと、そして動けず、3人に顔に触れられた気がしたのに、触れられた感じがせず、まるで物になったようだったと話します。
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翡翠は、黒越の霊を降ろしてみることにしました。
しかし、降霊術は身体に負担がかかる上、年齢が離れているとリンクしづらいという欠点があります。
案の定、黒越の霊を降ろすことは出来ませんでした。
翡翠は情けなくて涙が出て来たので、バッグから手鏡を取り出します。
鏡を見た香月は、急いで鐘場警部に連絡し、黒越のPCにどれぐらいでロックがかかるのか確認しました。
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それから間もなく別所は逮捕され、彼は犯行を認めました。
水鏡荘の鏡
香月は、翡翠の夢の話を聞いて、鏡に宿る謎の女性の視点だったのではないかと思いつきました。
「顔に触れる」というのは、キャビネットを開け閉めする様子のことだと思われます。
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別所だけは、鏡をのぞきこみました。
彼は幽霊を信じていませんでしたし、飛び散った血が顔についているかどうか確かめる必要がありました。
そして、彼が鏡についた血痕を拭きとった後、新谷が鏡に触れたのです。
ただし、この場合有本が犯人でも説明がついてしまいます。
そこで、決定的になったのはPCのロックがかかる時間です。
PCにロックがかかるまでの間、PCに触れることが出来るのは、状況的に別所だけでした。
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別所は、黒越の新作に自分のアイデアが使われていることに気がつき、黒越に問い詰めました。すると黒越に「お前には才能がない」と言われたため、カッとなって殺してしまったのでした。
奇妙な声
黒越のその一言は、いともたやすく別所の魂を反転させました。
別所は、供述の中で、黒越を殺す直前に「殺せ」という奇妙な声をきいたと話しているということです。
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警察は心神喪失を主張するための嘘だとしていますが、翡翠が調べたところによれば水鏡荘の主が失踪していたのは事実で、さらにこの洋館を建てた“魔術師”の娘も謎の失踪を遂げていたことがわかりました。
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翡翠は、その後も新谷とメッセージのやりとりをしています。
しかし、自分と関わると彼女を不幸にしてしまうかもしれないと、まだ迷いがありました。
香月は自分とも連絡先を交換しようと言い、翡翠と仲良くなった人は不幸になどならないと断言しました。
「少なくとも、僕は翡翠さんと知り合えてとても幸せです」
香月と翡翠の間に穏やかな空気が流れている頃、警察は『透明な悪魔』と呼ばれる連続殺人の被害者の遺体と向き合っていました。
透明な悪魔の殺しの間隔は、だんだん短くなってきていました。
ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』 第2話 感想&まとめ
翡翠と香月の2人が出会ったことで、引き寄せられるように起こる殺人事件。
翡翠は自分が不幸を呼ぶと思っていますが、香月がそれを優しく否定します。
早くから、翡翠と香月は惹かれ合っているように見えます。それも気になりますが、透明な悪魔がじわじわと2人に近づいて来ているような気がするのも気になりますね。
次はどんな事件が起きるのでしょうか?次回も見逃せません!