『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2話あらすじ・ネタバレ感想!三ツ星シェフ小澤の自信を取り戻すために

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Heaven?~ご苦楽レストラン~』公式ページ

7軒のレストランを渡り歩いた伝説の三ツ星シェフ小澤さん(段田安則)。

縁あって「ロワン・ディシー」のシェフに就きましたが、なかなか客足が伸びず、すっかり自信を無くしてしまいます。

気弱になると料理に塩気が無くなってしまう小澤さん。

彼にはあるジンクスがありました。

今回もはちゃめちゃオーナー黒須仮名子(石原さとみ)がなんだかんだで問題を解決しますが、オーナーは天然なのか?それとも?

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『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2話あらすじ


「ロワン・ディシー」の開店からおよそ一ヶ月。

お客といえば、近所の石材屋の鱸(田口浩正)くらいで、店内には閑古鳥が鳴いていた。

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2話あらすじ

ある日、食事を楽しんだ仮名子(石原さとみ)は、シェフ・小澤(段田安則)をテーブルに呼び「最近の料理にはパンチが足りない」と指摘。

実は、小澤は弱気になると味が薄くなる性格で、客が来ないのは自分の料理が美味しくないからだ、と思い悩んでいるのだった。

そんな小澤の自信を取り戻そうと、仮名子は従業員たちにお店のチラシを配ることを命令!

手書きのチラシを作って客を呼ぼうと団結する。

ところが数日後、店は予想外の事態に陥ってしまう…。

小澤救出に向け、仮名子の秘策は成功するのか?

小澤シェフの秘密が明らかに!?

仮名子は小澤シェフの自信と塩気を取り戻せるのか?
出典:『Heaven?~ご苦楽レストラン~』公式ページ

【ネタバレ】『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2話の感想

味にパンチがない

陸の孤島に建つお忍びフレンチレストラン『ロワン・ディシー』が開店して1ヶ月。

毎日来店する客は黒須オーナー(石原さとみ)と石材店の鱸さん(田口浩正)だけでした。

「この店絶対潰れる…」

が口癖の小澤シェフ(段田安則)はすっかり自信喪失。

料理の味にどんどん塩気がなくなり、パンチがなくなっていきます。

味が薄くても美味しいのですが、やはり、塩気は大事。

「お客様は特別感を求めてくるものなのよ」

オーナーはドヤ顔でもっともらしいことを言っています。

その特別感を出したくても、予算に制限があって高い食材は使えず、そのこともシェフの心を圧迫していました。

小澤シェフは7つのレストランを渡り歩いた天才です。

でも、そんな天才シェフがなぜこの店に?

「やっぱりジンクスが……」

小澤シェフは人知れずつぶやきます。

シェフに塩気を

このままでは経営が大ピンチになるので、とにかくお客を呼んでシェフの自信を取り戻そうと、オーナーの発案でビラ配りをすることにしました。

今どきビラ配りなんて、効果はあるのか?と不安になるシェフでしたが、効果はてきめん。

席は満席になりましたが、どの客もリピーターになるとは思えない人たちばかり。

レストランが居酒屋状態になり、常連さんは近寄らなくなってしまいました。

「次の店も、必ず通いますから……」

諦観の笑みを浮かべる常連さん。

もう、潰れるかのような口ぶりです。

シェフの塩気はさらに15%減ってしまいました。

困ったオーナーたちは、シェフに塩気を、いや自信を取り戻すためにみんなで駅のそばにあるライバル店へ偵察に行くことにしました。

ここで、「ここの店よりシェフの料理の方が美味しい!」と言って、シェフを良い気分にさせる作戦です。

偵察だとわかると満足なサービスを受けられないかもしれないので、バレないように色々と取り繕うメンバーですが、オーナーを始め誰もうまく隠すことができません。

しかも小澤シェフは、この店のシェフが28歳だと知って落ち込んでいます。

シェフは自分が28歳の時に何をしていただろうか?と思い返してみた時に、初めて自分の料理のファンだと言ってくれる人が現れてとても嬉しかったことを思い出しました。

その人は言いました。

「そのうち君も自由になれる日が来るさ」

しかし、まだシェフは自由になれたとは言えません。

オーナーは、自分でシェフの塩気を取り戻そうと言ったにも関わらず、28歳の若造の料理に舌鼓を打っています。

その上、コースのデザートのクレープで使うリキュールが床に引火してしまい、それを伊賀くん(福士蒼汰)がジャケットを使って華麗に消したことで

「さすがサービスの要!」

と伊賀くんに注目が集まり、シェフの塩気は増えるどころか50%減してしまうという結果に。

店の予約はゼロで、いよいよ死活問題です。

料理の塩気とシェフの自信を取り戻すには、やはりお客さんを増やすしかありません。

やはりランチ営業をした方がいいと店長は訴えますが、オーナーは

「昼に飲むと夜の酒がまずくなる」

と断固として深夜営業から方針を変えるつもりはありません。

そうしてあれこれ店の宣伝方法について話していると、やけに宣伝方やその効果について詳しいシェフ。

事情を聞いてみると、実はシェフはあるジンクスを持っていて、それは行く店行く店全て潰れるというものでした。

今までの7軒は全てシェフのせいではないものの、不運にもシェフがお店で働きだすと潰れていたのでした。

「やっぱり潰れる…」

が口癖なのもそのためでした。

そんな折、伊賀くんが深夜に出す「ミッドナイトランチ」を出すことを思いつきます。

量を半分にして提供すれば、深夜でも食べやすく人気が出そうです。

3日後。

ミッドナイトランチは大当たりで、シェフの塩気は90%に戻っていました。

すると、ここでオーナーが「次々と店を潰す伝説のシェフ」と小澤さんを紹介するネット記事を友達に書かせたことが判明します。

店が繁盛していたのは、次にいつ食べられるかわからないというスリルを味わいに来ていたのでした。

それを聞いたシェフはべっこりへこんで塩気90%減。

オーナーは全くシェフを元気づけるつもりがありません。

5万円のコース

そんな時、16人で1人5万円のコースで、ワイン代は別という破格の予約が入りました。

料理の内容はシェフにおまかせだということです。

物珍しさではなく、シェフの腕を買って予約してくれた人がいたのです。

シェフの塩気は100%に取り戻せましたが、新たな問題が浮上してきました。

5万円もするコースなら、どんな食材を使っても良く、高級感を出すためには原価率で言えば30%を越えてもいいはずなのですが、節制を強いられてきた小澤シェフは、どうしても20%以上の原価率を出すことができません。

不遇の時代に貧乏がしみついてしまったのです。

「しょせん私は5,000円のコースがお似合いだ。5万円は荷が重すぎる」

またしてもしょげかえるシェフに、オーナーは

「シェフの才能が5万円で買われたのよ。好きにやればいいじゃない」

「そうか、余りを出してもいいのか…!」

余りを出してもいいという発想さえ浮かばなかったシェフ。不憫です。

今までできなかったことを満足いくまでやると張り切るシェフに

「さっそくまかない作ってくれる?美容院の予約があるの」

あくまでもマイペースなオーナーです。

シェフの初めてのファン

ウキウキと料理を考えるシェフ。

今度は張り切りすぎて、12皿もの料理を出すと言い出しました。12皿も食べきれません。

なんとか7皿にまで減らしてもらい、幹事にメニューの了解を得るも、今度は予約の前日になって

「せっかくなんでも出来るんだから、創作より基本のメニューにしよう」

とメニューを変更すると言い出します。

改めて幹事に伺ってみると、先方はあくまでもシェフの自由にと言います。

何も注文して来ないヘンテコなお客で、全く客の顔が見えてこないと、逆に困ってしまうシェフ。

「条件がないお客様は意地悪だ」

しかし、会食出席者の嫌いなものだけは伝えられていました。

その中に、きゅうりが入っているのを発見します。

シェフは、最初にファンだと言ってくれた人が、きゅうりが嫌いなことを思い出しました。

まさかあの人が今回のお客様なのでは?

シェフの自信はみるみる限界突破し、コースは完成しました。

自由になること

会食は大成功でした。

予約をしてきたのは、大手のアパレルメーカー会社の社長と社員たちで、創立30周年を記念した会食でした。

料理に大満足の社長は、シェフを呼び出します。

「まさかあの時の料理を覚えていてくれたとは」

社長は、例のウェブ記事を見つけて、シェフが自由に作った料理が食べたくなり、予約をしたのだと言います。

自分はいまだに制約のある仕事をしているとシェフが謙遜すると

「それはあえてなんだろう?制約があるのが幸せだとわかっているからこの店にいる」

しかし、放り込まれた自由の中でシェフは惑わされずに答えを出しました。

三ツ星レストランで働ける実力があるシェフが、あえてこの店で働いているのを見て、社長は勇気づけられたと語ります。

「なんか、勝手に良い話にされてる~」

コミドランの川合くん(志尊淳)は笑顔で冷静にツッコミます。

しかし、終わりよければ全て良し。

シェフはすっかり自信を取り戻しました。

オーナーが好きにやってくれて良いと言ってくれた結果です。

「オーナーは案外我々のことを考えてくれているのかも?」

しかし、シェフが好きなようにやった結果、原価率は70%を超えていました。0か100しかないシェフ。

明日から食材を使えば、原価率も下げられるから大丈夫と思っていると、キッチンから香ばしいにおいが漂ってきます。

キッチンをのぞくと、シェフが好きなように集めた高級食材を焼いてBBQをしていました。

「オーナーが頼んでいいと言ったのは、このためか…」

特にスタッフのことを考えていなかったようです。

大手の社長が『ロワン・ディシー』を推してくれていることを宣伝で使いたいところですが、マスコミを使うことはオーナーは嫌がります。

しかし、社長がSNSで既に紹介してくれていることがわかりました。

なんと、川合くんが友達申請をしたら受けてくれたので、お店を紹介してくれるように頼んでみたというのです。

「川合!グッジョブ!」

「グッジョブ!ってなんでぇ~?」

本人は何もわかっていないようですが、お店の宣伝もでき、シェフの塩気も戻って来てめでたしめでたしでした。

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第2話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

こうして様々な奇跡が起きるレストラン『ロワン・ディシー』。

何も考えていないようなオーナーですが、いい加減に見えて実は色々と考えているのかもしれません。

『ロワン・ディシー』の今後に注目です!

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