小鳥琉夏(柄本佑)が鹿浜宅に戻ってくると、ドアの前には血の跡がありました。
恐る恐る家の中に入った小鳥は‥。
小鳥の留守電を見て、鹿浜宅に戻った鹿浜鈴之介(林遣都)と馬淵悠日(仲野太賀)が目にしたものは、驚くべき光景だったのです。
弓弦(菅生新樹)に襲われた森園真澄(安田顕)とへび女(摘木星砂(松岡茉優))は無事なのでしょうか。
摘木星砂は元の自分に戻ることが出来るのか?
最終話は、鹿浜、馬淵、摘木(へび女)の恋の結末に注目です!
目次
ドラマ『初恋の悪魔』前回第9話のあらすじと振り返り
馬淵悠日(仲野太賀)と小鳥琉夏(柄本佑)は、署長・雪松鳴人(伊藤英明)の息子・弓弦(菅生新樹)を監視しています。
一方、森園真澄(安田顕)は被害者3人が境川アウトドアクラブに所属していたことに気づき、鹿浜鈴之介(林遣都)は朝陽(毎熊克哉)を転落死させた犯人が雪松であることを確信しました。
弓弦の告白で、3件の連続殺人事件の真犯人が雪松だと分かったのですが‥。
へび女(摘木星砂(松岡茉優))を襲う弓弦の左腕の肘には、火傷の痕があったのです。
【ネタバレあり】ドラマ『初恋の悪魔』第10話(最終話)あらすじと感想
シリアルキラー
小鳥琉夏(柄本佑)が鹿浜宅に戻ると、ドアの前には血の跡がありました。
小鳥は、馬淵悠日(仲野太賀)と鹿浜鈴之介(林遣都)に電話をしますが、留守電になっていて繋がりません。
傘を持って家の中を探っていた小鳥は‥。
その頃、小鳥の留守電に気づいた鹿浜と馬淵は、急いで家に戻ることにしました。
戻って来た鹿浜と馬淵を出迎えたのは、ハサミを背中に隠しながら、おにぎりを咥えた弓弦(菅生新樹)です。
弓弦は、へび女(摘木星砂(松岡茉優))が怪我をして、小鳥が病院に連れて行ったと言います。
玄関には森園真澄(安田顕)のスマホが落ちていて、弓弦は父親である署長・雪松鳴人(伊藤英明)に“またやっちゃったんで、お願い”とメッセージを送りました。
ミルトモ 編集部
息子・弓弦が起こした事件を隠蔽し、さらに、弓弦の罪を被ろうとしている雪松。
父親が助けてくれると思っている弓弦を見て、恐ろしさを感じたと同時に、雪松がしてきたことがいかに罪深いかを痛感しました。
意識を取り戻す摘木星砂(松岡茉優)
8年前、悪ふざけをしていた弓弦と少年たち(塩澤、吉長、望月)は、磯谷を溺れさせてしまいました。
弓弦から連絡を受けた雪松は、それを事故死に見せるため、4人(弓弦、塩澤、吉長、望月)で証拠を隠蔽するよう指示します。
しかし、耐えきれなくなった塩澤、吉長、望月は、警察に行こうとし‥。
弓弦はそんな3人を手に掛けるたび、父・雪松に助けを求めていたのです。
雪松から話を聞いた鹿浜は、弓弦を手に掛けようとするのですが‥。
その後、病院で手当てを受けた森園、小鳥、へび女の3人は、意識を取り戻します。
そんな中、摘木星砂は、自分がなぜ病院にいるのか分かりませんでした。
ミルトモ 編集部
それでも、毛布にくるまれた3人が無事だったことが良かったです。
摘木星砂は元の人格を取り戻しますが、寂しそうな鹿浜を見ていると、鹿浜の恋も成就して欲しかったと思いました。
摘木星砂(松岡茉優)の中で眠るへび女
弓弦が逮捕されて1か月後。
鹿浜宅では、鹿浜と馬淵と摘木の3人が、鹿浜が作った朝食を食べていました。
鹿浜は、靴下を脱ぎっぱなしで、ずっとパジャマ姿の馬淵と摘木を見て怒っています。
服部渚(佐久間由衣)は、自分に冷たい態度をとる小鳥を気にしていました。
境川警察署には新しい署長がやって来て、馬淵は総務課に戻って来ます。
「あなたはあなた自身のものだって分かったんだから‥」と摘木に言う開業医・小洗杏月(田中裕子)は、摘木の中にへび女が生きていると考えていました。
森園はカニを持って鹿浜宅にやって来て‥。
へび女が好きだったナポリタンを注文し、話しをするリサ(満島ひかり)と摘木。
摘木に目を閉じてもらったリサは、摘木の中で眠るへび女に話しかけるのでした。
ミルトモ 編集部
目の前にいる摘木が、自分が知っている摘木ではないと知っていても、リサは「これからはずっと一緒だよ」と言いました。
へび女は表面には現れませんが、摘木の中でリサの言葉を聞いているかもしれませんね。
へび女との別れ
馬淵と摘木が鹿浜宅から出ていきました。
一人になった鹿浜は、馬淵と摘木の引越し先が書かれた紙を、丸めてゴミ箱に捨てます。
その後、ゴミ袋からリンゴを2つ取り出した鹿浜は、「元に戻っただけだ」と言いました。
ある日、鹿浜が模型(家と5人の人間の模型)の前で寝ていると、摘木(へび女)が鹿浜宅にやって来ます。
へび女は、自分が消えてしまうのを察し、鹿浜にお別れを言いに来たのです。
「鹿浜鈴之介さん。あなたに会えてよかったです。あなたのこと、好きになりました。
あなたはとても素敵な人です。これからもあなたのことを想っています」
へび女の別れの言葉を聞きながら、顔を両手で隠して泣く鹿浜。
楽しそうに話しをするへび女と鹿浜は‥。
「ありがとう。僕はもう大丈夫です」
摘木は、そんな鹿浜の言葉に、背中を向けて手を振って去っていきました。
その後、鹿浜宅では、鹿浜、馬淵、小鳥、摘木による第9回自宅捜査会議が行われるのでした。
ミルトモ 編集部
その約束を叶えることは出来ませんでしたが、へび女との出会いと別れは、鹿浜の人生の糧になったと思います。
「大事なのは、ちゃんと自分のままでいる事」というへび女の言葉が、印象に残りました。
ドラマ『初恋の悪魔』第10話(最終話)まとめ
凶悪犯罪を推理するのが好きな鹿浜は、本があれば友達は必要ないと考えていました。
そんな鹿浜は、馬淵と小鳥と摘木の3人に出会ったことで変わっていきます。
鹿浜は、初めて友達(馬淵と小鳥と摘木)とカラオケに行き、摘木の中の別人格・へび女に自分の想いを告白する事が出来たのです。
一方、馬淵は、優秀な兄・朝陽と比較し、自分はダメな人間だと思っていました。
幸せになる事を放棄していた馬淵は、最後に摘木との恋を成就させます。
へび女は消えてしまいますが、鹿浜が再び誰かに恋をする姿を見てみたいと思いました。
最後に、ドラマを通して、自分らしく生きることが大事だと教えられた気がします。