ドラマ『ハコビヤ』 第5話 最もいい加減でやっかいな依頼人の登場!

©「ハコビヤ」製作委員会

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キッチン白鳥の常連客・椿山(皆川猿時)は今日もツケで代金を払わず、剣(田辺誠一)と杏奈(影山優佳)に睨まれています。

そんな椿山が運び屋に依頼を持ってきました。椿山が運んでほしいと持ってきたものは、うさぎの着ぐるみ。何故運ぶかは届け先に行けばわかるというので、2人が首をかしげながら届け先に行ってみると・・・。

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ドラマ『ハコビヤ』 前回振り返り

今回の依頼人は「娘のバースデーケーキ」を届けて欲しいという三恵子(中島ひろ子)。

家出をしてしまった娘に三恵子が作ったケーキを届けて欲しいとのことですが、娘が怖くて自分で渡せないと言います。

杏奈(影山優佳)は、せっかく作ってくれたのだからと慎重にケーキを運びますが、娘の葵は受け取ってくれませんでした。

剣(田辺誠一)は、依頼人の家を訪ねた時、葵が養子であることに気がつきます。

三恵子は剣と杏奈に葵のところまで運んでもらい、「私はあなたの母親だ」と思いを伝えることが出来ました。

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【ネタバレあり】ドラマ『ハコビヤ』第5話あらすじと感想

やっかいな常連客

常連客・椿山(皆川猿時)が美味しそうにランチを頬張っています。

moyoko

椿山は以前モンスター客として登場した人です。

椿山はいつもツケで食事をしてお代を支払わないので、杏奈(影山優佳)は「今日こそは払ってもらう」と椿山を見張っていました。

「次に払わなかったら出禁だ」

剣(田辺誠一)は容赦なく通告します。
椿山は慌て出し、剣が新聞記者を辞めて、この『キッチン白鳥』を継いでからの常連なのに「そりゃないよ」と嘆いています。

moyoko

剣さん、新聞記者だったんですね。

剣の前職がFBI捜査官か何かだったと期待していた杏奈は、意外と普通の職業で少しガッカリしました。

そして、今日も椿山はお代を支払わず、そそくさと店を出て行ってしまいました。

moyoko

出禁決定ですね。

ところが、ランチ営業が終わってしばらくして、椿山は運び屋に荷物を依頼しにやってきました。

うさぎの着ぐるみ

椿山が運んでほしいものは、うさぎの着ぐるみでした。
駅前に『カシワ』という人がいるので、その人に会えばわかると言います。
そして椿山は、運び屋の代金として1万円分の馬券を置いて「仕事があるから」と、またしてもそそくさと店を出て行ってしまいました。

moyoko

でもその馬券、日付が1年前のものでした。

何故駅前にうさぎの着ぐるみを運ぶ必要があるのか・・・剣と杏奈は首をかしげながらも駅前に向かいます。
代金はもちろん、あとでしっかり回収するつもりです。

「地の果てまでも追いかける!」

駅に着くと、待っていたカシワさんは剣を椿山の代理だと思い込み、段ボールの箱を渡してきました。

moyoko

そこには、ポケットティッシュがぎっしり。

椿山は、バイトを剣たちに丸投げしてきたのでした。
剣が着ぐるみを着てティッシュを配り、杏奈はそれを見守っていましたが、ティッシュはなかなか減りません。
剣は途中で杏奈と交代してもらおうと思っていました。しかし、「剣さんの後に“間接着ぐるみ”をするのは無理」と杏奈に断られてしまい、仕方なく剣が1人でティッシュ配りを続けました。

moyoko

確かに、間接着ぐるみは無理ですね。

なんとかティッシュを配り終えた頃、椿山が現れて剣が持っていたバイト代をかすめ取り、またどこかへ消えてしまいました。

初恋の人

剣は「7のつく日」に椿山が必ず行くパチンコ屋があるのを知っていたので、そこで杏奈と椿山を待ち伏せして捕まえました。

そして椿山にうさぎの着ぐるみを着せ、車に乗せます。

moyoko

椿山は山に遺棄されるのではとヒヤヒヤしています。

実は、剣がうさぎでティッシュを配っている時、「うさぎさん、昨日のやって!」と話しかけてくる少年がいました。
少年は母親と一緒にいましたが、剣はその母子と椿山との関係を考えました。

椿山は「他に仕事が入った」と言いましたが、それは恐らくウソです。
そして、うさぎをかぶっているのに、剣にバイトをやらせたということは、その母子に対して気まずいことがあったからだと考えました。

母子の造形からして椿山と血縁関係にないと思った剣は、最終的に「初恋の人」と結論付けます。

moyoko

そしてそれはどうやら正解だったみたいです。
母親の方は椿山の高校の同級生で、学校では高嶺の花として有名な人でした。
椿山は過去に告白した回数は30回はくだらないと言います。

moyoko

もちろん、OKしてもらえていません。

最後に告白した時、椿山は「自分が日本一の芸人になったら付き合ってほしい」と伝えました。その時彼女は、笑顔を見せたということです。

moyoko

単純に返答に困っただけだと思います。

ある日のバイト中、椿山はティッシュ配りに疲れてふとパントマイムを始めました。
すると、少年が「すごい!もっとやって!」と食いついてきたのです。
その母親が、なんと椿山のマドンナだったのです。

少年は何度も「うさぎさん」の元に通ってパントマイムを見せてもらいました。
でも、もうこれ以上は・・・と思い、剣にバイトを代わってもらったのです。
現在、椿山は日本一の芸人にはなれていないどころか、ツケもろくに払えないありさまです。

「不甲斐なくて情けなくて・・・」

moyoko

とても名乗れませんね。

少年からの手紙

剣が椿山を運んだのは、ある高速バスの停留所でした。
剣によれば、今日母子は引っ越しのため町を離れるのだそうです。

椿山は剣から一通の手紙を渡されます。
それは、椿山を「うさぎさん」と慕っていた少年からの手紙でした。少年は「お友達のうさぎさんに渡してほしい」と剣に手紙を託してきたのです。

moyoko

中の人が違うとわかったんですね。

手紙には、両親が離婚することになって落ち込んでいたけど、うさぎさんのおかげで元気が出たと書かれていました。

「もう会えないけど、おうえんしています!」

椿山は「うさぎだったら誰でもいいんだろ」とひねくれたことを言いますが、剣は「あんたじゃなきゃダメだ」と椿山の背中を押します。

「日本一の芸人になるんだろ?」

椿山は思い切って車を飛び出し、うさぎの着ぐるみで母子を見送りました。
うさぎに気がついた少年は笑顔で手を振り、旅立って行きました。

moyoko

最後までうさぎに徹しました。

椿山は、日本一の芸人にはなれなかったけれど、「日本一のうさぎの着ぐるみになる!」と決心しました。

moyoko

日本一の着ぐるみとはなんでしょう(笑)

記者を辞めた理由

3人は店に戻って新メニューの試食会をしました。
杏奈はそこで、剣が新聞記者を辞めた理由を尋ねます。

剣は社会部の記者で、その頃被災地を取材することがありました。
現地の状況を伝えるのが剣の仕事でしたが、その頃から自分が届けたいものはもっと別のものかもしれないと思うように。

そんな時、前店主の父親が亡くなり、店を継ぐことになって、始めは洋食のデリバリーをしていた剣。

moyoko

そこから本格的にハコビヤの仕事を始めたのは、なんと椿山がきっかけとのことです。

友達から“借りパク”していたゲームソフトを代わりに剣に届けてもらった椿山。
再会した友達とは今でも親友だと言います。

口の軽い椿山のおかげで、そこからだんだんと運び屋の依頼が来るようになりました。
剣が運び屋を始めてわかったのは、“荷物を届けることは、思いを届けること”だということです。

moyoko

案外、些細な新メニューを完食しきっかけで始まったんですね。

た椿山は店を出ようとしました。
しかし、ドアには鍵がかかっていて、出られません。
剣と杏奈は今日こそ代金を支払ってもらうまで椿山を帰すつもりはありませんでした。

杏奈は鬼と化し、椿山扮するうさぎに店のチラシを配らせるのでした。

ドラマ『ハコビヤ』 第5話 感想&まとめ

今回は1円にもならない運び屋の仕事でした。事情も重くなく、ホッと一息回といったところです。

でも、剣の前職とハコビヤを始めたきっかけが明らかになりました。記者だったからこそ洞察力が優れているんですね。

次回はどんな依頼が来るのでしょうか? 杏奈の過去のことも気になります!

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