レナは幸せな家庭を守るため、間宮リナを敵として殺すことを決意する。
ホームセンターで殺人に必要なものを買い込み、入念に準備するレナはもう肥大した妄想に憑りつかれて正常ではなくなっていた。
しかし現れたリナはレナとは仲良くしたいと本心から思っており、またレナの父親との関係性も終わりにしたいと考えていた。
けれどそんなことは雛見沢症候群を発症したレナには自分と父親を騙す嘘にしか聞こえず、レナはリナを殺して解体してしまう。
しかしそれだけでは終わらず、レナの魔の手は圭一にも迫っていた。
それではさっそく『ひぐらしのなく頃に卒』の第2話のネタバレありでレビューしていきます!
目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』前回第1話のあらすじと振り返り
前回ではレナは父親が夜の店で遊んでいることに対してストレスを感じていた。
そんな時、部活終わりにレナは体調を崩し、保健室で寝てから帰ることにする。
そしてレナが寝ている時、沙都子はこっそりレナに雛見沢症候群を発症させる注射を打ち込んだ。
これによってレナは雛見沢症候群を発症してしまう。
そして被害妄想から昔母親が不倫した時の様に、家族が壊されると考えるようになり、父親の想い人リナについて調べようと動いた。
そしてたまたま喫茶店で出会ったリナは同僚にレナの父親のことをカモ扱いしている話をしていた。
それを聞いてしまったレナは倒すべき敵としてリナを認識するようになる。
【ネタバレ】アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』第12話あらすじ・感想
レナによる殺しの入念な準備
レナはホームセンターに来ており、ガムテープ、縄、ブルーシートなどをどんどんカゴに入れていく。
その時のレナの目は生気がない上、ぶつぶつと「レナが頑張らないと…」というセリフを繰り返している。
明らかに正常な状態ではない。そして買ったものを部屋に置いておき、翌日、お弁当の準備をするレナ。
そこに二日酔いで頭が痛そうにしている父親がやってきてテーブルに座った。
父親はレナから水を受けとって飲むと、レナの部屋にあった買い物袋について尋ねてきた。
レナはそれに対して動揺することなく、宝探しの道具だと淡々と答える。父親はそれで納得し、この会話は終わった。
そして学校に行く前、レナはゴミ捨て場に捨ててある小型バスの中へと入り、そこに買い物袋を隠した。
この小型バスはレナの秘密基地となっているため、誰にも見つからない。
その後、圭一とレナはいつもより遅くに合流し、学校でも部活メンバーから「レナが寝坊なんて珍しい」と揶揄られる。
レナはそれに対して「寝坊じゃなくてやりたいことがあったからだ」と淡々と嘘と寝室をまぜこぜにした回答を返した。
そしてみんなに「やることがあるから部活は休む」と告げる。
みんなは「レナだから大丈夫だろう」ということで「何をやるのか」は言及せず、レナの言葉を受け入れ、応援した。そしてその帰り道、またレナは興宮のホームセンターまで行ってまた買い物をした。
タオルやビニールのゴミ袋をカゴに入れ、その後はノコギリコーナーへ赴く。
そして重さなどを吟味しながら糸鋸を購入した。これらの買い物はまた小型バスの中へと隠される。
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リナの心変わりと心のうち
そしてゴミ捨て場から帰宅するレナだが、そこに突然リナが現れた。
リナは少し困った様子で父親の友人と名乗り、レナと話がしたいと言った。
レナはそれに対して露骨なほど乗り気な態度を取り、もしよければ宝探しを一緒にしないかと明るく提案する。
リナはそれに面白そうと言って同意した。それからレナは宝探しに使う道具だと言って袋に入った長ものを持ち出す。
リナは本格的だと言ってその長ものがなんなのかと問うことはしなかった。
そうして2人はゴミ捨て場に向かう。リナはゴミ捨て場でレナが日頃遊んでいることに驚きつつ、レナとの会話を純粋に楽しんでいる様子だった。
しかしレナの方は顔が狂気に孕んだ笑顔をしている。
リナはそれに気付かず、レナの後をついていく。
そして2人は小型バスの前につき、レナはそこから道具を取ってくるからと、リナには外で待っていてもらうよう指示し、小型バスの中に入っていく。
そしてホームセンターで買ってきたものを出していくレナ。
そんな時、リナが雨が降ってきたからと言ってバスの中に入ってきた。
レナは動揺を隠せないが、そんなレナの様子には気付かず、リナは車内に転がっているランプをつけて、運転席に座り込んだ。そしてリナはレナに話したかったことがあると言って話始める。
レナの父親とは自分はお酒を嗜む店の客という関係性であること、しかしこんな関係から距離を置きたいと考えていること、レナからも父親に頭を冷やすよう言ってもらえないかと思っていることを話すリナ。
この時のリナの顔はレナに同情するような、さみしげな顔をしている。リナは自分もひとり親家庭だったからレナが心配なのだという風だった。
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狂気に呑まれたレナとそれを影から見守る沙都子
しかしレナはそんな言葉を聞いても全く信じられず、むしろ家族を壊す敵にしか見えないでいた。
そしてレナはリナの首を後ろから掴んで殺そうとする。
しかしリナは最後の力を振り絞ってライトを手にし、それでレナを攻撃することで死なずに済んだ。
レナは持ってきたナタを出してきて、リナを襲う。
リナは雨の中足場の悪いゴミ捨て場を逃げ惑うが、滑り落ちて倒れ込んでしまった。そこでレナによって惨殺されてしまう。
その後レナはリナの死体を解体して、部位ごとにブルーシートを巻き付けて一時的にゴミの中へ隠した。そして自分は頑張ったと狂気の笑みを浮かべ、鼓舞する。
それをゴミ捨て場の上から沙都子が1人見下ろしていた。狂気的な目をした沙都子は「レナさん。梨花を雛見沢にとどまらせることができたら、その時はあなたも幸せにしてさしあげましてよ」と言ってその場を去っていく。
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圭一にのびる魔の手と大石の捜査
翌日、部活の時間になって盛り上がろうとするみんなだが、レナは用事があると言ってまた部活をパスする。
それを見た圭一は「レナは宝探しに行っているのではないか」と検討をつける。
そしてレナは放課後、ゴミ置き場でリナの死体があることに安堵し、バラバラの死体を隠そうとするが、そこへ圭一が現れる。けんたくんを掘り出す作業を手伝うつもりできた圭一だが、レナは圭一にリナの見つかったと被害妄想を膨らませてしまう。
そして考え抜いたレナの結論は「もっと頑張ればいいんだ」というもの。その結論通り、レナはナタを持って圭一に近づく。
しかし寸前のところで圭一振り返り、レナの魔の手から逃れた。瞬時にレナはこのナタをけんたくん発掘のためのものだと嘘をつく。
圭一はその嘘に納得し、そして今日はもう遅いからけんたくんはまた今度ということで解散となった。その帰り道、レナはスーパーに寄って夕飯とお弁当の買い物をする。
するとたまたま圭一の母親と会って、立ち話を始めた。
圭一の母親はレナが家事をしっかりやっていることを褒め、仕事で家を開けたらレナに圭一を頼むと言った。
レナはそれに対して愛想良く頷く。そしてそこから家路についていると、刑事の大石が車で通りかかった。
大石はレナに声をかけ、間宮リナの行方がわからなくなっていることを話す。そしてレナにもリナの行方を知らないかと聞く。
だがレナは淡々と昨日の夕方会って話してその後はわからないという嘘を話した。
大石はそれで納得したのか、それだけを聞いて事情聴取は終わり、最後に綿流しのお祭りで事件が起こらないことを願うと言って車を出して去っていった。
車から下ろされ、また家路につくレナだが、大石の車を睨みつけ、怒りに満ちたような顔をするのだった。
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アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』第2話のあらすじ・ネタバレ感想まとめ
レナの凶行が始まりました!もう被害妄想が止まりません!しかしその中で見せる日常を演じるレナは本当に淡々としていてゾッとします。
しかもその大体が嘘をついている時なので、レナって頭いいなあと素直に感心してしまいました。
しかしもう最後の方は圭一を殺すことを考えており、もう自分の幸せについてもうまく思考できていません。
妄想とは恐ろしいですね。それを見守る沙都子が一番怖いのですが…。