ペアとして息が合って来た聖子(戸田恵梨香)と麻衣(永野芽郁)。
麻衣は聖子の期待に応えたいと考えていました。そんな時、刑事課の源(三浦翔平)の隠された特殊能力が明らかになり、麻衣も能力が欲しいと思います。
翌日、聖子が有給を取っているため、1人で勤務していた麻衣は、刑事課に呼び出されます。
そこで麻衣は、初めて1人で女子高生の強制わいせつ事件の聴取をすることに。女子高生は意外にも落ち着いた様子で、ほとんど話を聞かないまま帰ってしまいました。
その夜麻衣から報告を受けた聖子は何かが引っかかっていました。
その翌日、町山交番に1人の高齢女性が駆け込んできます。女性はハコ長(ムロツヨシ)の顔を見るや否や、刑事を名乗る不審な人物から電話がかかってきたと言います。
この二つの事件で、麻衣の意外な才能が明らかになります。
目次
ドラマ『ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』 前回第2話振り返り
ひよっこ警察官の麻衣(永野芽郁)と元エース刑事の先輩・聖子(戸田恵梨香)が当直を終えた頃、
補導の常習である中学生・優太(南出凌嘉)を再び補導すると、迎えに来た母親は態度の悪い優太を叱りもせずに連れて帰ります。
麻衣は母親の無関心さが優太をグレさせているのではと思いますが、母親は仕事と義父の介護で手一杯だったのです。
その後、恋人から貰ったイヤリングを無くしてしまったという女性・理沙(山口まゆ)にも応対。
しかし、彼女の落とし物は、盗品だったのです。理沙の家は家宅捜索されることになりました。
知人の家を捜索することに戸惑う麻衣でしたが、理沙にこれ以上辛い思いしてほしくないと、長い時間をかけて部屋の中を探しましたが、結局何も出て来ず、麻衣は落ち込みます。
麻衣はまだ知らなかったのです自分にも役に立てることがあるなんて・・・。
【ネタバレ】ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』 第3話見どころ・あらすじ・感想
警察術科訓練
麻衣(永野芽郁)ら警察官は、市民の安全を守るため、週に1回柔道や剣道などの訓練を行っています。
バタバタと人を倒していく聖子(戸田恵梨香)に、副署長(千原せいじ)は女相手に手を抜くなと注意します。
しかし、聖子は女性に対して手を抜いているのではなく、怪我をしても仕事に支障をきたさない相手に本気を出しているだけなのです。
そもそも、聖子に言わせてみれば警察術の訓練が男性寄りなことが不満です。
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副署長が女性だけで暴漢を制圧しなければならないこともあると反論すると、聖子は暴漢役になって美和と麻衣に制圧させます。
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武器を持った聖子相手では、男でも5人は欲しいところ。
思い切って聖子に向かって行った麻衣ですが、ボコボコにされてしまいました。
役に立ちたい
麻衣は、聖子が手加減してくれなかったことに文句を言いつつも、本当は特別扱いされたみたいで嬉しく思っていました。
「藤さんの役に立ちたい」
麻衣は、そう強く思うようになりました。
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次の日、麻衣は交番でハコ長(ムロツヨシ)の似顔絵を描いていました。
なんでも、特殊詐欺撲滅のためのチラシ用に、イラストを描かされているのだと言います。
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その時、スーパーで女が「源刑事を呼ばないと万引きする」と言って居座っているという通報が入ります。
刑事課と交番はその通報を押しつけ合いますが、結局交番チームが出向くことになりました。
源の特殊能力
麻衣と聖子がスーパーに行くと、女はあからさまにガッカリした顔をしてみせました。
「なんで女の警察官が来るのよ!」
女は、前回万引きをした時に優しくしてくれた源にまた会いたくて、騒ぎを起こしたのでした。
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女は、娘にも孫にも相手にされず、寂しい思いをしていました。
楽しいことと言ったら、イケメンに会うことぐらいなのです。
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その時、源が駆け込んで来ました。一緒に女の娘や孫も連れてきています。
源は孫がおばあちゃんをこんな風にしたのは僕だと、自分を責めていると話し、優しい口調で女の情に訴えかけ、あっという間に騒ぎを収めてしまいました。
特殊能力が欲しい
誰の懐にもすぐに入って行って、本音を聞き出すというのが源の特殊能力でした。
実は、源は取り調べだけで何件もの事件を解決してきていました。
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彼のことを完全にかませ犬キャラだと思っていた麻衣は驚きます。
そして、自分にもそんな特殊能力が欲しいと思います。
その時、聖子が明日、同期と女子会をするために有休を取っており、麻衣は1人で交番にいなければならないことが判明します。
「え~!無理です1人なんて!」
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麻衣はなんとかしてその約束をキャンセル出来ないかと奮闘しますが、聖子相手に無駄な努力でした。
下着泥棒
次の日、麻衣は通りで特殊詐欺撲滅キャンペーンチラシを配ります。
ハコ長の顔がど真ん中に描かれたインパクト大のチラシを貰った人は、本物のハコ長の顔を見てクスクス笑います。
そんな時、窃盗事件の通報が入ります。
交番に来た女性は、コインランドリーの乾燥機から洗濯物を盗まれたと言います。
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女性は、下着を取られたため、女性の警察官がいてくれて良かったと言って帰っていきました。
麻衣が1人で作成した調書は、良く出来ているとハコ長に褒めてもらえました。
明日、聖子が見たら褒めてもらえるかもしれないと、麻衣は期待に胸を膨らませます。
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初めての聴取
その後、麻衣は刑事課に呼び出されます。
源と山田(山田裕貴)によれば、女子高生が「知らない男に変なことをされた」と駆け込んできたが、男性である自分たちとは話をしたくないというので、麻衣を呼んだと言います。
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源は初めて1人で聴取をする麻衣に、ひとまず被害状況と男の特徴を聞いたら一度部屋から出てくるように言いつけました。
「なんで私が1人の時に・・・」
麻衣はボヤキますが、やるしかありません。
「藤さんならどうするか、考えろ!」
麻衣は、部屋に入って被害者の女子高生・彩菜に聴取を始めます。
「何をされたの?」
「胸を触られて・・・」
麻衣は、調書を取りながら、事細かに当時の状況を聞き出そうとしました。
ところが、彩菜は急に「大丈夫になった」と言って、母親が迎えに来る前に帰ってしまいました。
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特殊詐欺事件
その夜、麻衣は聖子に今日あったことを報告します。
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翌日、交番に女性が駆け込んで来ました。
女性はハコ長の顔を見るなり、町山署の刑事から通帳と印鑑を預かると言われたとまくしたてます。
「それは、詐欺ですよ」
聖子たちは女性に丁寧に説明をします。
「私たち下々の警察官は、通帳や印鑑を預かれるほど信用されていないので、上の人に怒られちゃいます」
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3人は早速女性の家に行き、受け子を待ち構えました。
玄関から警官が出てきて驚いた受け子は、麻衣の方に逃げ出します。
麻衣は、すかさず男の腕をとって捻り上げます。
「なんか、出来ちゃいました肩固め!」
「お~!」
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目撃者現る
その後、麻衣はまた刑事課に呼び出されます。
わいせつ事件の方で目撃者が現れ、その証言によれば、最初に彩菜から聞いた話と少し様子が違ってきたというのです。
刑事課は目撃者である男子高生の証言を元に再現見分を行うことにしました。
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男子高生によれば、彩菜は男に後ろから口をふさがれ、胸だけではなく下半身も触られていたことがわかりました。
男子高生は、男と目が合ったが顔を覚えていないと言いますが、絵の得意な美和が似顔絵を作成してみることになりました。
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性犯罪捜査での覚悟
「あなたはもっと覚悟を持って臨むべきだった」
聖子は、麻衣に真剣な顔で話します。
麻衣は、彩菜の様子を確認しながら、寄り添って話を聞くことが出来ていませんでした。
その時、山田が『再現人形センパイ』のケアを手伝って欲しいと麻衣を連れ出します。
そして、いかに自分たち警察官が、性犯罪と慎重に向き合っているかを説明しました。
警察官は、時に被害者にとって辛い出来事を思い出させ、説明させなければなりません。
それは、聴取の内容がその後審議にかけられるからです。
被害者の証言が虚偽じゃないと証明するためには、捜査を積み重ねて行かないといけません。
「隙だらけの捜査じゃ、被害者も被疑者の人権も守られない」
山田は、聖子が言っていた『覚悟』というのは、そういうことを言っていたのだと思うと麻衣に伝えます。
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この町は俺たちで守るしかない
かつて聖子とペアだった山田は、性犯罪の捜査で、聖子が苦しんだり悩んだりしているのをたくさん見て来たと言います。
警察の仕事なんて報われないことばかりだけれど、でもこの町の事件は自分たちでなんとかするしかないのです。
「傷ついた被害者も傷つけた犯人も、このまま放っておいたらなんのための警察だよ」
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美和の描いた似顔絵が出来たため、聖子と美和は被害者の家に確認をしに行きました。
しかし、事件以来彩菜は部屋にこもり、学校にも行っていないとのこと。母親は、また日を改めて欲しいと言います。
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うますぎる絵
山田から説教を受けた麻衣は、どうして気がつかなかったのかと自分を責めていました。
ハコ長は、300円で買った、とっておきの苺大福を渡して、麻衣を励ましました。
一方、源が調べたところによると、最近起きたわいせつ事案の中で、似顔絵に似た容疑者はいませんでした。
聖子は、似顔絵が上手すぎるのだと思っていました。絵が上手い人は、自分の中で特徴を補完して描いてしまうことがあります。
源も、その線は考えていたので、別のアプローチで捜査をすることにしました。
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翌日、交番に特殊詐欺を未然に防いでもらったと、女性がお礼に来ました。
女性は、あの時麻衣が配っていたチラシを見て、ハコ長のことを思い出し交番に来たのだと言いました。
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似顔絵捜査
聖子はすぐに刑事課に麻衣の似顔絵を持っていき、捜査に使えないかと提案します。
麻衣の独特のタッチに皆首をかしげていますが、ただ麻衣は誰が見てもハコ長だとわかる、特徴をとらえた絵を描いていたのです。
麻衣は絵が下手な自分に、似顔絵捜査など無理だと言いますが、似顔絵捜査は上手く描くより誰を描いたかわかるのが重要なのです。
「彩菜さんのためにもやってみよう」
聖子にそう説得され、再度男子高生に話を聞いて、麻衣が似顔絵を作成することになりました。
しかし、一回目はイマイチな出来栄えでした。
「似顔絵捜査は人それぞれ。だから川合のやり方でやってみて」
そう言われた麻衣は、顔のパーツを食べ物などに例えてもらうと、男子高生もうまく伝えられるようになってきました。
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別件の犯人
出来上がった似顔絵の男は、目がギョロっとしたかなり個性的な人相をしていました。
でも、麻衣は実際の目はもっと小さいと思うと言います。
男子高生は、他のパーツは具体的に説明出来たのに対し、目だけは抽象的な表現だったからです。
もしかしたら、睨まれたせいで大きく見えたのかもしれないと、麻衣は推測します。
そこで聖子がペンで目を半分隠してみると、そこに現れたのは、数年前に強制わいせつで捕まえた男が浮かび上がってきました。
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調べてみると、隣の管轄では女子中高生が襲われる事件が頻発していました。
もしかすると、これは大きなヤマになるかもしれないと、刑事課はにわかに騒々しくなります。
麻衣の能力
似顔絵捜査には、相手の記憶を引き出すセンスと、洞察力が必要となります。
聖子は、麻衣にその素質があるのかもしれないと言いました。
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聖子と麻衣は、忙しい刑事課の代わりに、彩菜の家に向かいます。
しかし、今回も母親がしばらくそっとしておいてあげて欲しいと言い、彩菜に会うことが出来ませんでした。
その後、麻衣は何故かこの事件の合同特別捜査本部『特捜』に入れられることになります。
麻衣が初めて足を踏み入れた『特捜』。そこは、強面選抜大会だったのです!
ドラマ『ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』 第3話 ネタバレ・感想&まとめ
聖子の役に立ちたいと思っていた矢先、源の特殊能力を知った麻衣は、自分にもそんな能力が欲しいと思うようになります。
一度は初めての聴取に失敗し、落ち込みますが、聖子が麻衣の隠された能力に気がつき、麻衣が役に立てる日がやってきました。
麻衣の特殊能力、それは『下手ウマだけど、一発で誰かわかる似顔絵が描ける』ことです。
この能力のおかげで、麻衣はなんと特捜に入れられることになりました。
強面の刑事ばかりが集まる特捜で、麻衣は一体どう立ち回るのでしょうか?
次回も見逃せません!