オーナー黒須仮名子(石原さとみ)の正体が判明してから、しばらくして若手接客コンビ伊賀くん(福士蒼汰)と川合くん(志尊淳)に試練がやってきました。
「サービスの要」である伊賀くんはこの試練に大いに頭を悩ませますが、川合くんはどこ吹く風。
第5話は、2人の成長と葛藤のお話です。
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目次
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第5話あらすじ
「ロワン・ディシー」に謎の男(竹中直人)がやって来た。
どうやら覆面記者らしく、従業員達の働きぶりを鋭い目線でチェックしている。
その覆面記者に認められるために店のレベルをあげようと、仮名子(石原さとみ)はサービスの要である伊賀(福士蒼汰)に川合(志尊淳)の教育を任せる。
ところが特訓の成果はなかなかあがらず…。
そんな中、「ロワン・ディシー」で働きたいと希望する青年・峰(小関裕太)がやってきた。
英代の紹介という峰はサービスの腕も確実で即戦力間違いなし。
仮名子は、このまま川合を雇い続けるべきか、それとも峰を雇うべきか、その決断を伊賀に委ねる。
川合はリストラの危機を乗り越えられるのか!?
伊賀の葛藤の結末は果たして!?
出典:『Heaven?~ご苦楽レストラン~』公式ページ
【ネタバレ】『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第5話の感想
令和の破壊王・川合太一(志尊淳)
隠れ家的フレンチレストラン「ロワン・ディシー」では、異業種からやってきたスタッフもそこそこ仕事に慣れて形になって来たところですが、コミドランの川合くん(志尊淳)だけは相変わらず半人前のままです。
その分を伊賀くん(福士蒼汰)がフォローをしているので、伊賀くんは1.5人前です。
店長(勝村政信)は接客係を増やして欲しいとオーナー(石原さとみ)に頼みますが、そんな余裕はないと断られてしまいます。
「だって川合くんが物を壊しまくってるんだから」
川合くんは食器から、果てはカーテンまで壊していました。
それをフォローするのは、もちろん伊賀くんです。
ある日、オーナーは某有名グルメ雑誌を持ってきて、覆面取材のコーナーに「ロワン・ディシー」が載ると宣言しました。
覆面取材といえば、知らない間に記者がやってきて、いつの間にか辛辣な批評が書かれているというアレです。
「潰れる…」
シェフはもう決めつけています。
でも、覆面取材なのになぜこの店が載るとわかったのでしょうか?
オーナーはミステリー作家らしく、これまでの記事に載った店の頭文字がアルファベット順に来ているから、次は「L」の文字の店が選ばれると推理したのです。
「それは完全なる妄想ですな」
山縣さん(岸部一徳)も店長も相手にしません。
メモを取る人
オーナーは伊賀くんに、先週の後半に怪しい人はいなかったか聞きます。
編集スケジュール的に、その辺りに取材が来ているはずなのです。
伊賀くんは、食事中に黒革の手帳にメモをしている人がいたことを思い出しました。
川合くんもずっとスマホを持っている人がいたと言います。
しかし、食事中に手帳にメモを取るなんて記者しかありえないと、伊賀くんが見た人が記者だということになりました。
取材が入ったとなると、当時自分たちが何をしたのかが気になりますが、みんな思い当たるミスがありすぎました。
だんだん不安になったオーナーは、
「きっとまだウチの番じゃないわ。アルファベット順なんて、そんな単純な理由で決めるわけないでしょ!」
と、いつもの理不尽で自分の推理をなかったことにしようとします。
そして「大丈夫よ!あなたたちのミスは平凡でつまらないから記事にもならないわ」とスタッフに対して散々な言い様です。
みんなでああでもないこうでもない言い合っている中、唯一川合くんだけはニコニコしているだけです。
「だって、記事が出るかどうかもわからないし、出たら出たで仕方ないじゃん」
まさに真理!
オーナーも過ぎたことをクヨクヨしていてもしょうがないと納得しました。
覆面記者戻る
そこへ、先週メモを取っていたという覆面記者らしき初老の男性(竹中直人)が店にやってきました。
オーナーと男性は向かい合って座ります。
「私が誰かお分かりなんですね」
男性はそう言います。
やっぱり覆面記者だったんだ…みんながそう思った瞬間、男性は履歴書を差し出しました。
彼は、有名ホテルで30年間給仕をやっていて、オーナーの友人であるエッセイストの和田英代(内田慧)さんに紹介をされてこの店に来たというのです。
英代さんは、頼んでもないのに接客係のリクルートを紹介していたのでした。
男性は言います。
「この店は実にお粗末です!特に接客係の態度はお粗末で、全く教育が行き届いていない」
「この店は私にふさわしくない。お粗末だ!」
そうはっきりきっぱりと辛辣な批評をして去って行きました。
何度も「お粗末」と言われてあ然呆然のオーナー。
しかし、すぐに気を取り戻して、これはサービスの要である伊賀くんの責任だと、川合くんの教育が全くなってないからこうなるのだと伊賀くんに責任を押し付けます。
「明日から特訓して。なんとかして!」
こうして伊賀くんは、川合くんを特訓しなければならなくなりました。
川合くん(志尊淳)の特訓
いよいよ川合くんの特訓が始まりましたが、川合くんは1から10まで何もできません。
伊賀くんは、自分が持っているフレンチのマナーブックを川合くんに貸しますが、
「本を読むと眠くなるんだよなぁ」
などと呑気に言っています。
その様子を見たオーナーは不機嫌MAXです。
「このままだと川合くんは給料泥棒よ!」
と厳しい言葉をかけます。
それはあまりにも言い過ぎだと気にした伊賀くんは「あんまり気にしないで」と慰めの言葉をかけますが、川合くんはニコニコして「今日のオーナー機嫌悪かったね」と気にしていない様子。逆に不安になってきました。
なんせ、川合くんはまだテーブルの番号さえ覚えていなのです。
でも、やるだけやってみると伊賀くんは一念発起します。
特訓10日目。
ついに川合くんは、テーブルセッティングを1人でできるようになりました。
とても成長したと言えますが、オーナーは満足しません。
よく見ると、グラスに指紋がついていました。
伊賀くんは慌ててやり直そうとしますが、オーナーの不機嫌の矛先は伊賀くんに向いてしまいます。
「伊賀くんは川合くんのこと甘やかしてるんじゃない?」
「川合くんの失敗は伊賀くんの失敗!」
オーナーは今で言えば完全にパワハラとなる発言を伊賀くんにぶつけます。伊賀くんが気の毒です。
不憫に思った店長と山縣さんも、むしろ川合くんをあそこまでにしたことを褒めてあげてほしいとオーナーに訴えます。
「2人は‟お粗末おじさん”に言われたままでいいわけ!?」
あれから10日経っても、オーナーはまだ引きずっているようです。
よっぽど言い負かされたのが悔しかったとみえます。
伊賀(福士蒼汰)神様
オーナーのパワハラ発言を真に受けて、頭を悩ます伊賀くん。
そんな時に急いで行きたいところがあるからバイクで送って欲しいと川合くんに頼まれ、送って行った先は居酒屋の前でした。
川合くんは友達と待ち合わせをしていると言います。
「えっ……」
伊賀くんが困惑していると、ちょうど川合くんの美容師時代の友達と出くわしました。
「この人が、あの伊賀神様か!」
「うん、そうだよ」
川合くんは外で伊賀くんのことを神様扱いしているようです。
伊賀神様~!と2人に拝まれる伊賀くん。ますます困惑します。
しかし、川合くんはその友達に、
「今のお店、すっごく楽しいんだぁ!」
とニコニコ話し、それを聞いた友達もニコニコしています。
そんな彼らを見て、伊賀くんも思わずニッコリしてしまうのでした。
ライバル峰くん
川合くんは決して嫌々働いているわけではないと知って安心したのもつかの間、翌日特訓の時間になっても川合くんは店に来ません。
川合くんは映画の試写会のチケットをもらったから行ったものの、監督の話が長すぎて遅くなってしまったとのこと。
それを聞いて思わず黙ってしまう伊賀くんですが、「わかったよ…」と言って飲み込んでしまいました。
出勤時間を過ぎてもまだ到着しない川合くん。
オーナーの不機嫌度は最高潮に達しています。
そこに、仙台からフレンチの勉強をしたいという若者・峰くん(小関裕太)が店を訪ねてきました。
これもまた和田英代さんからの紹介だと言います。
てっきり断るのかと思いきや、オーナーは川合くんの代わりに採用を検討すると言い出しました。
伊賀くんは川合くんを庇いますが、
「ならどっちを取るのか伊賀くんが決めなさい」
と、オーナーは伊賀くんに丸投げしてきました。
よりにもよって、川合くんがいない今夜は予約がいっぱいで、ソムリエの山縣さんの手を借りなくてはいけません。
「なんでいないんだよ!川合くんは」
そんなことを言っていると、仙台から来た若者・峰くんが手伝ってくれると言います。
峰くんは、非の打ち所がない好青年で、仕事ぶりも完璧でした。
「峰くんに決まりだな」
店内にそういった空気が充満します。
しかし、伊賀くんだけはまだ川合くんを諦めていませんでした。
再び川合くんに電話をかけると、電車に忘れ物をしてしまったので取りに来たと言います。
伊賀くんは呆れますが、実はその忘れ物とは伊賀くんが貸したマナーブックでした。
川合くんは、ちゃんと持ち歩いていたのです。
川合くん(志尊淳)をクビに
伊賀くんが外している間、峰くんは空いたテーブルをセッティングしてくれていました。
「勝負あった」
どう考えても、峰くんを取る方がいいに決まっています。
そうなると、伊賀くんは川合くんをクビにしなければなりません。
そこへ、川合くんが店に到着しました。
「オーナーは来なくていいと言ったけど、来たよ!」
新しい人が働いているのを見て、これで賑やかになると嬉しそうな川合くん。
自分の居場所がなくなるとは考えないようです。
伊賀くんは川合くんに話があると裏に連れて行きます。
「みんな峰くんに働いてほしいと思ってる。峰くんが働くということは、君にはこの店を…」
「え?なに?」
なんという察しの悪さ!
天然なのかわざとなのか、とにかく川合くんに遠回しな言い方は通用しませんでした。
伊賀くんは僕が最初からなんとかしていれば…と、自分を責めます。
「いいんだよ、伊賀くん」
そう川合くんが言うので、伊賀くんは驚いて顔を上げます。
「伊賀くん、僕に何か迷惑をかけたんでしょ?僕、気にしてないから」
なんで君がそれを言うのか…川合ワールド、恐るべし。
「伊賀くんは悪くないよ、伊賀くんはいつだってちゃんとやってるもん。僕、伊賀くんと働けて毎日楽しいよ!」
そんな風に言われて、ますます何も言えなくなってしまう伊賀くんでした。
川合くん(志尊淳)の能力
結局、伊賀くんは川合くんにクビすると言えず、落ち込んでしまいます。
そして、オーナーに自分はちゃんとやっているのかを尋ねます。
「決して完璧じゃないけど、それが伊賀くんの味じゃない?完璧なものじゃつまらないでしょ」
その言葉を聞いた伊賀くんは迷いを捨て、ひとつの決断を下しました。
「峰くん…」
「わかりました!」
なんて察しのいい!
しかし、彼なら他のお店でもやっていけるでしょう。
川合くんは「ロワン・ディシー」くらいでないと務まりません。
でも、伊賀くんはきっと彼にしかできないことがあると信じています。
フロアに入った川合くんは、さっそく彼の能力を発揮します。
お店のサイトがわかりにくいと難癖をつけてきたお客様に対して、いつもの天然行動で戦意喪失させるどころか、むしろ笑顔にしてしまったのです。
「確かに、あれは川合くんにしかできないことだ」
その様子を、スマホを持った覆面記者がじーっと観察していました。
川合くんが最初に言っていたスマホを持っていた人が、本当の覆面記者だったのです。
そして、例のグルメ雑誌に「ロワン・ディシー」が紹介されました。
記事には「極上の料理と愛くるしい従業員が魅力」と書いてありました。
「ほらね!川合くんを残して良かったでしょ!」
彼を真っ先にクビにしようとしたオーナーがドヤ顔をします。
この記事のおかげでますます店は繁盛し、オーナーは川合くんをクビにすると二度と言わないようになったそうです。
ずっと、このメンバーでやっていくのだと、伊賀くんはそう思っていました。
しかし…店長の胸ポケットには退職願が入っていました。
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
第5話では竹中直人さんも
ロワン・ディシーにご来店です✨
仮名子との関係はOAで🤫明日よる10時からの放送
お見逃しなく〜🕺#竹中直人 #石原さとみ#竹中さんとても #ダンディー#Heavenご苦楽レストラン #heaven pic.twitter.com/Lmn1s5zrfF— TBS「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」【公式】 (@heaven_tbs) August 5, 2019
今回は、川合くんこと志尊淳さんのムカつくけどどこか憎めないキャラクターを存分に楽しめる回でした。
こういう役は彼にやらせるとピカイチですね!
ゲストも竹中直人さんや小関裕太さんなど、チョイ役で出るには豪華なキャスティングで、次回以降もどんなゲストが登場するのか楽しみです。
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▼次回第6話も続けて読む▼