活発で手先が器用なハクメイと、料理と裁縫が得意なミコチは人間ですが、身長僅か9センチしかありません。
木の中の空洞を家にして暮らす彼女らは特別ではなく、この世界の人間はみんなこれくらいの身長で、動物や虫たちと話せて、共にのんびり暮らしています。
なので出てくるキャラも人間だけじゃなく、イタチ、アナグマ、狼、狸など様々です。
自然に満ち溢れたスケールの違う景色の美しさは見ていて絵本の世界に居るようで、出てくる料理はどれも美味しそうでたまりません。
日常の「面白い時」を切り取っていく話の構成には、癒されること間違いなしです。
- 美しい自然に囲まれた風景!電気のない時代で素朴に生きるキャラはまるで絵本の世界!
- 美味しそうな食事風景はこだわりを感じる!食べてみたくなること間違いなし!
- どのキャラも個性的!キャラデザのいい登場人物ばかりなので、細かいチェックを!
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目次
アニメ『ハクメイとミコチ』キャラクター・声優
ハクメイ / 松田利冴
- この物語の主人公の1人
- 男の子に間違われやすいけど赤毛の女性
- 性格は男勝りなくらい活発で元気。面白いことにどんどん首を突っ込む
- 大工仕事や修理稼業で稼いでいる。腕がいいと評判
ミコチ / 下地紫野
- この物語のもう1人の主人公
- ロングヘアで女の子らしい女性のため、ハクメイの嫁と間違えられることもある
- 性格は何事もキッパリ決める決断力のあるしっかり者だが、少々頑固者。凝り性でもある
- 料理と裁縫、歌が上手い。料理に関しては保存食を店に卸す商売をしている
コンジュ / 悠木碧
- 歌を歌って琴を弾き、それで生計を立てている女性
- 金髪ロングヘアで、お嬢様言葉を話す
- その口調から優雅かと思いきや、雑で大ざっぱでドジな性格。けれど素直なため憎めない
セン / 安済知佳
- 沼にいる亀の骨「ジョージ」と住む、研究者の女性
- ランプと音で骨を操る「生命」について研究しており、ひょんなことからハクメイとミコチと知り合う
- 大人しく静かで知的な女性。騒がしいものを好まない
- 目が良くて暗いところが良く見える。その際に猫のように瞳孔が変わる
鰯谷 / 松風雅也
- ニホンイタチの男性。通称「イワシ」と呼ばれている
- ハクメイの大工の師匠だが、師匠扱いはむずがゆい上、ハクメイも師匠扱いせず気軽に接している
- ぶっきらぼうであるが、世話焼き
- 咥えタバコと頭にタオルを巻くのが、彼の日常的スタイル
【ネタバレ】アニメ『ハクメイとミコチ』あらすじ・感想
第1話:港町の賑わいを楽しげに描写
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港町アラビに買い出しにきた、ハクメイとミコチ。
ハクメイは初めての港町にドキドキワクワクしながら、不思議な情景、店が積み木のように重なる「積み木市場」を見回します。
そして歩き慣れているミコチが案内するのは、美味しいコーヒーを入れる喫茶店。
そこで荷物を置いてマスターと話していると、しっかり者のミコチには珍しく財布を落としてしまったことに気がつきます。
それを聞いたハクメイは探しに行こうと言い出し、マスターが気を利かせて持たせた弁当を持って、いざアラビ散策へ!
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街をあちこち歩き回って探すも、なかなか財布は見つかりません。
財布のことをハクメイが口からポロっともらすと、聞いていたアラビの商人のみんなが集まってきて、商品をミコチにどんどん貢いでいきます。
どうやらアラビでもミコチの料理の腕前は知られているようで、味見役でいろんな店に献上しているから好かれている様子。
そして、今度はいろんな店の味見のお手伝いが始まります。
そうなると放っておかれるハクメイですが、1人でもアラビを満喫する気満々。
魚が珍しいようで「なんだこれ!なんだこれ!」と色んな物を見て回ります。
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その後、市場の引き上げ時の舟唄が流れる時間となりました。
それを海を見ながら聞く2人。
アラビの海は舟唄を飲んで、陽が沈んでいきます。
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それで話は終わらず、実は財布は割と簡単に届出されており、無事見つかるというハッピーエンド。
さらに喫茶店に帰るとアラビの住人からの差し入れが届いており、朝まで2人でマスターの登坂持ちをして、この旅は終わるのでした。
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第2話:美味しそうなナシジャムと楽しげな歌い声
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収穫祭の前夜祭にて、ミコチが当日の収穫祭の歌姫に選ばれるお話です。
そこには吟遊詩人のコンジュが同票で選ばれており、エントリーした覚えのないただの梨ジャムの下ごしらえをしていたミコチは出場を辞退し、歌にプライドを持つコンジュを怒らせます。
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選ばれてもやる気のないミコチに、ハクメイは「収穫祭は以前、付喪神を讃えるものだったんだ」と説明します。
山の合間には、付喪神が明日の歌を楽しそうに待つ姿がありました。
それを聞いてミコチは歌う決心を固めます。
しかし当日、コンジュは、風邪の引き始めで喉を枯らしていました。
そこにミコチが持ってきたのは、お湯で溶かした梨ジャム!
喉にいいからと、ミコチはコンジュに手渡します。
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そして、なんとか2人は歌姫として舞台で歌うことができました。
すると、それがあまりに楽しそうだからと、付喪神が空から降りてきて、みんなでどんちゃん騒ぎを始めます。
そして歌声をエンディングまで伸ばして、この話は終わります。
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第11話:夜行列車に乗って早朝を駆ける
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ハクメイとミコチは、夜行列車に乗って早朝の釣りに行くことに。
早朝の空気、いつもと違う移動手段に、日の出前のいつもと違う街の景色。
そんなものを味わいながら、2人はコーヒーを飲んで汽車を待ちます。
乗り込む汽車は大きく、二人掛け。
食堂へ行ってお弁当を買うのが醍醐味です。
そこで2人はあーだこーだと言いながらお弁当を決めるのですが、先客が買っている「揚げ山芋」が美味しそうだったので「サンドイッチとお弁当と」と言ったところで大きな声で2人合わせて「揚げ山芋!」と叫びました。
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そして、途中で休憩のため汽車は止まります。
降りた駅ではハクメイは珍しい「玉茶」と呼ばれる、生の茶の葉を密閉した玉の瓶に詰めたものを買いました。
詰め替えで安く買える玉茶を瓶ごと買うのは、ミコチいわく「旅先だしせっかくだから、でしょ」とのこと。
楽し気に笑い、しょうがないなという顔をするミコチもまんざらではない様子。
そして「旅先では腹が減る」と言って、さらにショウガ天を買うハクメイ。
それを織田駅のまだ暗い空のもとで、ニ人仲良く食べるのでした。
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そして初めはハイテンションで今はどこなのか、外はどうなっているのかなどと話す2人ですが、お腹も膨れ、列車に揺られて心地よくなったのか、ミコチは途中で寝てしまいました。
それを起こさないよう、本を読んでるハクメイ。
段々と静かな列車での時間へと変わっていきます。
そして、窓一面に白い霧になっている中、ミコチは目覚めます。
目的地でもハクメイは釣りに張り切り、ミコチは眠そうなのが対照的。
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アニメ『ハクメイとミコチ』キャラ/声優・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
テレビ愛知にてご視聴いただきありがとうございました!
毎週「ハクメイとミコチ」を見てくれて、本当にありがとうございました🍃
きょうでTVアニメは最終回ですが、ハクメイとミコチはこれからもずっとみんなと一緒ですよ♪#hakumiko pic.twitter.com/bClpuXqOXO— TVアニメ「ハクメイとミコチ」公式 (@hakumikotv) March 30, 2018
- 歌が良く出てくるので、歌が歌える声優さんをばっちり起用しているのが、魅力を底上げしている
- 日常の美味しいものの演出を、手を抜かず、きっちりこちらに伝えてくれる熱意
- 雰囲気や瞬間瞬間の動作、表情が豊かで見ていて、ちゃんとキャラクターたちが感じている空気感が伝わってくる
楽しい、嬉しい、倦怠感、爽快感までも人生を煌めかせる材料なのだと、このアニメを見ていると感じさせてくれます。
また、ご飯の美味しさって人を元気にするなと、改めて気付かされます。
それくらい料理描写には熱を入れているので、料理好きの人はぜひ見たら実際に作ってみてほしいですね。
ただ、『ハクメイとミコチ』の1番いいところは、ただ見るだけでも、緑がいっぱいの誰も喧嘩したり悪口を言わない平和な世界で、のんびりできる点だと思います。
なので疲れている方、癒されたい方はぜひ見てください。