バイト先のコンビニで、理不尽なクレーマーたちに絡まれたつぐみ(飯豊まりえ)。
同じ頃、ホワイトホースこと白馬の王子(柄本時生)も理不尽な思いを抱え、それをインスタに投稿していました。
そんな王子を癒してくれたのは、つくねやもつ煮込みなどの赤ちょうちんメニューでした。
居酒屋に良い思い出がないつぐみは躊躇してしまいますが、王子とシンクロするために思い切って足を踏み入れるのでした。
果たして、つぐみの1人飲みデビューは成功するのでしょうか?
目次
ドラマ『ひねくれ女のボッチ飯』 2話振り返り
必ず連絡すると言ってくれたのに、二度と連絡をくれなかった元同僚の加奈子(花音)と偶然再会したつくみ(飯豊まりえ)は暗い気持ちになってしまいます。
そんな時、「僕は透明人間になった」というホワイトホースのインスタに共感を覚え、その投稿で紹介されていた店に向かいます。
しかしそこは女子には入りづらすぎる大衆食堂だったのです。
ドキドキしながら店に入るつぐみですが、そこで食べた甘辛だれのしょうが焼きの美味しさに、ホワイトホースへの想いを強くするのでした。
ドラマ『ひねくれ女のボッチ飯』 3話見どころ・あらすじと感想
トリプルクレーマー
今日のつぐみ(飯豊まりえ)は、バイト先のコンビニで散々な目に遭いました。
お酒を買おうとした男性客に年齢確認を求めたところ、「俺が未成年に見えるか!」
としつこく怒鳴られ、次に来た中年女性はいつも買っているクッキーのサイズが小さかったから買い取ってくれと言い出し、最後はミスでポテトサラダを温めてしまったことで「あなたはいつもポテトサラダを温めてるんですか?」とネチネチと責められました。
moyoko
そんな時、店長(ダンディ坂野)は空気のように気配を消し、岡林さん(片桐はいり)は、他人事のように遠目で眺めているだけでした。
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つぐみのトラウマ
「どいつもこいつも、みんなカルシウム足りてないんだ!」
つぐみが着替えながら毒づいていると、岡林さんが入ってきました。
「災難だったねぇ」
moyoko
岡林さんは、ああいう時は店長みたいに空気になるか、そよ風のように聞き流せばいいと言います。
「あんな嵐みたいなそよ風ないだろ!」
moyoko
こんな時はパーッと飲みに行けたらいいのですが、そもそもつぐみは飲み会に良い思い出がありません。
前の職場では、お酒が弱いにも関わらず、周りに合わせるのが大人だと思っていたつぐみは、無理やりお酒を飲んで潰れてしまうなどして、つぐみにとっては、居酒屋は苦い場所なのです。
白馬の王子様のインスタ
「冗談じゃない。二度と居酒屋なんて行くか!」
そう思った時、『白馬の王子様』ことホワイトホースがインスタをアップしました。
投稿されたの、赤ちょうちんの居酒屋の写真でした。
「理不尽な奴らに心えぐられる日々」
moyoko
今回も、文章は安定の長さ。でも、つぐみはこれが癖になってきました。
王子も理不尽に言葉の暴力を投げかけられ、聞き流せばいいとわかってはいるけれど、人間ゆえに受け止めてしまう苦しみを抱えていました。
「人は皆、花である」
花には、色んな虫が集まります。美しいものから毒があるものまで。
でも、王子はどんな無視も追い払わないといいます。
何故なら、自分は花だからです。
「ただ美しく咲く花だから。たとえ誰の目に留まらなくても」
moyoko
居酒屋「三徳」
毒を吐くことでしか自己表現を出来ない奴らは寂しいと王子は言います。
「同情を禁じ得ない。だから僕は居酒屋を禁じ得ない」
moyoko
「孤独で寂しい男と馬鹿にするやつは放っておけばいい。1人だからこそ感じられるものがあるのだから」
つぐみが辿り着いたのは、青い看板に赤ちょうちんがぶら下がったいかにもな居酒屋でした。
外から店内は見えず、女子一人で入るには厳しい造りになっています。
トラウマもあって、怖気づくつぐみ。
しかし、こんなトラウマは王子と共に乗り越えてやる!と、思い切って店の戸を開けました。
moyoko
カウンターデビュー
店に入ると、カウンターに通されました。
「カウンターって、大将と強制トークさせられる場所でしょ?無理無理無理!」
moyoko
でも、テーブル席は2名以上になっているということで、つぐみは仕方なくカウンター席につきました。
緊張して、泣きたい気持ちです。
振り向くと、ナマハゲの面が「泣く子はいねがぁ」と言っているような気がしました。
「それ、お客さんから貰ったんですよ!お姉さん、この辺の人ですか?」
早速キターーー!
大将の強制トークが始まる前に、つぐみは下町ハイボール(薄め)を注文しました。
moyoko
一息ついてみると、店の雰囲気が思っていたのと違う感じがします。
皆黙々と食事をしていて、騒がずおとなしく感じるからかもしれません。
moyoko
炙りレバと純レバ
つぐみは王子のハッシュタグに合わせて料理の注文をすることに。
そこには『炙りレバ』と『純レバ』の文字があります。
「二ついる?純じゃないのは不純なの?」
moyoko
メニューを見ると、純粋ではない方におすすめとついていたので、そちらを頼むことにしました。
そして名物のもつ煮込みとポテトサラダ、鶏団子を頼むと、団子は塩かタレかと聞かれました。
「え~どうしよう・・・」
「団子塩で!」
moyoko
なんと、「どうしよう」が「しお」に聞こえてしまったようです。
「そんなことある??」
気を取り直して、つぐみは王子と居酒屋デビューに乾杯しました。
moyoko
問題の塩
間もなくお通しとポテトサラダが運ばれてきました。
つぐみは、ふと元カレのはやとが「お通しの味でその店の味がわかる」と言っていたことを思い出してしまい、それを振り払います。
ポテトサラダを見てみると、1人分の量にしては多いように感じましたが、一口食べるとまた食べたくなるので、軽くやっつけられそうです。
そして、問題の鶏団子(塩)が来ました。
moyoko
まずかったら、タレに変えてもらおう、そんな勇気ないけど・・・などと思いながら食べてみます。
「これは、塩で正解かも!」
その時、隣の席に常連らしきスーツのおじさんがやってきました。
「団子はやっぱり塩だよね~」
moyoko
土鍋のもつ煮込み
つぐみの前には炙りレバが出てきました。
「私には、不純な炙りレバがお似合いさ」
「炙りも上手いよね~」
やはりおじさんはつぐみに話しかけているようです。
おじさんは、この店は豚の店だから炙りレバの方がおすすめなんだけど、自分は鶏の純レバを頼んでしまうということを喋り続けています。
moyoko
「私に話しかけるな!」
と思っていると、店員の女の子が「困ってるじゃないですか!」と、助けてくれました。
再び1人になったつぐみは、土鍋の中でグツグツ煮えたモツ煮込みと向き合います。
周りに取り皿はないので、直でいくしかないようです。
熱々をレンゲで一口食べると、口の中に濃厚な味が広がりました。
moyoko
「コンニャクがこんなに美味いだと?そんなわけない。酔ってるせいだ」
花に群れる蝶
美味しい料理とハイボールで、すっかり気分を良くしたつぐみは、クレーマーのことなどどうでもよくなってきました。
隣を見ると、常連のおじさん『長さん』は寝てしまっています。店員の『はなちゃん』は長さんを揺り起こします。
「まるで、花に群れる蝶のよう」
つぐみは「人は花だ」という王子の言葉を思い出していました。
そして、王子が理不尽を乗り越えられていることを祈りながら、王子のインスタに「いいね!」を押します。
moyoko
立ち向かうのも楽じゃない
そんな王子こと白石一馬(柄本時生)は、やらなければいけないことが山積みで今日も残業をしていました。
moyoko
取引先への報告書のミス、経理書類のフォーマットミス、資料の作成ミス・・・などなど王子はさまざまなミスをしてしまっていました。
「理不尽に立ち向かうのも楽じゃないな~・・・」
すると、忘れ物を取りに来た同僚の女性がそれを聞いて一言。
「それ、全部自分のミスですよね。文句言わずにやってください」
moyoko
その時、つぐみが送った「いいね!」の通知が来ました。
王子はそれを見て俄然やる気を出しました。
「蝶が止まった!よーし、咲き誇るぞ!」
ドラマ『ひねくれ女のボッチ飯』 第3話 感想&まとめ
今回のつぐみはバイト先でトリプルクレーマーに絡まれ、くさくさしていたので、それを吹き飛ばすために思い切ってカウンター居酒屋デビューすることになりました。
カウンター居酒屋は、若い女性ならずとも少しドキドキするシチュエーションですが、もつ煮込みをはじめ、出てくる料理全て美味しそうなものばかりでした!
酔いどれサラリーマンを演じた玉袋筋太郎さんもいい味を出していました。
お互い顔を知らないながらも支え合っている2人。
味方が1人でもいると思えるのは大事なことですよね。
さて、次回はお店ではなくテイクアウトでひねくれるということで、どんなボッチ飯になるのか楽しみです!