原付の免許を取って真っ先に晶の元へとやって来た春雄。
しかし、思い詰める晶の表情を見た春雄はそれから連敗続き。
心の中に住むガイルさんにその気持ちと向き合うように言われ、春雄はやっと自分が晶を好きだということを認めます。
しかし、因縁ある2人がこれでゴールインとはなりません。
ゲームで晶に勝ち、その上で告白をしようと考える春雄。
そのために大阪まで大会遠征をすることになったのですが、それは晶にとっては最後の闘いになるやもしれません。
いったい晶に何があったのでしょうか?
目次
『ハイスコアガール』前回第20話(第2期5話)のあらすじと振り返り
春雄を巡って晶と小春がついに直接対決。
なんとしてでも勝ちたい小春は、晶が使うザンギエフに圧倒的有利と言われる豪鬼で対戦。
弾技を打つことでなんとしても近づかせないつもりでしたが、春雄と一緒にゲームをやって来た身としてこれでいいのかと迷います。
晶はこの心の隙をついて一気に近づき、最終ラウンドに持ち込み、2人の闘いはヒートアップ。
闘いの結果は描かれず、2人の闘いを知らない春雄は原付の免許取得に奮闘。
最初は効率的だと言う理由でしたが、本当は晶と肩を並べていられるようにと自覚し始める春雄でした。
念願が叶って免許を取得すると、真の原付をもらって晶の元へ。
すると晶は悲しい顔で後ずさり…いったい何が!?
そして、そんな晶の姿を見た春雄の胸中とは!
→アニメ『ハイスコアガール』第20話(第2期5話)ネタバレ感想!大野晶vs日高小春、負けられない戦いの行方は?
【ネタバレ】『ハイスコアガール』第21話(第2期6話)あらすじと感想
寂しそうな晶の顔を見た春雄は絶不調。自分の中にある「好き」という気持ちにやっと向き合った
原付の免許をやっとの思いで取得し、晶を喜ばせようと思った春雄でしたが、予想外の反応をされたことで彼の気持ちもどんよりです。
久しぶりにやったヴァンパイアハンターでは思うように技が出せずに敗北。
しかし、原因は技術ではなくメンタルの問題だと春雄は自覚します。
KAMUI
メンタルが安定していないと攻め込まれたときの判断も鈍りますし、コマンドミスも起こすのです。だからe-sportsプレイヤーの中でもメンタルの重要性はよく言われます。
豪指の春雄のメンタルに対し、ガードブレイクを起こせるほど、晶のあの切ない顔は重たい一撃だったということがよくわかる瞬間でした。
最近勝てないというショックを引きずりながら、春雄はその原因は何だ?と考えます。
しかし、自分の中でその答えは出ているのです。ただ向き合っていなかっただけ。
だからこそ、ガイルさんは春雄に語り掛けます。
小6から晶に燃え上がるような闘志を燃やしていたと語れば「それだけか?燃え上がっていたのはそれだけか?」と言うガイル。
「楽しいか、楽しかったんじゃないか?」
「熱かったか?心も熱かったんじゃないか?」
「その熱い心の正体は何だ?飛んで来い春雄。その心に正直になって、飛んで来い!」
そして、春雄は自分が晶を好きだということを認めるのでした。
KAMUI
楽しみながらも応援する観客勢は春雄の部屋で時代劇ごっこを始める
「単純に、一人の男として俺は大野のことが好きなんだなって…」
自分の晶への想いを宮尾に話した春雄。
すると、それはもう「好き」じゃなく「愛」だと答えます。
恋とは下心、愛とは真心といいますから。
春雄がもう晶と疎遠になることも嫌だし、なあなあで終わるのも嫌だと言い出したことで、これはもう後戻りできない状態になったとやっとわかる宮尾。
宮尾はこのことを真達に報告。
宮尾「春雄がとうとうゲロりました」
真「ほうほう、告白と書いてゲロったと」
宮尾「春雄の中に渦巻いていた胸中。彼はそれを自覚し、理解することに至ったのです」
真「その胸中とはいかなるもの」
宮尾「愛!」
真「愛!」
土井「愛!」
春雄ママ「あい~ん」
真「肝心の対象者は、一体誰でござんしょ?」
宮尾「あなたの妹君でございます」
真「(棒読み)ま、ままま、まじでー。いやー全然気づかなかったー。へー春雄君がー。そうなんだー。私の妹の晶に特別な感情をー。あぁ~お母様ね」
春雄ママ「うん、長かったねぇ~」
真「長かった長かった!」
KAMUI
しかも春雄ママにいたっては、息子が思春期の何かを欠落している心配をしていたのでとても嬉しそうです。
小6の時から大野にアタックをしていた土井にいたっては、ずっと底辺だと思っていた春雄がどんどん大人の階段を登っていく上に、意中の人と恋仲になっていくのをまじまじと見せられ、まとっていた黒いキラキラオーラは火の玉になってしまいました。
愛を貫けと言われる春雄。一筋縄ではいかない恋にあの男がとっかかりを提案した!
自覚をしたからには男として己の気持ちを貫く覚悟はあるのか?と真に言われる春雄。
ここでまた、ガイルさんが「愛を貫け」と言います。
愛を貫いたからこそ得たものがある。それはストファイのガイルしかり、ダルシムしかり、ケンしかり!
KAMUI
…設定を見ると匂わすものはありますけど…出てきて良かったのか?リュウよ。
春雄も「ストⅡ」のように成長してきたからこそ、愛を貫けと言い続けるガイルさん。そして、真にも言われます。
この本心を晶に聞かせれば喜ばれるでしょうが、それで良いわけはないのです。
普通の恋とは違い、晶は今までライバルとして戦ってきた相手。
愛の告白をするなら、晶に勝ってからじゃないとダメだと春雄は思うのです。
男として、そうあるべきとも思ったのでしょう。
すると土井は、決着の場としてあるところに行ったらいいと言いました!
「全日本スーパーストリートファイターⅡXチャンピオンシップ」
大阪梅田で行われる予定の大会です。
過去の大会で晶と勝負をしたものの、晶の台のボタンが故障していた状態のまま春雄が勝利。しかし、そんなのは勝利に入りません。
これに晶と出て、優勝して、愛の告白をしたらいいじゃないかと提案する土井のオーラはドス黒さのないピュアな輝きでした。
しかし、大阪まで二人で遠征と聞くだけで、春雄ママと真は顔をゆがませるほど驚きます。
KAMUI
晶の方も気合い十分。これは面白くなってきました!…ここまではですよ。
大野家から言えば今さら最終決戦?悲しみの表情の裏側に隠れた晶の未来
春雄の考えを聞いた晶も自分の想いをぶつけるため、ゲームセンターでの練習に熱を入れます。
そして、大阪へ春雄と行くのであれば話しておかなくてはならない人が2人。
1人は小春。2人の闘いが最終的にどのような形で終わったのかは描かれていませんが、もしかしたら負けていたのかもしれません。
そしてもう1人は萌美です。男子と大阪に遠征旅行なんて許すわけがないと思いましたが、萌美はその日休みを取ると言って姿を消しました。
止められていないということは、間接的に行く許可をもらったということなのです。
ことは2人の恋の成就というエンディングに近づいていると思いきや、ここで真はとんでもない真実を聞かされてしまいました。
晶は月末にはロスへ行くことが決まっていたのです。
しかも、今回は数年後に帰ってくるということはありません。
ロスの高校、大学へと進学した後、決められた人と結婚し、もう二度と日本へは帰ってこれないという未来がすでに大野家の中で決められていました。
KAMUI
このことを知った真はショックを受けて号泣。
本当は自分が辿る道であったが、親の言いなりになりたくないがためにこれから逃げて、何も知らずに晶の恋を応援していたのですから仕方がありません。
晶もブッチすれば良いと真は言いますが、晶は大野家のことや両親の想いを汲み取り、この年の春には決断をしていたそうです。
KAMUI
つまりこの勝負は2人の最後の思い出。
春雄は勝って告白、晶は勝って決別。
そんな想いで大阪への新幹線に乗るのでした。
KAMUI
『ハイスコアガール』第21話(第2期6話)まとめ
MX,BS11にてハイスコアガールⅡROUND21ご視聴ありがとうございました!
泣いた。
ハルオ、晶、真、なみえ、宮尾、土井、萌美、ガイルさん、ザンギさん、みんないい味出してたなあ。真ねえちゃんはただのバカうるさい人じゃないことが分かりましたね!迫真のラスト演出に感動。 #ハイスコ つるP pic.twitter.com/vds5c0Aq1r
— TVアニメ「ハイスコアガール」公式 (@hi_score_girl) November 29, 2019
春雄がやっと晶を好きだと口にした瞬間は感動を覚えました。
そして周りは茶化しながらもしっかりと応援してくれる、微笑ましいですね。特に土井!
土井と春雄はウサギとカメのようで、格下だと思っていたのにいつの間にかに追いつけなくなった感がハッキリとわかりました。
これであとは勝負で決着をつけて、告白して、ハッピーエンドかと思いきや、最後にとんでもない真実を投げ込まれた気分です。
勝っても負けても晶の未来は決まっているなら、春雄はどうしろと!?
本当に最後まで目が離せません。俄然春雄を応援です!