ひよっこ警察官の麻衣(永野芽衣)と元エース刑事の先輩・聖子(戸田恵梨香)が当直を終えた頃、補導の常習である中学生・優太(南出凌嘉)を再び補導すると、迎えに来た母親は態度の悪い優太を叱りもせずに連れて帰ります。
麻衣は母親の無関心さが優太をグレさせているのではと思いますが、それには理由がありました。
その後、恋人から貰ったイヤリングを無くしてしまったという女性・理沙(山口まゆ)にも応対。しかし、彼女の落とし物には予期せぬ展開が待っていたのです。
目次
ドラマ『ハコヅメ ~たたかう!交番女子』第1話振り返り
「警察官になれば一生安泰」そんな軽い気持ちで警察官になった新人・川合麻衣(永野芽衣)は、通称“ハコヅメ”こと交番勤務に配属されて2週間。
真面目にやればやるほど忌み嫌われ、心身ともにキツイ仕事にすでに「辞めたい」と考え、交番所長(ハコ長)の伊賀崎(ムロツヨシ)に辞表を出すタイミングを図っていました。
そんな時、麻衣のいる町山交番に問題を起こして飛ばされたという元エース刑事の藤聖子(戸田恵梨香)が異動してきました。
麻衣は聖子とペアを組まされ、辞表を出すタイミングを失ってしまいます。
初回のパトロールから、聖子は早速その能力を発揮。麻衣はそんな聖子に振り回されます。
2人が24時間勤務する中、麻衣はある事件を目の当たりにして、完全に自信を失ってしまい、ハコ長に辞表を差し出しますが、もう少し聖子のそばにいようと思い、警察官を続けることにしたのでした。
【ネタバレ】ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』 第2話見どころ・あらすじ・感想
恐怖のパトロール
慣れない当直勤務にパトロール中に眠気に襲われてしまいます。聖子(戸田恵梨香)は、そんな麻衣を夜の学校の見回りに行かせます。
しかしその学校は刑事課の源(三浦翔平)と山田(山田裕貴)が学校荒らしを張り込みしているところでした。
「見えてはいけないものが見えるかもしれない」と聖子に脅され、おばけ怖さに警察学校の校歌を歌って誤魔化す麻衣。
源は、泥棒にバレてはまずいと、山田に麻衣を引き止めるように言いつけます。
建物の中に入った麻衣は、誰かから見られている気配を感じ、「絶対におばけだ!」と思った麻衣は、一目散に逃げだしました。
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騒ぎを聞いて泥棒は裏門から逃げ出しますが、そこには聖子がパトカーで待ち伏せをしていて、泥棒を捕まえました。
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長い一日の終わり
翌朝、当直の終わりにパトカーを洗いながら、ナチュラルボーンへたれの麻衣は、聖子のような警察官には絶対になれないと思います。
しかし、ハコ長(ムロツヨシ)は、それも仕方ないと言います。
聖子は警察学校時代、全て満点の『ミス・パーフェクト』と呼ばれる優秀な人だったからです。
おばけから逃げる時、麻衣は裏門でパトカーを見つけた時、とても安心しました。
だから町の人にもそう感じてくれる人がいるかもしれないと思い、パトカーを大切にしようと、丁寧に洗いました。
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洗車が終わり、やっと帰れる!と思った矢先、チンピラがカツアゲをしているという通報が入りました。
非行少年
現場の公園に行ってみると、カツアゲをしていたのはチンピラではなく、源と山田でした。
2人は中学生(南出凌嘉)がタバコを吸っていたので注意をしていただけだと言います。
その少年は優太という以前も補導されたことのある子でした。
麻衣たちは交番に連れて行き、母親に連絡するものの2時間経っても迎えに来ません。
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ようやく迎えに来た母親は、覇気がなく疲れた様子で、優太を叱ることもなく連れて帰っていきました。
麻衣は、母親が無関心だから息子がグレるのだと思いました。
落とし物をした女性
今度こそ帰ろうと思ったその時、彼氏から貰ったイヤリングを探しているという女性(山口まゆ)が交番を訪れました。
女性は駅から自宅までの間で落としてしまったといいます。
麻衣は、遺失物届を書くために、その女性・理沙と話し込んでしまい、届けを書き上げるまでに結局1時間もかかってしまいました。
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理沙と恋バナに花を咲かせた麻衣ですが、自身に恋愛経験はありません。
それどころか、20年間男性から異性と見られた記憶がないといいます。
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初めての尾行
翌日、何度も鳴るインターホンで目を覚ますと、ドアの前に綺麗な服を着た聖子が立っていました。
聖子はいつものスーツではなく私服に着替えて来いというのですが、麻衣は謎のキャラクターがついたTシャツしか持っていませんでした。
聖子は面倒くさくなって適当にTシャツを選ばせ、麻衣を連れ出します。
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麻衣が連れて来られたのは、刑事課でした。
薬物疑惑のあるホストを尾行するのに、女性を交える必要があり、その応援とのことです。
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聖子は山田と、麻衣は源とカップル(ペア)になることになりました。
初めての尾行の上、カップルを装わなければならないことに気が重くなってしまった麻衣ですが、聖子は薬物検挙のない町山署の中で、容疑者を捕まえることが出来れば有給がもらえるからと、目をぎらつかせています。
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セクハラです!
二組のカップルはそれぞれ対象を尾行し始めました。
源は、前回学校荒らしを聖子に取られたことで、副署長に「覚悟しとけよ」と脅されていたので、今回は絶対に自分たちの手柄にしなくてはなりません。
しかし、相棒が麻衣では不安しかありません。
横を見ると、麻衣は刑事ドラマで尾行している刑事のような険しい顔をしています。
とはいえ、尾行が始まったからにはやるしかありません。
源は麻衣とカップルらしさを見せるために手をつなごうとしました。
「やだ!セクハラです~!」
そう言って麻衣は逃げ出してしまいました。
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一方の聖子・山田カップルは通り過ぎる人達から注目を浴びていました。
山田は聖子が狂暴すぎて忘れていましたが、彼女がゴリゴリの美人だということを思い出しました。
ラブホテルに潜入
対象の男は女性と落ち合い、ラブホテルに消えていきました。
聖子と山田もそれに続いて入っていきます。
麻衣は、入ったこともないラブホテルに入るなんて無理!と言い出します。
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「何もしないから!」
源が必死で説得をしていると、指示班に同行させられていたハコ長が無線で麻衣をなだめます。
「川合くん、安心しなさい。源くんは何もしないから。そもそも刑事なんだから。連れ込まれなさい!」
源も続けます。
「聖子ちゃんだって入ったんだから!」
そう言われて、麻衣はやっとホテルに入ることを決めました。
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張り込み開始
二組は対象の部屋を挟んで張り込みを開始します。
初めてラブホテルに入った麻衣は、部屋の派手な内装や大きなお風呂にテンションが上がっています。
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麻衣たちは壁に耳をつけて隣の部屋の音を聞いて薬物を使用しているかを伺います。
源は、ちょっとでも動くと麻衣ににらまれるので、息をするだけで、セクハラで訴えられそうな雰囲気に、別の緊張感を持っていました。
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山田は源に、対象が部屋を出たとわかったら合図をすると伝えました。
それを聞いた聖子は、おもむろにベッドに座り山田に優しく語りかけ始めます。
犯人確保
ペアの時は恥ずかしくて言えなかったけど、山田の成長を見るのは楽しかったとか、また一緒に犯人を捕まえたいなどと言われていくうちに、聖子に完全にほだされてしまった山田。
その時、対象が部屋を出た音がしたので、すぐさま部屋を出た聖子。山田はそれに続きます。
一方、麻衣たちの部屋では、麻衣が間違えてベッドのパネルを押してしまい、音楽が流れだすなどしててんやわんやしていました。
その間に対象は聖子たちが確保してしまいます。
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署に戻り、何故か指示班に駆り出されたハコ長は、麻衣に高らかに宣言します。
「常日頃考えている最も大切なことは、いかに仕事をしないか。それが私のワークスタイルなんだ」
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初めての検死
お手柄により、たんまり有給をもらった聖子と麻衣は、帰って打ち上げをしようと思っていました。
その時、聖子に優太のおじいさんが亡くなったという連絡が入ります。
聖子と麻衣は検死に立ち会うことになりました。
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遺体を見ること自体初めてである麻衣は、緊張の面持ちで優太の家に向かいます。
優太の家では、母親が仕事を掛け持ちしながら、寝たきりの義父の介護をしていたということです。
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優太の祖父の身体を見た聖子は、母親がとても丁寧にケアをしていたことを見抜きます。
「これまでの献身的な介護、頭が下がります」
そう声をかけると、母親は泣き出しました。
その様子を見ていた優太は、聖子たちにお礼を言います。
「俺、母ちゃんの手がボロボロになっているなんて全然知らなかった」
優太は反省し、これからは母親を支えることを聖子と約束しました。
レベル1とミス・パーフェクト
麻衣は、母親の優太への感心のなさが非行の原因だと思っていたことを反省します。
「情けないです・・・」
しかし、ハコ長は経験値バリ高のミス・パーフェクトと比べる必要はないと言います。
なんせ、麻衣はひよっこ中のひよっこ、いわばレベル1の新米警官です。
「君はレベル1なりに出来ることをやればいいんだよ」
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「優しくもなるよ、川合を見て入れば。なんか、あの子のことを思い出しちゃうんだよね」
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麻衣が帰路についていると、イヤリングを探している理沙と出くわします。
麻衣は一緒にイヤリングを探しながら、また恋バナで盛り上がるのでした。
盗まれたイヤリング
数日後、理沙のイヤリングが実は盗品だったことが判明します。
それは、刑事課がずっと追っていた連続窃盗犯の犯行でした。
刑事が張り込みをした結果、窃盗犯は理沙の家に潜んでいることを突き止めました。
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刑事課は次の日の朝に理沙の家にガサ入れを行い、窃盗犯の菊池を捕らえる計画を立てました。
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翌朝、理沙の家でガサ入れが行われました。
仲良くなってしまった理沙の家に入り込み、家の中のものを物色するということに、麻衣は踏ん切りがつきません。
聖子はそんな麻衣を怒ることなく、外で待っているように言いつけました。
これ以上悲しい思いをさせたくない
しかし、その後盗品やピッキングの道具が出てきたことで、菊池の犯行が言い逃れ出来ないものとなりました。
理沙は泣き崩れ、部屋の外に連れ出されます。
それを見た麻衣は、再び部屋の中に入り、捜索を始めました。
源たちはもうやめていいと言いましたが、麻衣は捜索をやめません。
これから理沙はこの家に1人で住み続けなければなりません。
そんな理沙にこれ以上悲しい思いをさせないために、犯罪に関するものは一つだって置いておきたくなかったからです。
そんな麻衣の思いを聞いた聖子は、再び一緒に捜索を始めました。
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1億年経っても無理
しかし、それだけ余計に時間をかけたにも関わらず、結局何も出てきませんでした。
またしても、何も役に立てなかったと落ち込む麻衣。
しかし聖子はそれさえおこがましいと言います。
「川合は松原さんのことを思って言ったんでしょ。それでいいじゃん」
それに、聖子も無駄なことだと思っていなかったからこそ捜索を再開したのです。
麻衣は思いました。
例え、1億年経っても自分は聖子のようにはなれないと。
でも、少しでも聖子のペアにふさわしい警察官になりたいと思いました。
しかしこの時の麻衣にはまだ知らなかったのです。
何の役にも立たないと思っていた麻衣に、あんな役目があるなんて・・・。
ドラマ『ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』 第2話 感想&まとめ
今回も麻衣のいる町山交番では、様々な事件が舞い込んできました。
学校荒らし、非行中学生、イヤリングの落とし物・・・。
その中に、思いも寄らない事件が潜んでいました。
初めてのガサ入れは、麻衣が仲良くなった女性の家でした。
麻衣は、それを出来ないと拒みます。しかし、聖子はその反応は正常で、慣れてしまった自分たちが異常なのだと怒りませんでした。
麻衣のピュアさは、彼女の唯一無二の武器ですが、その姿はハコ長や聖子の知る人と重なるところがあるようでした。
それについては聖子が交番にやってきた理由と関係していそうですが、まだまだわかりません。
今後の展開を見守っていきましょう!