“出会いは最悪!ヤクザを追うエリート検事とヤクザの娘!”
釜山へ麻薬事件を追ってソウルからやってきたエリート地検イ・テソン(キム・ガンウ)。
麻薬人が出入りしていた「サムチョン水産」に変装して潜入捜査をしていると、看板娘コ・ソラ(チョ・ヨジョン)と最悪な出会いをします。
さらにテソンは事件を追っていた際に事故に遭って記憶を失い…ソラの助け、潜入捜査時の名前“ナメ”として生きることに!?
記憶喪失のせいなのか、”ナメ”として自由に生きることに喜びを感じ、さらにナメもソラもお互いを愛するようになります。
しかし、ナメがソラ一家の因縁のあるホテルの息子だと分かり、そしてナメ=テソンの数々の知られざる過去が分かっていきます。
海雲台の美しい海辺を舞台に繰り広げられるドタバタ痛快ラブコメディ!
それではさっそく『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』をネタバレありでレビューしたいと思います。
目次
『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』主要キャスト
キム・ガンウ / 役:イ・テソン(ナメ)
- ソウル地検のエリート検事。父もエリート弁護士
- 実は子どもの頃に悲しい出来事があり、母から冷たくされている
- 検察庁長官の娘セナと結婚するが、本当は彼女を愛していない
チョ・ヨジョン / 役:コ・ソラ
- 元ヤクザの娘で「サムチョン水産」の看板娘
- 男勝りでおてんば娘だが、誰よりも優しい性格
- 父が数々の争いで病気になり、毎日懸命に支えている
チョン・ソグォン / 役:チェ・ジュニョク
- 海雲台ホテルの新任副社長
- 実は海雲台ホテルの合併をしようとたくらんでいる
- 偶然出会ったコ・ソラに心を奪われてしまう
ナム・ギュリ / 役:ユン・セナ
- テソンの恋人から妻へ、検察庁長官の娘
- テソンが自分を愛していないことをわかりながら日々過ごしている
- 死亡したとされたテソンにそっくりなナメを見て動揺する
【ネタバレ】『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』あらすじ・感想
冷酷な男がラブコメを選んだ!?ドラマ3年振りの出演キム・ガンウ
韓国俳優さんのすばらしいところですが、いつも素敵な役柄をやられている方が、突然「クシャクシャコミカル男」を演じてからの、そこからまたスーツをピシッと着こなす姿に…。
かとリーニョ
ギャップに弱い私には『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』を観ると、毎回キュンキュンしてしまいます。
「エリート検事イ・テソン」からの「コミカルな自由人の若者ナメ」を演じたのは、映画を中心に大活躍の演技派俳優キム・ガンウ。
ガンウと言えば、映画でもドラマでも冷酷で都会的な役柄でスーツ姿が多い気がしましたが、3年振りのドラマにラブコメを選んだところが彼のすごいところでして。
かとリーニョ
さらに一途にソラ(チョ・ヨジョン)を愛する賢明さに、世の女性をキュンキュンさせるほどの魅力を発揮しています。
そして何よりも彼の言うセリフや、ソラを思う気持ち、男を感じさせる真っすぐな心が本当に素敵で「ナメのような彼氏が欲しい」と思わずにはいられません。
そんなイ・テソン=ナメを演じるキム・ガンウのギャップ萌えに、ぜひキュンキュンしてください。
契約結婚、出生の秘密、因縁の仲、三角関係など韓ドラ要素が満載!
テソンの潜入捜査先で偶然出会ったコ・ソラ。
韓国ドラマあるあるの最悪な出会いから、ソラが結婚詐欺に合い、代わりにナメとなったテソンが「契約結婚」をすることになります。
さらに、テソンはとある事故で記憶を失い、テソンの妻セナ(ナム・ギュリ)やテソンの父には「死亡した」と連絡が届きます。
一方、記憶を失いナメとして生きるテソンは、実はとても充実していました。
その理由が、テソンは実はイ家の「実の子」ではなく「養子」だったのです。
父の言うことに服従してきた彼が本来の自分を知り、そしてソラを愛する自分がいること、ソラもまたナメを愛していることで、やっとの思いで恋仲になるのです。
かとリーニョ
さらに、ナメはとある事故でまた記憶を取りもどすことになります。
再びイ・テソンに戻ったものの、セナの猛烈なソラへの攻撃や、ジュニョク(チョン・ソグォン)とのソラを巡る三角関係など数々の試練が待っていました。
テソンはただ「コ・ソラを守りたい」という一心で、不器用でありながらも包容力や男を感じるキュンキュンするストレートな愛情表現にソラも少しずつ惹かれていきます。
ソラを守りたい、自分も自由でいたいテソンの決心!
テソンは記憶を取り戻し、再びテソンとして生きていくためにある決心をします。
それは、妻セナと別れること、そして養父と離れること、最後はコ・ソラを一生守ること。
そんな中、因縁の相手の後妻の悪事でソラたちが逮捕されることに…。
テソンは意を決し、検事として、男として、ソラを助けることを誓うと、恋のライバルであったジュニョクの協力もあり、無事にソラを救うことに成功します。
これを機にセナとも別れ、養父とも離れることとなったテソンは、晴れて「自由の身」になり、ソラの元へ向かうことになります。
数々の困難や秘密を乗り越えハッピーエンドに!?
テソンには本当に色々なことがありました。
幼い頃に養父に引き取られたこと、記憶喪失になったこと、ソラの因縁の相手の息子だったこと、これらのことが一気に起こった彼ですが、少しずつ自分のものにしていき、ホテルの経営権はかつてライバルであったジュニョクに託し、再び検事として一歩を踏み出します。
ソラにとってテソンは因縁の相手の息子だとしても、ちゃんと返して欲しかった「海雲台ホテル」の返却に尽力してくれた恩義や、何より自分もテソンを愛していると分かります。
こうして海雲台の美しい海と景色に囲まれ、テソンはソラにプロポーズすることができたのです。
かとリーニョ
『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』まとめ
海雲台の美しい海と景色を背景に、唯一のホテル「海雲台ホテル」の権利を巡り、数々の出来事が繰り広げられていく『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』。
とにかく「韓国ドラマあるある」の内容が盛りだくさんすぎて複雑になるかと思いきや、随所に出る「笑い」のおかげでテンポよく観ることができました。
とにかくキム・ガンウのコミカルな演技と、それを全力で支えてくれるチョ・ヨジョン、テソンの新婚妻を演じるナム・ギュリ、超新星のゴニルや、T-ARAのソヨンなどK-POP出身の美男美女たちも華やかに本作を飾っています。
『海雲台(ヘウンデ)の恋人たち』を見ると「海雲台に行ってみたい!」と思うほど美しい海と景色に囲まれた場所で繰り広げられるトキメキとユーモアいっぱいのロマンティックラブコメディに仕上がっています。
見たことない方は、ぜひご覧になってみてください。