レナは殺したリナの死体の一部を数日に分けて、山中に埋めていきます。
これで完全犯罪成立かと思われましたが、圭一が大石警部と話しているところを目にし、圭一にリナ殺しがばれたのでは?という妄想を肥大化させていきました。
そして生まれた惨劇。しかしその惨劇は梨花にとっては意外なもので…。
それではさっそく『ひぐらしのなく頃に卒』の第3話のネタバレありでレビューしていきます!
目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』前回第2話のあらすじと振り返り
前回では、雛見沢症候群を発症したレナが父親と夜のお店で知り合うリナのことを、幸せを邪魔する敵として認識し、殺すことを計画した。
ホームセンターでブルーシートや紐、糸鋸などを購入し、それをレナの秘密基地である、ゴミ捨て場に捨てられたバスに隠して、殺す準備を整える。
そして、実はレナの父親との関係を解消したいと考えるリナはレナの家に訪れ、2人でゴミ捨て場へ宝探しをしに行くことに。
リナの方は親交を深めようとするが、レナに信用してもらえず殺害されてしまう。
そしてレナはその死体をバラバラにしてブルーシートで巻き、ゴミ捨て場に隠したのだった。しかしそこにたまたま圭一が現れる。
レナは圭一に死体を見られたのではないかと疑心暗鬼になっていった。
【ネタバレ】アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』第3話あらすじ・感想
死体の後始末をするレナ。しかし圭一への疑心暗鬼が止まらない…
夜遅く、山でスコップを持ち、穴を掘るレナ。
掘った穴にブルーシートに包まれたリナの死体の一部を埋めていくその顔は狂気に苛まれていた。
部活では楽しく過ごすレナ。しかし圭一の思わぬ一言から疑心暗鬼を加速させてしまう。
そしてその夜、またリナの死体の一部を埋めるレナ。
「もっと頑張らないと…」と不気味に呟くレナは明らかに雛見沢症候群が進行している。
さらにまたその翌日の学校にて。綿流しのお祭りで部活動が開催される事が発表される。
楽しげに喋る部活メンバーだが、レナは圭一に怪しい視線を向けていた。
そしてその夜、レナの手により最後のリナの死体が埋められた。
これでようやく幸せになれる、警察にもバレない、と安堵するレナだが脳裏に圭一がゴミ捨て場に来たことが浮かんだ。
圭一がゴミ捨て場に来た時にリナの死体を見られたかもしれない、とありもしない妄想を肥大させるレナは「もっと頑張らないといけないの!?」と錯乱する。
膝をついて「自分の家が一度オヤシロ様の言いつけを破って雛見沢を離れたのがいけないの!?」と言い出した。そしてオヤシロ様へ許しの祈りを捧げるレナなのだった。
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また、自分の幸せについてオヤシロ様の祟りを絡めて考え始めてしまいます。
妄想が現実離れしており、症状が悪化している証拠ですね。
綿流し当日
部活メンバーは楽しい祭りを満喫したが、レナは圭一がリナの死体を見たかどうかが大変気になってる様子。
更に翌日の学校で、たまたま圭一が大石警部と話し合ってることを目撃したレナは、圭一にリナ殺しがバレたのではないかという疑心暗鬼を加速させてしまう。
そしてその日の夜。圭一は部屋で大石警部に電話で話していた。その内容はレナが昔起こした事件について。
一方同時刻、そんなことを話してるとはつゆほども思ってもいないレナは、圭一に会いに部屋へ向かったのだった。
しかしそこでレナが耳にしたのは、警察にレナのことを話す圭一の声。それを聞いてレナは大変動揺する。
レナの目線からすれば圭一は警察にリナ殺しのことを話してるようにしか聞こえなかったのだ。さらなる被害妄想を加速させてしまうレナは圭一を殺すことを心に決める。
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仲間を信じた圭一と、信じられなかったレナの惨劇
圭一の家から帰宅後、父親からリナがいなくなった話を聞いていたレナだったが、そこに圭一の母親から電話が入る。
内容は「仕事の都合で圭一の夜ご飯を用意できないから、レナにお願いしたい」というもの。
レナはそれを快く引き受け、絶好のチャンスとばかりお重やカバンに凶器を詰めてから圭一の自宅へ行く。
圭一は圭一で、リナのことなど知らないのに、レナから厳しい視線を向けられてることに怯えていた。
しかしその怯えも、梨花にレナを疑わないよう諭されたことで、レナを信じると決め、怯えは消えてしまう。
そのため狂気を持ったレナを快く家に入れてしまったのだった。
梨花は圭一がレナを家にいれたところを陰から見届けていた。そしてこれで惨劇は免れたと安堵する。
しかし家の中ではレナが圭一を殺そうと刃物を突き立てており、圭一はそれに必死に抵抗するという惨劇が行われていたのだった。
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雛見沢症候群を発症したレナにとってもはや仲間かどうかは重要ではなかったように思いますが、残酷な結末ですね。
梨花の失望と沙都子の狂気
それを翌日の学校で「圭一とレナが意識不明の重体で発見された」という形で知らされた梨花。
驚愕の事実が受け入れられず、動揺し、教室から出て行ってしまった。梨花のそんな様子を見て、沙都子は不敵に笑う。
そして家に帰った梨花は包丁で首を刺し、自殺を図る。部屋は梨花の血で真っ赤に染まっていった。
そこに沙都子が何食わぬ顔で帰宅し、梨花の死を確認する。
「あなたより先にわたくしが死んでしまうと、追いかける事ができませんのよ」そう言って沙都子は自分の首に包丁を当てた。
そして梨花の死体に「あなたが屈服するまでオヤシロ様の祟りは決して逃しませんのよ」と語りかけ、大量の血を流して死んだのだった。
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アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』第3話のあらすじ・ネタバレ感想まとめ
今回で一つの話の区切りがつきましたが、見事に沙都子の手の平の上でしたね。
彼女が不敵に笑う顔は何度も見ますが、どんな気持ちで部活をしているのでしょうか?笑顔の裏の狂気に背筋が凍ります。
今回レナは加害者ですが沙都子の手に寄って発病させられた被害者でもあり、大事なものもわからなくなるレナは非常に同情します。
また、レナの凶行シーンや梨花の自殺シーンなどのグロテスクさは狂気的演出が過剰なほどだと感じました。
精神的に見ていて辛いものを感じましたね。