「ロワン・ディシー」=“この世の果て”という名前のフレンチレストラン。
駅からも遠い、街からも住宅地からも遠い、しかも墓の中にあるこの店に、一風変わったオーナー黒須仮名子(石原さとみ)が個性的なスタッフを集めました。
しかし、オープン4日前だというのに何も準備ができていません。
果たして、お店は開店できるのか?
佐々木倫子の人気漫画が原作の、ちょっとおかしな料理店の物語が始まりました!
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目次
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第1話あらすじ
フレンチレストランで働いていた伊賀観(福士蒼汰)は、真面目な性格で営業スマイルができないため、仲間からも客からもまったく評価されていなかった。
しかしそんな彼を高く評価する女性が現れる。
その謎の女性は黒須仮名子(石原さとみ)。
彼女は近々オープンするという自分のフレンチレストランに伊賀をスカウトする。
「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはいいサービスマンになるわ。きっと」
その言葉に心を打たれ、彼女の店で働くことを決意する伊賀。
だがそのレストランは駅からも繁華街からも住宅地からも遠く離れた墓地の中に佇む店で、しかも彼女が集めた従業員は、元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一(志尊淳)、牛丼屋の店長を5年務めていた店長・堤計太郎(勝村政信)、人に言えない秘密を抱えている不運の天才シェフ・小澤幸應(段田安則)、資格取得が趣味の元・銀行員ソムリエ・山縣重臣(岸部一徳)と、小澤以外はフレンチ未経験の素人ばかり。
仮名子はなぜそんな彼らを集めたのか?
はたして店は無事にオープンできるのか?
かつてない、“至極のフレンチレストランコメディー”の幕が開く!
出典:『Heaven?~ご苦楽レストラン~』公式ページ
【ネタバレ】『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第1話の感想
笑えないサービスマン
黒須仮名子(石原さとみ)は自分の理想のレストランを作るべく、あちこちのレストランを食べ歩いてスタッフ候補を探していました。
とあるフレンチレストランで、全く笑わない愛想のかけらもないサービスマンの伊賀(福士蒼汰)と出会い、彼をスカウトします。
「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはきっといいサービスマンになるわ」
向いていないと言われ続けていた伊賀は、そんな黒須の言葉に胸を打たれ、すぐに店を辞めて黒須の店で働くことに決めました。
深夜24時。
伊賀は言われた場所を訪ねてみると、そこはどの駅からも徒歩15分、住宅街からも繁華街からも離れた、墓地の中にその店はありました。
そこには、先に集められていたスタッフたちが、何かを悟り諦めたような笑顔で伊賀を出迎えました。
店内は中華の装飾がなされ、フレンチらしさはゼロ。
まだなんの準備もできていない様子です。
伊賀の頭に不安がよぎります。
オーナーのビジョン
伊賀以外に集められたのは3人のシェフたちと、ソムリエの山縣さん(岸部一徳)、店長の堤(勝村政信)、コミドランの川合(志尊淳)です。
レストランの場所をこの立地に決めたのは、入り口の牡丹が綺麗だったことと、自宅に近いからと言う行き当たりばったりのオーナーに、再びみんな諦観の笑顔です。
しかし、問題はそれだけではなく、なんとシェフと伊賀以外のサービス担当者3人はフレンチ初心者でした。
オープンは4日後です。
オーナーはすでにDMを発送してしまっているため、何が何でもオープンさせると言うので、店の準備とフレンチの所作をなんとか叩き込まなければいけません。
山縣さんは思わずオーナーに聞きます。
「あなたにビジョンはあるんですか?」
オーナーは、もちろんあると答えます。
「レストランに一番大切なものは何かわかる?」
- 距離感
- 味
- 非日常
- 快適な空間
それぞれがオーナーから言われた殺し文句を口にします。
「違う。たくさんお酒が飲めることよ!」
それぐらいのビジョンということか…。
伊賀は、誰にも頼らずに頑張ることに決めました。特に、オーナーには。
トイレ問題
開店まであと2日。
堤は何かを忘れているような気がしていました。
「そうだ、保健所!」
オーナーのことだから、きっと保健所に届け出をしていないのではないかと思われましたが、保健所に届け出はされていました。
しかし、1カ所追加でチェックが必要な場所がありました。
それは、トイレです。とても重要な場所です。
しかし、トイレは今日工事が入るとのことで、まだ設置されていませんでした。
これでは認可が下りようもありません。
そこで伊賀が機転を利かせて、隣りのセレモニーホール「やすらぎ会館」のトイレをレストランのトイレとすることにし、無事保健所の認可が下りました。
よくやった!と褒められ、自分がすることで怒られることはあっても褒められたことがなかった伊賀くんは感激します。
そして、待ちに待った料理の試作品ができました。
みんなでワインを開けてワイワイと試食をするという光景に自分がいる、ということにまたも感激の伊賀くん。思わず笑みがこぼれます。
「なんだかんだみんなが団結している。オーナーはもしかしてわざと?いや、まさか…」
トイレ問題も解決、料理もできて、あとは開店を待つばかりです。
オープニングパーティー
レストラン「ロワン・ディシー」のオープニングパーティー前日、オーナーはDMを500人に送付していて、パーティーを立食にするつもりであることが発覚しました。
通常500人招待すれば、300人は参加することになります。
オーナーは涼しい顔をしていますが、スタッフ一同は大慌て。
一同やっていられないという空気になりますが、伊賀はこれまでの努力が無駄になるのはもったいないと、みんなに頑張って開店しようと説得します。
それに、パーティーに来るのは、あのオーナーの知人たちです。
サービスが十分でなくてもきっと驚かないのではないかというと、みんな納得してくれました。
あとは、食器とグラスの問題です。
それについては、
「隣りから借りれば?」
という石材店の鱸さん(田口浩正)の一言で解決しました。
レストラン「ロワン・ディシー」は、またしても「やすらぎ会館」に助けてもらうことになりました。
いよいよオープニングパーティーまであと2時間。
なんと、あろうことかエアコンが作動しないことがわかります。
当然、修理も間に合いません。
オープン当日まで気がつかなかったのは、オーナーが倹約だといってエアコンをつけなかったからです。
修理は山縣さんに任せて、扇風機と氷でなんとか誤魔化すことにしました。
しかし、オープンから30分。
来たのは八百屋さんだけで、誰も客が来ません。
ただでさえわかりづらい場所ですから、DMの地図に不備があったのではないか?と確認すると、なんと電話番号が書かれていませんでした。
しかし、スタッフたちも来られたのだから、他の人もきっと来られるはずです。
2時間経っても、来たのは仕入先だけ。
「私たち、今日まで一生懸命がんばったじゃない。パーティーはちゃんとスタートできた。悪いのは、来ない客!」
と、オーナーがのんびりしているので、スタッフも休憩時間にすることにしました。
4月31日
「それにしても、なんで平成最後の日にオープンすることにしたんですか?」
川合のその一言で、オーナーはハッと気がつきます。
「え?4月って何日まで?」
急いでDMを確認すると、そこには「4月31日」と書かれていました。
そして、送付した日付は4月1日。誰も信じないわけです。
オーナーは知り合いに電話をかけまくり、夜には無事大勢のお客さんが来てくれました。
そんな中、エアコンはブレーカーが落ちていただけで無事動くようになりましたが、溜まっていたホコリが噴き出してきて、パーティーはお開き。
「本当に申し訳ございませんでした」
と深々と頭を下げる伊賀に、お客さんは、
「謝ることないよ。あんな美味いもん初めて食った!」
と、笑顔で帰っていきました。
伊賀はこのパーティーで気がついたことがありました。
オーナーが言っていた必要なもの全て、一つでも欠けてはいけない。
必要なものその一つ一つを従業員が担っていくことで、理想のレストランが出来上がるのだと。
「最初から完璧な方がいいに決まってるじゃない」
伊賀くんの気づきは、すぐさま否定されました。
オーナーは上から片っ端に声をかけたけれど、集まったのがこのメンバーだったからこのメンバーで行くしかないと言います。
「伊賀くん、あなた良いサービスマンになるわ」
鱸さんいわく、以前ここにあった中華料理店は、3ヶ月で潰れたとのこと。
「ロワン・ディシー」はどこまで持つでしょうか?
そして、店の石の看板を鱸さんに注文した際に、「金に糸目はつけない」と言ったそうです。
オーナー・黒須仮名子は、いったい何者なんでしょうか?
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
もうすぐ!
はじまるよーっ😆💕 pic.twitter.com/dzHTvJgSkZ— 火曜ドラマ「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」【公式】 (@heaven_tbs) 2019年7月9日
このドラマは、毎回石原さとみさんのファッションに注目が集まりそうです。
そして、その石原さんを囲むイケメン俳優と個性派俳優たち。
このスタッフたちの掛け合いが見どころになります。
福士蒼汰くんと志尊淳くんは可愛いの一言で、今後が楽しみです!
次回に続きます!
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